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カテゴリ:本についてあれこれ(感想以外)
2月の読書メーター
読んだ本の数:2 読んだページ数:893 ナイス数:52 グレイヴディッガー (講談社文庫)の感想 TV「逃走中」が視聴率がいいように、追われる者というジャンルは心奪われるものがある。なぜ、誰に追われているのか謎のまま逃げ回りつつかつ期限までにたどり着かねばならない場所がある。「改心した元悪党」という設定もよし。 読了日:02月18日 著者:高野 和明 ガソリン生活の感想 語り手が誰であるか、というのは小説の読み心地において重要なファクターであるのだけれどこの1人称の本の語り手は車、である。小さな伏線が次々と回収されていくのは快感でもあるが、視点が自家用車であるから登場人物が車に乗っている(あるいは付近にいる)ときのことしかわからない、という制約が逆にうまく働き、また「車同士のネットワーク」で人間は知らないけど真実を車たちは(そして読者は)知っている、というのがまた心地いいのだ。よい。 読了日:02月16日 著者:伊坂 幸太郎 読書メーター お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.12 18:32:30
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