買い負けする日本企業
2月1日の日経新聞に、『買い負ける日本』と題したコラムが掲載されていた。日本の現状を少なからず言い当てていると思う。
原材料価格の高騰を価格に転嫁できない、という日本企業全体の問題が、中国やその他の新興国に対して適切な価格を提示できない日本の構図を指摘している。日本国内のシェア競争による行き過ぎた低価格競争が起因しているとの指摘である。
日本企業同士が狭い国内でお互いの首を絞めあっているのである。その結果、国際競争力を失っていく。
それは日本国内の消費者へも購買力低下という形であらわれている。低価格競争→賃金上がらず→購買力低下→低価格競争という悪循環である。
いつも何かに追いまくられている日本。
もっと心豊かで落ち着いた社会にしていきたいものだ。
みんなが同じ方向に向いているから過当競争になるのだ。