なぜか5月頃にBSが受信できなくなった。そのうち10月頃に9chでアンジャッシュの渡部建が都内(23区内)の居酒屋を「ハシゴ」する番組を見つけた。吉田類の番組は月曜の夜9時から1時間で4軒紹介だが、この番組は木曜の夜11時半からの30分番組で3軒。
吉田類の番組は「独り呑み」だが、渡部建の番組は「3人呑み」で渡部が2本どりの間にゲスト2人が入れ替わるパターン。それとエリアが全国でなく都内23区限定となっている。吉田の番組は1軒ごとに昼間の立ち寄りが入るが渡部の番組は冒頭から日没後である。
いわば吉田の番組は「ぶらりオヤジの独り旅」的な趣がある。かたや渡部の番組は「趣向を変えたプチ飲み会」的な雰囲気だろうか。とりあえず個人的な最近の傾向として吉田の趣向より渡部の雰囲気の方がリサーチの価値が高いかなあと云う感じで時折見ている。
しかし吉田の番組には(彼が詩人ということも影響していると思うが)何がしかの雰囲気が漂うのである。それは単に夜の酒場だけを映すのではなく、昼の街の風情が重なるからではないかと感じている。やはり夜の酒場だけを直截に映すのは何となく刹那的である。