存在意義が危ない経団連
この十数年で、日本の社会構造も大きく変わったが、次の新しい社会を見出だすところまでには行っていない。まだ古い体制が残っている。そのひとつが経団連だろう。学生の新卒採用活動を遅らせるべき、との商社などからの要望に対して検討してきたが、結局現在の10月から12月にしただけだった。全く意味の無い提案だ。反対する企業の声に押されたそうだが、本当にそうなのだろうか?私の知る限り、企業の人事担当者は、4月あるいは6月以降に遅くしてほしいという人のほうが多い。4月の入社受け入れ準備に忙しいのに、何故だという気持ちだろう。意味の無い就職協定はやめるべきだ。企業の自由にしたら良い。そして、内定取り消しをした企業名を公表すべきだ。そうすれは、企業も採用活動を慎重にするだろう。一年先はどうなるかわからない時代なのだから。ほしい人材を通年で募集する時代に変わっていくと思う。経団連もそのうち無用の長物となるだろう。