愉快な老後(嵐山光三郎)が面白い
朝日新聞の夕刊一面に、嵐山光三郎が書いているコラムが面白いので、いつも楽しみである。きょうは、『愉快な老後』というタイトルである。同窓会で集まると自分が一番若く見えると思うのだが、後から送られてくる集合写真を見ると、同じように自分も年をとっているのがわかり愕然とする。60代は病気の話だったが、70代になると墓の話になるそうだ。私ももうすぐ70代の仲間入りするが、何となくわかる。でもまだ早いとも思う。微妙だ。体が動かなくなって、目もかすむようになる。そして思考が持続しない、というのはその通りだ。だから役職定年というのは理にかなっているのだ。最後の言葉には笑ってしまった。『70代高齢者の発言は、ほとんどが失言です。これにより、すべての老人は冗談を言って生きていればいい、ということがわかります。』財務大臣の麻生さんも引退したほうがいい。冗談では済まないのだから。