盛り上がらなかった参議院議員選挙が激動の始まりか?
バブル崩壊以降、日本の低迷は30年になろうとしています。いくらのんびりしたお人よしの国民でも、やはり何かおかしいのではないかと感じ始めています。今までの国の政策は間違っていたのではないかと。安倍政権が誕生して、デフレ脱却の処方箋がいろいろ出されましたが、結局一般庶民にはその実感がありません。日銀の金融緩和も信用できなくなりました。将来に不安を抱えた状態では、消費は増えないでしょう。そして所得格差が大きな問題になって、社会不安を感じるようになりました。いじめ問題は子供だけでなく大人社会にも大きな影を落としています。テロに匹敵するような殺傷事件も度々報道されています。この国は何か間違った方向に進んでいるのではないかと不安になってきます。野党も解体されたも同然で、参議院選挙も表面上は盛り上がりませんでした。しかし、その底流では国民の不満がマグマのように溜まっていたのでしょう。当初はまったく相手にされなかった、【れいわ新選組】と【NHKから国民を守る党】が議席を獲得してしまいました。そして、れいわ新選組にエールを送る議員や、N国党に入党する人も出てきました。N国党は、NHK問題以外は個人の意見を尊重すると言ってるようですから、面白いと思いました。参議院は政党の枠が外れていく動きが起きてくる可能性を感じました。個人的には良いことだと思います。NHKのことを考えていない人が、恥も外聞もなく一緒になるのはどうかと思いますが。ほかの野党も参議院の独自性を謳うのであれば、党議拘束を外すような思い切った改革をしたらどうでしょうか。党にしばられないで議員が自由に発言できる場にしてほしいと思います。そうすれば本音の議論が活発になっていくのではないでしょうか。個人的には今の自民党は衰退に向かっているように感じます。そして既成野党も同様です。それが必然的に投票率低下につながっただけだと思います。そういう閉塞状態の国政に風穴を開けるであろう、【れいわ新選組】と【NHKから国民を守る党】の今後の動きに注目していきましょう。にほんブログ村