カテゴリ:日々の日記&戯言
昨日のローカルニュースで砥部動物園のインドゾウ「ハナ子」の死亡が報じられました。
シロクマ「ピース」の人工保育で有名になった砥部動物園・・・その前身・道後動物園の時から人気を集めてきた「ハナ子」。 私が生まれる前にはもう動物園にいたので、私にとって『動物園には象さんが二頭いる(「ハナ子」と雄の「太郎」)』のは当たり前の事でした。 昭和62年10月、施設の老朽化等に伴い道後動物園から砥部への移転が決まり(道後動物園は道後温泉のすぐ側にありました)、動物大移動の様子がローカルニュースで報じられました。大きな檻で運ばれていく二頭の象の映像は圧巻「ハナ子」と「太郎」の名前をはっきり覚えたのはこの時でした。 ちなみに移動の際に使われた檻は砥部動物園に向かう歩道に今も展示されていて、動物園に行く度に大移動の事を思い出します。 昭和63年4月、砥部動物園開園。こじんまりとしていた道後動物園と比べ広々とした砥部動物園、展示方式もパノラマ展示に変わりました。ゾウエリアを悠然と歩き回る「太郎」「ハナ子」は貫禄があってカッコ良くて、それでいて優しそうな目と餌をねだる芸達者な仕草が愛らしくて・・・いつもゾウエリアの前で長居してました。 子供の頃はよく行ってた動物園、大人になってからは足が遠のいていましたが3年前甥っ子が生まれたのを期に一緒に行くようになりました。 インドゾウ&大きくなったアフリカゾウ(砥部動物園開園2年目に仲間入り。当時2歳の小さな象でした。)の計四頭のゾウエリアは人気健在。甥っ子も象を見ると嬉しそうで、いつも象と一緒に写真を撮って喜んでます。 動物園の人気者だった「ハナ子」平成18年7月11日夕刻、死亡・享年33歳。 地方新聞によると、遺体は死因詳細を調べた後、骨格標本にされる予定だそうです。 そして、残させた「太郎」は「ハナ子」を探すしぐさをみせるなど動揺した様子でいるそうです。本当に仲の良かった二頭でした。象の情愛の深さを改めて感じます。 私にとって、動物園にいることが当たり前だった「ハナ子」・・・もう動物園に行ってもその貫禄ある愛らしい姿はありません。・・・思い出が頭の中を駆け巡って、涙が止まりません。 砥部動物園では8月末まで来園者用の献花台を設置するとのことなので、献花に行こうと思います。 ハナ子、たくさんの思い出をありがとう。安らかに・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月14日 11時48分40秒
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