繰り返す愚かなデフレ政策
12月3日の日経朝刊21面《大機小機》の危険なデフレ政策は、来年度の税制改正に対する的を得た指摘である。政府税調は、机上の数字いじりではなく、世の中の庶民一般がどう反応するかという心理面を考えてほしい。デジタル景気はこの8月ごろから下降局面に入っている。来年は相当厳しいと覚悟せねばならない状況である。しかし、1年我慢すれば回復すると関係者はほぼみんなそう思っているのである。ここでまた橋本政権と同じ過ちをしてはならない。こういうときこそ政策の先送りは歓迎である。じっとしていてほしい。