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テーマ:今日の出来事(292783)
カテゴリ:アートシーン
土曜日にオリエントの美術を観に行ってきました。
7000年以上の歴史のなかで奇跡的に残ったモノ達を 目にするのはスリリング。 紀元前5000年代の山羊疾走文鉢の模様は山羊に見えなくて、ただ殴り 書きのような円形がたくさん描いてあったのには驚きました。 疾走しているのを見たら、そう見えたのかも。^^凄い発想!@@ 一番奇跡的に思えたのは、修復した形跡がまったくない、ガラスや 陶器の物が何点もあったことです。 薄い透明なローマンガラスは2層にはさんだ作りになっているらしかったけど、 表と裏に金で模様が描かれていて優雅でした。 どなた様が使っていたんでしょうね~?絶世の美女が似合いそうでした。 14世紀のイランの藍釉金彩壺は夢の世界にしか出てこないような 絶妙な配色、深い藍色に白で細かいアラビアンな模様、ポイントになる 花のような柄には茶系に金を重ねている。 10世紀のイランの多彩釉の陶器、線刻もがっしり入った二重のひまわりの ような花の柄の鉢、その右にあった緑と茶に紫が入ったのも、幻想的でした。 こんなのに出会うと作った人間の感性に打ちのめされます。イランの人が持 っている感性が私が好きなのかな~? スペインに伝わったイスラム文化の源流だしね~。 紀元前10~6の赤い鹿型の土器、女性土偶の形も新鮮でした。 ↑ピカソみたいな鳥の頭部の造形ではありませんか?^^12~13Cイラン オリエントの美術展は3月24日まで 「みどころ」っていう所をクリックしてみてね。 *オマケ* アガサ.クリスティーがイラクのニムルドの遺跡の発掘 に行っていたというのと、あのアラビアのロレンスとして 名高いT.E.ロレンスも考古学者だったって、初めて知りま した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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