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島原の乱(最近は「島原・天草一揆」と言うらしい。教科書はそうなってました)を題材にした歴史小説。ページ数はそうでもないが(544ページ)とにかく長い!
なんでここまで書き込むの!っていうほど書き込まれているかと思えばその人物はあっさり消えてしまう・・・脇役まで書き込みすぎです。というか登場人物多すぎて誰に感情移入して読めばいいのやら・・・徐々に主要人物はわかるとはいえ、読みづらいことこの上なし。いっそ医師サイドのみ書くとか(島原の乱ではほとんど傍観者になってしまうかもだけど)鬼塚堅物サイドから描くとかにしたほうが読みやすいのでは… 島原の乱なのに天草四郎が魅力的じゃないし、戦略としては本人も取り巻きも無謀(そこがリアルなのかもしれないが) 農民の生活や疾病について書かれているのは見事。 たしかに大作ではあるが、エンタメを求めていた私にはちょっと相性が悪かったかも 疾病のところは興味深かった。「傷寒」と書かれているのはインフルかなとか(実の所腸チフスらしい、そりゃ死ぬかも)赤斑瘡って麻疹かな天然痘じゃないよなとか。(正解?は麻疹)漢方処方が出るたびに検索したり(笑)…読むのになおさら時間がかかる! 出星前夜 私的メモ 傷寒に用いられた処方…桂枝湯、桂枝加附子湯、四逆湯 赤斑瘡に用いられた処方…黄連解毒湯、三黄瀉心湯 そのほか出てきた処方…大黄牡丹皮湯、茯苓四逆湯 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.26 22:38:24
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