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カテゴリ:き(ぎ)
昨日に引き続き明治。
タイトルがパロディなのでユーモアミステリかと思ったが、軽いタッチのミステリだった。 読後感もよし。 明治の初め、孤児な冬馬少年がベルツ先生の下で書生として働き、さまざまなことを学んでゆく…といった発端。ベルツ氏(ベルツ水が有名)の他にナウマン(ナウマン象)やらフェロノサやらやたら有名な外国人が登場し、事件に絡んでゆくのは面白い。 キャラも設定も細かいところまで面白い(花瓶がツボ←意味不明だな) ちょっと不満なのは時間経過が早い。冬馬もあっという間に大きくなってしまうし。 サクサク時代が進むのじゃなくもっと書いて欲しいな。シリーズ化希望 ちなみに章題 ・なぜ絵版師に頼まなかったのか →なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか (アガサ・クリスティ) ・九枚目は多すぎる →九マイルは遠すぎる(ハリィ・ケメルマン) ・人形はなぜ生かされる →人形はなぜ殺される(高木彬光) ・紅葉夢 →紅楼夢 (曹雪芹) ・執事たちの沈黙 →羊たちの沈黙 (トマス・ハリス) なぜ絵版師に頼まなかったのか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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