日本の鉄鋼業が復活
日経夕刊に『鉄鋼業が復活した理由』と題したコラムがあった。結論は、国内にある自動車や電機などの業界からの厳しい要求に応えて高度な技術力を磨いたからと書かれてあった。これが世界をリードする競争力をつけた理由だ。日本人の物に対する拘りやキメの細かさ等は若い人達に受け継いでもらわねばならない。海外との競争で優位にある日本の特色だ。バスに乗り遅れるなという形で安易に中国や東南アジア、インドなど海外進出というか海外流出していく姿を見ると、日本の将来が心配になる。日本の良き伝統が失われていくことがあってはならない。確かに日本の企業は厳しい要求を突きつけてくる。と同時に価格面でも厳しい。しかし、こうやってもう少し日本国内でお互いが良い関係で刺激しあい、世界をリードする技術力を高める切磋琢磨は必要だと思う。価格競争でお互い自分達の首を絞めて、結果的に日本の産業弱体化になってはいけない。このままでは日本は生き残れないという自覺をみんなが持って、各界の英知を結集していってほしいものだ。