騒がしい世の中で自分を見失わないことが重要
なんとも騒がしく、先が見えない世の中になったものだ。ベルリンの壁が崩壊して、アメリカ含む資本主義自由国家が進むかと思いきや、9.11テロあたりからおかしくなってきた。日本はバブル崩壊から、不良債権処理に明け暮れて、人員削減の嵐に見舞われる。早期退職はニュースにもならないくらい当たり前になってしまった。転職がしやすくなったという面ではいいのかも知れない。シニアも働きやすくなったかも知れない。しかし、社会全体としては格差が拡大し、ひずみが顕在化してきた。少子化対策と称していろいろな政策が実行されてきたが、それで働く人々は幸せになっただろうか?いくらお金をばらまいても、満足感は得られているだろうか?子供の不登校やいじめ問題が盛んに言われるようになってから、相当な月日が絶つが、改善されるどころかますます悪化しているように思う。最近では中高年の引きこもりがニュースになっている。若者の引きこもりを合わせると100万人を超える人たちがいるらしい。物があふれ、豊かになっているはずの日本で、なぜこういうことになっているのか?アベノミクスを信じる人は、もういないはずなのに、方向転換できずとうとうマイナス金利まで導入されてしまった。やっぱりおかしい。今の資本主義経済は間違っていると、みんなが思い始めている。地方は人口減少で疲弊してきているのに、都心には人口流入して、タワーマンションも建ち、人が溢れている。通勤電車は40年前と変わらずぎゅうぎゅう詰めだ。輸送能力は大幅に増加しているはずなのにだ。それなのにまだ人を集めようとするのは何故なのか?横浜市がIR誘致に動き出した、という。観光立国を目指すとか、税収目当てだとかいろいろな理由があるだろうが、横浜市の未来をどのようにしたいのか?外国人ばかりで賑わう観光地にしたいのか?雇用にも役立つというらしいが、この人手不足で困っているときに、意味があるのだろうか?雇用政策も見当違いのことをしているのではないだろうか?ただ騒がしく、浮かれた姿は、かつてのバブル時代を思い出す。その先には、あの時よりももっと悲惨な結末が待っているような気がする。ここでもっと落ち着いて考えよう。GDP至上主義は改めよう。人口減少は必然なのだから、それに見合った国にしていこう。会社にしがみつく時代は終わったのだから、人生二毛作、三毛作と考えて楽しもう。そのためには、今まで企業が負担していた福祉政策は、どこの自治体に行っても恩恵を受けられるように、抜本的に改革していくべきだ。本当に豊かな日本を創っていくために、気軽に話が出来る社会にしていこう。SNSでの批難中傷に明け暮れる社会は終わりにしよう。マスコミはもっと独自取材の力をつけて、真に役立つ豊かな報道をしていこう。官製報道ばかりで、どのテレビ局も新聞も金太郎飴では、報道の自由を議論する資格はない。専門家が正しいとは限らない時代だ。フェイクニュースも当たり前の時代だ。それに惑わされないで、自分の考えを一人一人が持つことが重要だ。将来、AIロボットに使われないためにも、落ち着いて考えられる世の中にしていこう。にほんブログ村