カテゴリ:四国八十八ヶ所巡拝日記
14:20仙遊寺を出発、まず来た道を国道196号線まで戻ります。(歩き遍路は仙遊寺仁王門を少し下った所に歩き遍路専用の山道があります)林道を下る途中、『←栄福寺・国分寺→』と案内の書かれた分岐点があり・・・迷わず国分寺方面に進行・・・で、下りきって突き当たった道は「ここ、何号線?」道路標識には『←今治市内・小松 丹原→』としか書かれてません取り合えず今治市内方面へ道を進めると、暫くして『県道155号線』の標識と1時間程前に見た『栄福寺』の案内標識。つまり、道は違えど戻ってくるルートなわけかまあ、順打ちの巡拝ツアーバス等と遭遇すると入れ違いが大変なので、マイカー遍路にはこちらの方がいいかもね
さて、県道155号線から国道317号線に入り国道196号線へ。そのまま小松・丹原方面へ進行します。燃料補給をしておこうとを探しながら走行してると・・・ヘルメットに甲虫(多分カナブン)激突カメムシほどではないけど(6/18塩塚高原ツーリング日記参照)広範囲に飛び散った体液は強烈急いでに飛び込みへGoついでに給油を済ませ、再出発 案内標識に従い左折し、暫く進み県道156号線へ進行し・・・14:40到着。 第五十九番 金光山国分寺(真言律宗 本尊・薬師如来) 写真は境内にある「握手修行大師」握手をして願を掛けますが、お大師さまが忙しいので願掛けは一人1つだそうです 鐘楼は「柱の土台がひび割れのため、釣鐘はたたかないようにお願い致します」と書かれてました。 こちらの札所でこの遍路初めてバイク遍路さんと遭遇、HONDAの400ccと250ccの若いカップル遍路さんでした・・・バイク遍路さんに出会えたのは嬉しかったのですが、お邪魔しないよう声は掛けずまたお会いできるといいな さて参拝を済ませ、これで今治市内の6寺を制覇 時間を見てみると15時・・・まだ大丈夫だと判断し、次の札所へ出発 県道156号線を小松・丹原方面へ進行、再び国道196号線へ合流し今治市を脱出。西条市小松町(旧周桑郡)に入り、国道11号線へ。このあたりは6月の塩塚高原ツーリング帰路で通った時に各札所の場所等確認しておいたのでバッチリ第六十一・六十二・六十三番札所前をスルーし第六十番札所の案内標識に従い山の方へ左折。 先に六十一~六十三番札所を打っておく方が効率がいいのですが、一応順打ちと決めている柚迦は敢えて後回しにしました。また、ガイドブックをチラッと見たところ、六十番札所だけ国道11号線から離れた場所にあるので次回遍路の際の効率を考えて今日済ませておく方がいいだろうと気楽に判断したわけで・・・この判断は結果オーライだったわけですが・・・。 第六十番札所へ続く道はどんどん山を登り、険しい林道になっていきます。「こんなトコに札所あるの?」という位の林道。でも、所々に案内看板があります・・・で、少し広くなった道に突き当たり見えた看板は「石鎚登山ロープウェー」そして、六十番札所の看板・・・えっ、石鎚山に登ってるのか (気付くのが遅すぎる)案内標識に従い進んだ道は更に険しい林道というか舗装された山道仙遊寺の林道なんて比じゃない・・・山道好きの柚迦、燃えてきました対向車に気をつけながらどんどん登っていき、駐車場から6km手前の所で料金所登場往復通行料(二輪350円)を払います。こちらの料金所、ここからお寺までの片道6kmの道路施設・駐車場・水洗トイレ・駐車場~札所の歩道などの維持管理費として徴収されています。ここから先は札所への遍路しか使わない道だから料金徴収は当然かなちなみに、普通車1800円・軽四乗用1400円・バス3600円です。 料金所のおじさんにここから先の所要時間を聞いてみると おじさん「駐車場に着いてから5分ほど歩くよ」 柚迦「じゃあ、今日はここで終了になるかな?」 おじさん「参拝済ませてここを通る時にゃ17時になってるだろうね」 現在時間は16:10・・・つまり、先に六十一~六十三番を参拝してから来たのでは間に合わなかったってコトですか(遍路の参拝時間は決まりがあります、詳しくは下記) おじさんにお礼を言って出発・・・いや~、これほどの山道は初めてかも知んない駐車場に着く頃には燃え尽きてました 16:25 山頂の駐車場に到着。と、「また会ったね」と声を掛けてきたのは栄福寺で会ったお遍路おじさん・・・マイカー遍路なのに早っ 駐車場から札所へと続く歩行者道(コンクリ舗装)は森の中を下っていき、やっと札所に到着。 第六十番 石鉄山(石鎚山)横峰寺(真言宗御室派 本尊・大日如来) 写真は歩行者道から見えた本堂。石鎚山の北側中腹にある山奥の札所です。 お坊様がすでに火の始末を始めているので「線香とロウソク、まだいいですか?」と聞いてから慌ただしく参拝、納経所へ急ぎます。 ここで注釈・遍路は参拝時間が決まっています。午前7時~午後5時・・・納経所の受付時間ですただし、季節によっては各札所で時間の変更があります。こちらの横峰寺は冬季は林道が通行制限のため午前8時~午後4時に変更されるそうです。 ゆっくり散歩しながら駐車場に帰る途中、慌てて下ってくる遍路男性と遭遇 遍路「まだ間に合いますかね?」 柚迦「(時計を見ると16:55)ここからだと5分位掛かるから急げば間に合いますよ」 ・・・間に合ったかな? 散歩途中で見つけた自販機・・・よく見ると高山料金しかもほとんど売り切れ 駐車場に戻った所で時間は17時、本日のお遍路終了となりました。国道11号線まで戻り、そのまま松山方面へ進行。途中、石鎚山ハイウェイオアシス館へ立ち寄りのんびりと走行 18:45無事に帰宅しました。 今治市内での迷子さえなければもう少し進めたと思うと残念で仕方ありません慌ただしく出発した遍路だから仕方ありませんが、今後はこういう事態に備え早めに情報収集しておこうと考えさせられた第2回目の遍路となりました。 ※帰宅後に調べた「横峰寺」の情報。 札所第3番目の高さ(標高約700m)四国八十八ヶ所最大の難関といわれる。横峰寺にお参りできれば、どこの札所へも行けるといわれる程の道 殆どの札所が門前まで行けるが、横峰寺だけは最近までは自分の足で急な坂道を二時間余りも登らなくてはならなかった 2004年、台風災害にて道路崩落・参詣不能となり、納経所を横峰寺別院(「石鎚登山ロープウェー」の看板方向に進む県道142号線沿いにあります)にて仮納経所を開設。2005年3月1日道路復旧。 スゴイ札所だったのね・・・区切り打ちの当日最初の札所にしてたら体力が持たなかったかも お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月04日 13時57分51秒
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