半導体業界の大再編が大詰めの段階
いよいよ大詰め段階になってきたようだ。きょうの新聞各紙は、ルネサスの大リストラ案が報道されていた。1万人以上の削減を盛り込んだ提案がされたようだ。この件についてはまた書いていくが、私なりの見解を述べておきたい。とうとうくるところまで来てしまった。エルピーダが経営破綻したが、ルネサスが実態は経営破綻したも同じだ。日立、三菱、NECがどこまで支援するかも大事だが、去年既に大リストラをしており、さらにまた巨額の支援をすることについては議論があるだろう。特にNECは本体そのもが大変なリストラをせざるを得ない状況であり、ルネサス支援どころではないだろう。今までの企業統合は成功したのだろうか?やはり無理があったと考えるのが妥当だと思う。日本の製造業全体にも影響する半導体業界再編には注視していく。