カテゴリ:遍路かく語りき
久々のお遍路の話です。
珍しく入れた画像はこの前道後温泉前で撮影してきた遍路道の案内石柱。コレはすぐ近くの石手寺への案内です。遍路道の要所に配置されているので、歩き遍路の心強い味方です。 さて、今日は「参拝に関する情報」&「遍路用品購入」についてです。 「参拝に関する情報」・・・これは参拝方法・参拝に必要な道具等になるかと思います。 インターネットで「遍路」「四国 遍路」と検索するとお遍路の知識のHPが複数ヒットしますので、これらを参考にされるといいですね。 初めてのお遍路の場合、参拝方法に戸惑うことになります。 巡拝バスツアー遍路の場合、先達(せんだつ・遍路の経験が豊富な引率者)が同乗しているので心配は無用です。(タクシー遍路の場合は各タクシー会社に問い合わせてみて下さい。遍路になれた運転手さんなら先達もやるだろうし。) 個人で遍路をされる方は、遍路のガイドブックを購入することをお勧めします。道路地図や札所情報に加え参拝方法等も書かれてますからねこの際、複数のガイドブックを立ち読みし自分の遍路手段にあったガイドブックを購入するように。歩き遍路通し打ちの方が観光メインの大きなガイドブックを持ち歩くのは大変ですし、マイカー遍路の方が歩き遍路用のガイドブックを使うと通れない道があります 原付・バイク・レンタカー・マイカー遍路の方の多くは、ガイドブックよりも普通の道路地図の方が使い勝手がイイでしょう。大抵の地図には目印として札所も掲載してあります。この場合、札所周辺地図詳細や参拝方法などをHPから印刷して持ち歩くといいですね。あと、地図上には札所番号は記載されてませんので、順打ち・逆打ちの方はあらかじめ地図に番号を記入しておくと さて、参拝方法の1つ・・・本堂・大師堂での納経について。これは、各HPやガイドブックで書かれてる事がさまざまです 「般若心経」1返の読経はどのHP・ガイドブックも共通ですが、それに加え「開経偈」1返 ・「御本尊真言」(大師堂では唱えない)3返・「光明真言」3返・「御宝号」3返 ・「回向文」1返 と書かれているものもあり、更に「懺悔文」1返 ・「三帰」1返 ・「三賁」1返 ・「十善戒」1返・「発菩提心真言」1返 ・「三摩耶戒真言」1返 ・「十三仏真言」3返が加えられているものもあります。 また、「般若心経」を写経して納める納経もあります。 これについての見解は後で。 さて、「遍路用品購入」インターネットの通信販売や大きな札所(第一番霊山寺など)、札所門前の専門店などで購入することが出来ます。四国内の仏具店にも取り扱ってるお店があります。 遍路に必要な道具をインターネット検索やガイドブックで複数調べて頂きたい。これも各HP・ガイドブックによってさまざまなのです まず、服装。昔からの慣例で着用されているものですが、基本は白衣・輪袈裟・金剛杖。更に、菅笠・数珠・杖袋・頭蛇袋・持鈴・手甲・脚絆などなど。 持ち物も、経本(「般若心経」だけのものや「八十八ヶ所巡拝用」のものがあります)・納札・納経帳(もしくは納経掛け軸・半衣:納経所で墨書&朱印を書いていただくもの)・ロウソク・線香・ライターなどなど。 また、持っていると便利なモノもありますが、これは巡拝手段に応じて違ってきます。 ・・・悩みますよね?私はかなり悩みました 色々なHPやガイドブックをみてみると 遍路は心構えが大切 と云うような内容が書いてあります。人それぞれ遍路の目的も違えば、巡拝手段も違います。そして、真言宗派の信徒でなくても遍路はできます。 よって私個人の結論・・・自分の巡礼手段等を考えた服装・道具でいいんではないでしょうか? きちんとした格好をしたい人は全て揃えるもよし、基本的な服装・道具だけ揃えるもよし、普段着でもよし。 あ、ウォーキングシューズは必需品。どんな巡拝手段でも必ず歩きますから、自分の足にあった靴を選んでくださいあわない靴だと柚迦のように靴擦れできて地獄を見ますよ 先ほど後回しにした納経についても同じです。自分が選んだ納経方法でいいんではないでしょうか? 「般若心経」読経だけでもよし、ガイドブックやHPで調べたお経を全て読経するもよし、真言宗以外の他宗派の方や他宗教の方は無理に「般若心経」を唱えなくてもよし。 要は、自分の目的を持って遍路をする・・・この心構えさえあれば立派な遍路さんですよ さてと、今回も長くなってしまいました。 次回は「遍路の心得・マナー・注意点」など書きたいと思います。 あと、参考までに私個人の遍路スタイル一式を書ければいいな お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月29日 13時08分22秒
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