結婚が当たり前でなくなった時代に思うこと
昔は結婚するのは当たり前であったが、最近は当たり前でなくなったようだ。昔は女性であれば20歳台で、男性でも30歳前半には結婚しているか、一生懸命相手を探すことが当たり前であったが、近年は結婚年齢がもっと遅くなり、そもそも結婚しない人が相当増えているというのを実感する。昔は、お見合いの話を持ってくる人がいて、出会いのチャンスは強制的にあったものだ。しかし、もうそれは昔の話で、今は当人が自分で探さなければならない状況のようだ。だから、結婚しないというより出会いが少なくて結婚できない状況だと考えるべきかも知れない。そもそも結婚をしなければいけないという意識が薄れていることも大きいなと思う。そこで思うのは、こういう現状では政府や自治体が少子化対策をいろいろしても歯止めはなかなかかけられないように思う。何故こういう時代環境になっかたかは、色々理由があるだろうが、それは価値観の多様化が大きいだろう。いろいろ思うこともあるが、この流れはなかなか止まらない。親戚も少なくなり、個人が孤立して行く時代になっている。近年の世相はそのように殺伐としたものになっている。しかし、今回のコロナ禍で、人間同士のつながりが見直されているのは少し気持ちが穏やかになる。