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テーマ:気になるテレビ番組(2925)
カテゴリ:シネマ
逃走したために日本一有名になった杉本裕太容疑者、
あんなに日本中から極悪非道人みたいに扱われるとは 思ってもみなかったのでは。 そういう私だって、玄関のドアにチェーンかけた方が いいのかも?と一瞬思ったのですけど。 その前の日に奇しくもC.イーストウッド監督、出演の 「パーフェクトワールド」っていうDVDを観たばかり だったので、皆とちょっとだけ、この逃走に関しては 捉え方が違うのかもしれない。 だって容疑者として捕まる前は、その辺りにいる あたりまえに近い一般人の一人だった杉本裕太容疑者、 (そりゃあやったらしい事は酷過ぎる事ですけど。) 人殺しでもない人でも、一旦反社会的という烙印を押 されたら、もうどうしようもなく社会全体から扉を閉 ざされてしまうんだな~! という思いがしました。ホームレスの人に対する反応と 同じです。 「パーフェクトワールド」では生まれ落ちた親の影響で 幼年期にグレてしまった青年が少年院→刑務所入り→ 脱獄。 押し入った民家で少年を人質にして逃亡する。それを逮 捕するため追いかける警察、FBI,という話。 犯人ブッチ役はケビン.コスナー。 この犯人は脱獄の仲間を逃走途中で殺してしまうのですが 、理由は人質の少年に危害を加えようとしたから。 少年と話をしている内にだんだん信頼感が二人の中に芽生 えてくる。少年の家が「エホバの証人」という米国では一般的 ではないキリスト教の宗派なので、キリスト教の行事のク リスマスや今や日本でも一般化しつつあるハロウィンも参加 したことが無い、遊園地に行ってローラーコースターに乗っ たり、綿あめを食べたことが無いと知って、逃走犯は少年が 気の毒になる。 タイトルの「パーフェクトワールド」は犯人ブッチが持っている 夢=”こどもが虐待を受けたりしない、子供の夢、やりたいこ とが叶えられる世界の事” なんだろうと思ったが、違うのかな? 自分と他の人をはあまりに違う存在だと差別するのは、どんな もんなんでしょう? 自分を含めて、日本人はあまりに一線を引きたがる国民のよう な気がします。C.イーストウッド監督は人間のあいだに線を引か ないという主張を作品で表しているように思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014/01/12 06:56:41 PM
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