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全てではないが季節は夏、だと思う。美しい描写に酔っているうちに深い闇にひきこまれる。
夏の川沿いの陽射し(陽炎がゆらゆらと)、広がる一面の芒の原(銀の波だ)、夕暮れに浮かぶ泰山木の白い花びら(あれは結構濃密な香り)、昼間でも冷やりとする床はきしみ、奥の部屋から人形達(もちろん紅い着物)がこっちを見ている。 耽美、と言葉にすると簡単だけれど。実にいい。 ゆめこ縮緬 読んだのは文庫版のほうだけど、こっちの方が表紙は好き。 自分的メモ 文月の使者…中州・書生さん・「指は、あげましたよ」 影つづれ…ランプの宿・玉藻の前 桔梗闇…芒の原・「砂金」・見世物小屋 花溶け…泰山木・ヴァイオリン・バラさん 玉虫抄…玉虫・指 胡蝶塚…胡蝶花・ばあや 青火童女…挿絵画家・人形 ゆめこ縮緬…蛇屋・外国航路・小説を燃やす お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.24 14:56:49
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