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「攫われた娘が戻ってきたら野生児」「村の青年が出世」「身分違いの恋(玉の輿)」「わがまま坊っちゃんと強気娘(これある意味定番かもね。「花より男子」とか)」とエピてんこ盛りだがうまく消化して美しい読後感の残るものとなっている。
村の百姓の生活を描いたにしてはのどか過ぎる気もするが(年貢の辛さとか冷害とか何も無いし。きっと温暖で裕福な村なのだろうが)主題は「恋」。二人の夕陽のシーンは絵のように美しい。恋におぼれることも無く悲恋でもない、美しく昇華されたような(ちょっとナンだと思わないでもないけど)恋がいい。 ぜひお勧めの一冊。 雷桜 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.06 22:02:55
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