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他のものを受け入れない「島」に十三年に一度の祭りがあり、主人公はそこへ呼び戻される。そのとき「あれ」が出たと言ううわさが流れ、そして彼は「何か」を「見て」しまう人なのだった…となるとちょっと小野不由美っぽいような感じも受けるのだが、もっとおどろおどろしくない感じ、かな?
独特の風習のある島、幼馴染の友人、「見える」能力、謎の祭りと、ミステリや和風ファンタジーの定番を扱いながら「夏」あるいは「青春」を感じさせる秀作。長男は「持念兄弟」を持つとか、十三年に一度の大祭とか白蛇様とか、ありがちなものも独特なものもとてもいい。 設定もさることながらキャラクターが非常に魅力的で実に好みだ。 「持念兄弟」の二人(でも「持念兄弟じゃなくても一番仲が良かったと思う」と言う言葉はいい!)の関係がまたよい。 主人公がなぜ船に弱いのかとかちょっとした謎は残るが全体の雰囲気に読まされてしまった感がある。実に好みなラノベを読んだような読後感。好き。 白いへび眠る島 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.11 23:02:56
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