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この人の作品のようなミステリを「イヤミス」というらしい。漢字を当てると「嫌ミス」かな?嫌な後味のミステリということだろうか。
この本もそういう意味では「嫌ミス」だ。 構成は悪くないと思うのだが、表現がイマイチ。 どちらも女子高生だからというわけではないのだろうが、どちらの視点か、今誰が話しているのかが友人の名前がでてこないとすっきり伝わってこないのはいかがなものか。 それが 「個性のあまりない、というか皆と違うことで差別されることを恐れて個性を隠そうとしてその結果似たような人物描写になる」 と、わざと没個性な女子高生像を描いているとしたら、それは深読みしすぎ?純文学じゃなくてエンタメ小説なんだからそこまで深読みする必要はないと思うんだけど。 あと世間狭すぎ(笑)ま、リアルな女子高生の生活範囲なんてそんなに広くはないけれど。特に一見平凡な女子高生、に見えるわけだし。 その分伏線回収がパズル的にぴたりとはまっていく訳ですが。パズルのための登場人物、という印象を受けてしまうのはもったいないと思う。 全体的に「…ですが、」という感想ばかりだなぁ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.18 00:10:13
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