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テーマ:気になるテレビ番組(2924)
カテゴリ:世界が気になってみた。
今回のこの番組のテーマは「客室維持装置に異常あり」 です。 二酸化炭素の増大による異常気象はもう現実化している。 北極では氷のなかのバクテリアが温暖化のために活発化して バクテリアの黒い色のスポットが、熱を吸収し氷の融解を加速 している。 北極の冷気の位置もこれまでとは変化してきて、「温かい北極、 冷たい大陸」という北極よりも外に寒気が居座る形になったという。
中心の水色の点が北極点で、ずっと右上のカムチャッカ半島 から、南はスカンジナビア半島を覆っていた寒気が2009年に は、かなり移動しているのがよく解ります。 もっと悪い事に、永久凍土が溶け出した事により メタンハイドレートからメタンが空中に出だしているそうです。 メタンは二酸化炭素よりも20倍もの温室効果があるそうで、 いったん溶け出したら、パンドラの箱が開いた状態だそうです。
参考までに *** ペルム紀(Permian period)末の大量絶滅
ほぼ全ての陸地が1つの超大陸としてまとまることとなった ペルム紀の終わり(P-T境界)に、地球史上最大規模とも 言われる大量絶滅が起こった。このとき絶滅した種の割合 は、海洋生物のうちの96%。全ての生物種の90%から95%に 達すると言われる。原因はまだよくわかっていないが、 スーパープルームにより地球史上もっとも激しい火山活動 が起き、それによる気候変動がメタンハイドレートを融解 させて更なる気候変動が起こるなどの大規模な環境変化が 発生し、大量絶滅に繋がったとする説がある。
メタンハイドレートとは "燃える氷"と表現されることが多く、メタンと水が混じった氷 状で海底に存在する。世界中の海に広く分布するが、特に日 本近海に多く存在することから、日本のことを「隠れた資源大 国」と表現する例が増えてきました。一方、採掘に伴って起こ り得る環境へのリスクから、「悪魔の資源」と表現した例もあり 、良くも悪くも注目度が高まっている物質と言えるでしょう。
メタンハイドレートの主成分であるメタンはCO2の20倍の温 室効果があるとされ、採掘に伴って大量のメタンガスが大気 中に出れば地球温暖化を招くと問題視されています。また、 温暖化が進むことによって海水温が上がり、その結果メタン ハイドレートが溶けさらに多くのメタンが放出されるという 悪循環が起こるであろうという仮説も発表されています。 一方、メタンハイドレートはそのままでも少しずつ溶け出し 大気中に放出されていることから、「むしろ燃焼させてエネ ルギー源とした方が温暖化対策になる」という意見もありま す。
メタンハイドレートは海底の地層の中に存在するため、そこか ら採掘することによって地盤沈下を引き起こしたり、最悪の場 合は巨大地震を誘発する危険性まで指摘されています。一方、 関係者からは「メタンハイドレートのある地層は巨大地震の震源 となりうる地点よりも浅いところに存在するため、地震を誘発する 可能性は低い」という反論も上がっています。どちらにしてもはっ きりとした結論に至っておらず、今後の研究が望まれます。
*** もう一つ追加するとメタンは酸素と結びつきやすいので、 メタンが大量に空気中に放出したために、地球上は酸欠 になってペルム紀の大量絶滅に繋がったという説もあるの でした。
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最終更新日
2014/01/22 02:16:32 PM
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