半導体がITを推進し世の中を変えてきた
日本に唯一残された半導体メモリDRAM会社であるエルピーダメモリが存亡の危機にある。DRAMは過去30年以上も半導体業界の先頭を走って日本の産業基盤拡大に貢献してきた。半導体はあらゆる産業の発展に貢献してきたのである。エルピーダメモリには今までの先端技術を蓄積したノウハウが沢山ある。この会社で働く技術者や関連従業員は表彰されてもいいと思う。なでしこジャパンのように。しかし、最近の価格暴落で大赤字になり、存亡の危機にある。韓国や台湾に価格力で勝てなくなってしまった。円高が止めを刺そうとしている。韓国や台湾へ先端技術を教えたのは日本である。いまや製造能力では日本を超えてしまった。製造は任せるしかないだろう。しかし、先端技術まで手放すことになれば、日本全体の産業基盤も危なくなる。そういう危機意識は政治家にあるだろうか?またマスコミや一般国民にはあまり理解できていないのではないだろうか?もうひとつのルネサスエレクトロニクスもマイコン半導体の雄として頑張っているが、ここも非常に苦しい状況である。ここにも最先端技術者たちがたくさんいる。半導体では残る東芝がフラッシュメモリで韓国サムスンと激しい競争を繰り広げている。エルピーダメモリの存亡は東芝や、ルネサスエレクトロニクス、パナソニックその他関連産業への影響が大である。日本ほどすべての産業を広範囲にカバーできている国は無い。いま、その国力の源泉である技術力が存亡出来るかどうか問われている。メイドインジャパンの最先端技術が崩壊していくのだけは見たくない。宜しければクリックお願いします。にほんブログ村