白鵬の相撲は見苦しいのでもう見ない
きのうの白鵬は、また強烈な張り手で相手をぐらつかせて勝った。しかし、本来の張り手ではない。喧嘩相撲に等しく、とても横綱がする行為ではない。新顔の正代に対して、もっとちゃんと受け止めて横綱らしさを見せてほしかった。しかし、正代の声援にカッとなったのか、まるでけんか腰にしか見えなかった。先場所も、見苦しい場面が多々あったが、相撲協会としても何らかの対策を考えてほしい。せっかくの大記録が達成されても、横綱としての評価は下がる一方だ。それは大相撲人気にも影響すると思う。もう50年以上にわたって大相撲を見ているのだが、こんなに荒っぽい相撲を取る横綱はいなかった。お互いがガツンと当たりあって、相手が脳震盪を起こすのは何度も見たが、白鵬の張り手はそういうことが起きうるやり方だ。稽古場ではしているのかも知れないが、本場所にやるものではない。日本人力士は、同じようにカッとなって真似しないようにしてほしい。お互いの力を充分出して戦ってほしい。きょうから白鵬の相撲は見る気がしない。