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カテゴリ:映画編
「男たちの大和」を見ました。 誘われていきましたので、見る前には、特に関心がある映画でもありません でしたし、さして感慨も受けない映画だろうなと思っていきましたが。。 見た後には、思うことの多い映画でした。 映画としてとらえた場合、役者の演技、CGの出来、他の映画と比べての 批評、カメラワークなどの話になりますが、(そういった点で突っ込みどこ ろは多数ありますが) 第2次世界大戦、日本の敗戦、多くの人の戦死というテーマを背負ってしま ったこの作品は、ほとんど、娯楽映画というよりは、そこにあった史実、 ドキュメンタリーとしてとらえるしかない重さがあります。 同時期に見た、キングコングは、エンターテイメントとしていい映画 だと思いますが、同じ映画として土俵には、立たせられないですね。 外国映画でいえば、「シュリ」とか「JSA」とかが背負っている重さ 史実だけが持つ重さがあります。 終わった後には、 「大和に乗って昭和20年4月7日に、大和にのっていった下級士官や 15歳の少年兵達の思いは、どんなものだっただろうか。」 「自分の死んだ後に、残された日本人が死ぬ可能性が減るなら、 自分たちの死でもって、将来の日本人が学ぶことがあるなら 本望だと」 そう彼らが思っていたのなら、彼らの純粋すぎる貢献に対して 今の我々(私)が、誇れる生き方をしているのだろうか。 はっきり、「あなたたちの死は無駄にはしてないよ。」と言い切れるの か?? そんなことに思いを馳せました。 感傷的になりましたが、 ネットで見ましたが、こんな話があったそうです。 ○映画を見終わった後に、トイレ眼を真っ赤にした私に年配のご婦人が映画 どうでした」と尋ねられたので、「良かったです。当時の方たちの思いを無 駄にしてはならないと思いました。」 「戦争を経験している者としてあなたのような若い方にそう言ってもらえて よかった。ありがとう」 「こちらこそ、ありがとうございました」となぜかおもわず頭が下がりまし た。 戦死した方に感謝しつつ、平和な時代に生まれたことも感謝しつつ、 後悔しないようにかみしめて、日々を敬虔に生きないといけないと 感じた映画です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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