|
カテゴリ:共著・アンソロジー・対談・リレー小説など
漱石の「夢十夜」より100年ということで企画されたらしいアンソロジー。「眠れなくなる」との表現と表紙でホラーかと思っていたのだが奇妙な短編と言った感じでどちらかと言えばファンタジーかも?
「本歌取り」なら、「元歌」よりも素晴らしくなっていると期待されるだけにハードルが高いのだけれど、文豪の圧勝と言った印象。各々読めば雰囲気もあってよいものもあるのだが。題材が「夢」だけに「夢オチ」といった印象になるのは残念だと思う。 阿刀田氏、萩原氏、北村氏、小池氏、小路氏のが好き。こういうアンソロは初読みの作者に出会えるのがいい。 眠れなくなる夢十夜 私的リスト 「夢一夜」阿刀田高 人を待つ 宵待草 老人 「厭だ厭だ」あさのあつこ 久利子 夢を見ない 「小鳥」西加奈子 手のひらの上の小鳥 「長い長い石段の先」萩原浩 山の上の鳥居 烏帽子 きてはいけない 「指」北村薫 砂の中に育つ茄子 「こっちへおいで」谷村志穂 火事 深い霧の中をさまよう夢 「柘榴のある風景」野中柊 Kホテル 絵葉書 「盲蛾」道尾秀介 蜘蛛 蛾 祭り 「翼」小池真理子 猫 ミロ 白い翼 「輝子の恋」小路幸也 下宿屋 思い出 生きなおす お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.08 21:31:33
コメント(0) | コメントを書く
[共著・アンソロジー・対談・リレー小説など] カテゴリの最新記事
|
|