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吉原を舞台に女達の愛と悲しみを描いた…というと映画か何かのあおりみたいだけど、雰囲気がとても好み。
大籬でなく羅生門河岸でもないほど良い大きさの中見世なのも身近(?)でいいんじゃないかな。連作短編で、登場人物がつながっているのでまた始めから読み返したくなる。舞台が舞台だけに性愛描写はあるけれど、官能小説(R18文学賞受賞だそうだ)というよりは恋愛小説で、華やかな色合いの底に切なさが隠れている。 ネットの感想でも書かれていた事だけど、ちょこちょこ史実と違うことはあるようだ。例えば「遺体をおはぐろどぶに放り込む」 …地の果ての川ならともかく、吉原を囲んでいた溝なんでしょ?!不衛生だし臭くて大変なことになりますがな! 関係ないけど吉原について詳しいサイト 松本深志高校落研OB会 http://home.a05.itscom.net/hotaru/index.html さすが、落語に吉原話はかかせないですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.06 22:00:52
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