東の花の散る前に……

某店内でたまたま耳にした、私には縁が無かった音楽。
いつもならそのままスルーして、
私の人生には何の影響もなさないはずだった。
そう、私の辞書には、このジャンルのページは無かった。

でも、何だか気になった。
私にとって、「なんじゃ？こりゃ？」←ごめんなさい(^_^;)
が、どうしても気になった。

始めは、バンド名なのか、曲名なのかさえ分からなかった。

「毛皮？」
「マリーズ？」

やっぱり、「なっじゃ？そりゃ？」だった(^_^;)

音楽に精通してる若い娘にいろいろ聞いてみた。
とりあえず、ＣＤも聴いた。

うん、やっぱり、私には分からない世界。

でも、気になった。


ここまで気になると、もうどうしても気になる(笑)


たまたま、ホントにタイミング良く、
地元でライブがあると聞いた。
音楽好きな友人を誘ってチケットを取った。

その直後、
彼等がもう直ぐ解散すると知った。


そしてライブに行った。
ほとんど曲も知らないし、どういう雰囲気かも未知だった。

彼らの世界は不思議だった。
ファンの皆さんは陶酔していた。
熱気がハンパなかった。
私には、まだ良さとかそういうのが分からない状態だったが、
あの独特な雰囲気は嫌じゃない。
曲とか全部知ってたら、きっともっと楽しめたのだろうと思う。
とにかく、不思議な魅力はある。

私にとってはカリスマにはならないけれど、人を惹き付ける。

『こういうのも、アリかも？』

そう思えた出会いだった。


【毛皮のマリーズ】

私の知らない世界を教えてくれた。