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そろそろ彼チャマからお誘いがくるかなって思いながら でも会いたいの一言が言えなくて 朝から普通にメールをして過ごす。 「明日はどーする?まだはっきりわかんないけど。ゆずの予定は?」 夕方彼から待望のメール。 『彼とデートじゃなかったら、買い物一緒に行こうって友達からメールもらってるの。彼チャマからのラブコール待ちよ。柚は会いたいよー』 友達には、彼が誘ってくれそうだからってメールしておいた。 その後何も連絡がないまま朝になる。 『おはよ。今日は?』 「ごめん、昼まで仕事に出なきゃいけなくなって。友達と買い物に行ってきて」 えーーーー 仕事昼までなら誘ってくれないの? 前も仕事の後 会ってくれたのになぁ。 友達と買い物もいいけど、柚はちょっとでも彼チャマに会いたいのになー。 もう友達に半分断わったかたちになったし 急に買い物に行く気もしなくて 『友達に買い物断わったから 今日は家でいい子にしてる』って返事を入れた。 「じゃ、仕事早めに切り上げるから、12時にいつものとこで待ってて」 え、会えるの? がっくり諦めたすぐ後、誘ってくれたらいいのにって思ったら すぐ誘いのメール。 なんか思ったとおりになってうれしいけど すっごく念力送ってしまったかな? あたしって、怖いオンナかも。 昨日から考えてた、プライベートレーベルの赤いチェックのワンピに白いカーディガン。 ちょっと涼しい時に着てみたかったんだもん。 どうしても彼に見てもらいたかったし、後ろのファスナー 彼にあげてもらいたくて…。 ほら、よく映画でもあるでしょ(笑) いくつか洋服を買って、彼のお昼を選ぶ。 手作りのお惣菜屋さんで お弁当。 何が好きなのかな? すごく迷って 和食のカロリーひかえ目なやつにした。 自分には、焼きたてパン。 おいしそうなカレーパンを彼にもひとつ。 彼のために何か選ぶのは楽しい。 いつもこんな生活がしたいなー。 おいしいもの 何か作ってあげたいなーなんて、贅沢なことを考えてしまう。 車に置きに帰ったら、後ろから彼の車。 彼がいつもと違う格好に驚いてる。 「どーしたの?今日はなんか違うね。すっごいぶりっ子(死語)」 『たまには、こんなおんなのこっぽくワンピースとか着てみたいなって思って。サンダルにもリボンついてるし 最近髪も長くなって ゆるいウエーブヘアに合うでしょ? 変? こんなの嫌い?』 「いや。嫌いじゃないよ。あまりにいつもと違うゆずだからさぁ。」 一緒にお部屋でお昼を食べた。 横に並んでると 彼のお箸の持ち方がとっても下手なのに気付く。 『お箸持つの すっごいへたくそなんだ(笑)』 「うん、人前じゃ なるべく隠してるんだけど」 そういえばあんまり彼がお箸を持って食べるトコ まじまじ見たことなかったな。 5年も付き合ってるのに、新たな発見。 歯磨きしてたら 後ろからスカートの中にもぐってくるし。 かわいい赤いワンピースの中にレースの赤い下着。 とっても喜んでくれたみたい。 「自治会の人はその後どうなったん?」 何のことか一瞬わかんなかった。 あぁ、役員をしてた人が、メールをいれて来てたこと 彼にメールしたんだった。 そっけない態度をとってて、飲み会が延期になったから その後何もなくて、すっかり自分の中では終わってた話。 でも彼は気にしてくれてたんだ。(ちょっと感激) 『もう何もないよ。ただ誕生日にお祝いしてくれるらしいから、どうなんだろ(笑)』 「俺が思うには、何かメールとかしてくるんじゃないかな?いいきっかけだもん」 『ゆずね、今までこうやってメールで誘ってくる人って、サッカー派の人ばっかよ。この人とか、前友達のだんなさんもそうだし。彼チャマもサッカー派でしょ?』 「俺はサッカー好きだけど、自分はしないから違うって」 どんなたわいもない話をしても楽しくてしかたない。 一緒にお風呂に入って いつもゆずの足の指をポキポキって鳴らすのがくせ。 いつからなんだろ? なんか気付くと 足首とかふくらはぎとか触られてる。 足のすねがすべすべで、すっごくさわり心地がいいらしい。 彼にどこか触られてると 落ち着く。 彼に触れてると ここにいるんだってなんか安心。 いつだってこんなキモチでいられるなんて…。 あたしの運命の人って 彼なんじゃないのかな…? こんなことを思ってしまう 念願のファスナーを彼にあげてもらった。 『これしてもらいたかったのー。この瞬間すっごく女の子扱いされてる感じがする~』 彼苦笑い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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