という気がしてる。もうトウの昔にナベツネ新聞やワカミヤ新聞は急速に右旋回してしまい逆にサンケイ新聞の方がストレート・ニュースの面ではマシなくらいだ。あとトウキョウ新聞あたりは未だ頑張っている。それに比べるとテレビ各局の談合ぶりは酷すぎるのである。
かつて当時のイタリア共産党のトリアッティが社会主義の実現の道筋として提示した構造改革というプロットが日本で新自由主義の実現の道筋として提示されていたという皮肉。こうしたコトバの巧みなスリカエは辺見庸が10数年来ずっと主張してきた通りの展開だ。
こうやって巧みな紛い物のコトバのシロップ漬けとなった日本人の脳ミソはマロングラッセとは似ても似つかない腐臭を放ち始めているのではないか。それは原子力発電所再稼動を巡る政治決断というテーゼが簡単にGW最中ドサクサに紛れて再起動すると思うから。