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カテゴリ:生活ごと
今日はかなり久しぶりの来客があった。 旦那のゼミの後輩なのだが、20代女性である。 私も久しぶりの来客に料理の腕が鳴る…訳でもなく。 ただ片づけをし、やっすんをいつもより早くお風呂に入らせた位である 彼女の話はズバリ仕事のこと。 大学を卒業して4年間とある超有名企業に勤めていたのだが、 この度退職の運びとなったとのこと。 その原因は多々あるのだけれど、途中体調を崩し通院もしていたそうである。 私自身もそういう経験があるだけに、無理はして欲しくないと思った。 男性とは違って女性は将来生命を生み育てる身。そのことまで考慮しないといけないからだ。 「子どもを産むか産まないか」という選択を自身がした結果ではなく、 「産めない」という現実を突きつけられることほど女性にとってダメージの大きい 出来事はないと思う。 それは【女として生きる道】を閉ざされてしまう事に他ならないと思うからだ。 今後彼女の身体にそういう弊害がないよう祈りたい。 それはさておき。 彼女はとても優秀もちろん頭脳も私とは比べ物にならないほど良い。 何が凄いかと言うと、悩んでいる原因 → 解決方法を自分自身でちゃんと見極めている。 その結果【自分が会社を去る】といった選択肢を選んだ訳だが、大学出たての女性一人が この古く閉鎖的な関西の環境でけなげにも【営業】という肩書きで頑張ってきたのだと思うと 頭が下がる 更に自身の営業に加え、「人を育て、数字を上げること」まで課せられていたと言うのだから 本当に驚く。 いくら企業がお金をかけられないとは言え、若干20代、大学出たての人間に何を求めているのか? 正直【捨て駒】、【成果が上がればラッキー】位の思惑が見え見えだ。 そのことが聡明な彼女に分からない訳が無かろうに。。 もっと早く話を聞く時間を持ってあげれば良かったと思わずにはいられない。。。 彼女にとってイチバンの不幸は【優秀すぎたこと】なのではなかろうか? はっきり言って彼女の仲間は日本最高学府を受験&合格出来るほどの人たち。 私から見ても「おい、お前ら一度社会でこてんぱんにされろや」と思うほど 頭が回って憎たらしくて、そんなヤツが良い待遇で仕事していると思うと 「今度来たらどうやってチクチクいじめてやろうかしら?」と思わずにいられないほど 優秀小僧ばかりなのだ。 最もヤツラは中身が腐ってるのだけれど、自分の頭脳に価値があると分かっているからこそ傲慢になる。 (それを本気でいじめてやろうという私も相当なもんだと思うが、人としての経験じゃ負けないからね) 「何処の大手企業が女は最高にアツイ(=レベル高い)ですかねえ??」などと平然と言う。 大学の名前を聞けば誰もが納得し、学閥で結構なところまで出世が約束されるであろう。 そんな中に居ながら彼女は本当に素直で前向きなのだ。 上記の小僧の中には【地獄に落ちろや!!】と思う人間も居るのに、そういうヤツほど飄々と 世の中を渡ってしまう。実に気の毒極まりない。 日本はこれから人手不足社会に突入する。そこで必要になるのは女性の大量雇用。 その中で優秀な女性は一握りであるからこそ、企業はぜひ「優秀な女性を使いこなせる上司」 の育成を真剣に考えなければならない時代になったのではないか?と思わずにはいられない。。
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Last updated
April 9, 2006 02:10:58 PM
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