あの当時、小沢は今と同じ一兵卒(無役)で前原は代表そして野田は国対委員長だった。たしかに武部の倅に何か怪しいカネ(利権)が絡んでいそうだ、となれば政権与党幹事長のスキャンダルとして面白い。けれどガセだった。それと似た光景が今はお白州の中だ。
そして本来「お白州の中」で仕事をすべき「三百代言」の人たちが国会や議会の中に溢れかえっている。まるで「司法制度改革」の「成れの果て」が眼の前に広がる様な姿である。つまり弁護士ではロクに食えないから議員で食っていこうか、と云う程度の志でしかない。
どうも大阪城には「ハシモト」という名の「シロアリ」が巣食っているらしい。この「シロアリ」は2年で大阪府庁の借金を減らすどころか逆に増やした。それがバレるのを回避しようと今度は「ふしあわせ」の呪文を唱え中田宏や山田宏よろしく「W大阪」を乗っ取ったのだ。
まさに「悪貨は良貨を駆逐する」の諺どおりだ。いまだに不便で耐震性に乏しいWTC庁舎へ通勤する府庁職員の声を誰もインタビューし巷に流さない。彼を支える堺屋太一という人間が経済企画庁長官として小渕政権で如何なる政策を実行したか誰も問い掛けない。
岩手の水沢江刺に7ヶ月以上も足を運ばずにいた小沢と翌朝にデタラメ委員長をヘリに乗せ部下の諫言を聞き捨てて原発に赴いた菅。どちらも今は批難や批判の渦中に居るが個人的には同じ評価をしている。どちらも、それぞれ間違っていることは確かである。