7時起床。昨夜は排尿時に目覚めた以外は良眠。ショートステイで体がなまったのか、ベッドの柵に掴まっての立ち上がり訓練がうまくできない。いつもの倍の時間が掛かる。歩行も頭が下がり、体が九の字になって重い。朝食前、朝食中も目をつぶったまま。朝食に40分掛かる。デイサービスの車が来る5分前に、玄関で靴を履き替えようとしていると、「うんち出た」と叫ぶ。
「えっ?おしっこじゃないの?」「うんち!」。大焦りで左足を蹴りながら、トイレへ。リハパンを降ろすと、うんちが5cmほど出掛かってる!便器の位置にお尻を合わせ、中腰姿勢のまま中量排便。時間がない時に、リハパンも汚さずスムーズに排便できてラッキー。お尻を拭いているとお迎えの車が到着。1、2分遅れで、A苑に送り出す。16時半に帰宅。直後から車椅子でウトウトし始める。
17時、N先生より脳のCT検査の結果の電話がある。脳はかなり萎縮しているが、新たに脳梗塞が起きるなどの大きな変化はないとのこと。脳が萎縮すると、脳室が大きくなり、水頭症になりやすくなるが、まだ水は溜まっていないらしい。多発性脳梗塞の増加もない様子だが、そうだとすると現在の状況は何が原因なのだろうか?ショートステイでの出来事を話すと、気分に改善が見られないのは薬が弱過ぎるのかということで、薬を変更することになる。
18時から阪神×中日戦を観戦。19時半、鰻重の出前を取って、双子が駆け回るなかを義妹と一緒に夕食。甥は今朝37.5℃の熱が出たが、よく食べ、元気はある。姪はますますオシャマな感じになり、“パンダ、ジイジ、あった、頂戴、赤”など単語をよく喋る。状況をきちんと理解して話すのにはびっくりする。姪が入浴のため2階へ上がると、父が「寝る」とベッドを指差す。
洗面中、甥は父が座っている椅子の肘掛に両手を掛けて、歯磨きの様子をじっと観察する。リハビリ後、21時半就寝。すぐに寝入るが、途中で何度か目覚め、尿パッドを交換。0時半過ぎには、「起きる!」と言うので、「まだ夜の1時だよ」と体に触れながら返事をすると、「わかった」と答え、安心したように眠る。排尿量620cc。水分摂取量1610cc。