定期預金が年金に
夜、実家から電話がくる。大失敗をしてしまった。……との事。また(しょっちゅうなのしょっちゅうなの涙)訪問販売にでもひっかかったかと思いつつ、話を聞くと……。銀行に定期預金に行ったら、変な年金保険に入ってしまったということ。担当者の進めで、入ったものが、よくよく考えると意に反する年金保険だったらしい。母は忙しい最中に出かけて、早く契約して帰りたかったし、父は完全に母任せで深くは考えずに契約しちゃったとのこと。なんか、投資系の保険らしくて(苦笑)。ようするに、損をする可能性があるということ。順調にいけば、年利率で考えると定期預金よりずっといいわけだけれど、根本的に間違ってる。両親が今回のお金を定期預金をする理由というのは、銀行の利息が良くなったこと。今すぐに使うお金ではないこと。ではあって、これをそのまま解釈すれば「使わないお金を有効的に活用してお金を増やしたい」ってことになるのかもしれないけどね。個々の家の事情なんていうものは、そんな単純なものじゃないんだ。まず、第一に。その額を預けている理由は銀行がつぶれたとしても、その額は完全に保障される額だからだ。第二に、今必要としていないけれど、将来のもしもの時の為の大切なお金だということ。その将来は明日かもしれないってことだ。第三に、うちは、両親の年に差があって、現在は父の年金で母を養い、母の年金も父の年金から払っているという状況だ。それがまだ5年以上は続くんだ。リスク0の為にその額の定期をしにいったんだ!必要時に下ろせるお金でなければならないんだ!年金貰っている人が年金入ってどうする! 今が一番収入足りないんだ!本人が死亡した場合、元本+数十パーセントのお金が下りるそうだけれどね。父は子供にお金を残したいと思ってくれているから。そういう言葉に弱くて、乗せられてしまったのだろうけれど。自分達のお金は、自分達が使えるような状態にしておかないとダメなんだよ。子供達が相続するのは、あまったお金。死んでまで養おうと思わないで。そういう親心を利用しないでよ……。