ザコＦ２の隠れ部屋

読書週間ですね。
いまさら気づいたので、ちと読書週間強化特集をしようかと。

とりあげるのは三島由紀夫作品です。
師匠の本というと
代表作「仮面の告白」、「金閣寺」、「豊穣の海」四部作などから
堅く、取っつき辛くて難解、というイメージがあるかと思います。
あるいは思想的な部分から、怖い人とか。

実はまったくそんなことはありません。
重厚な文芸作品を生み出す一方で、
エンターテイメントに溢れる（サービス精神といっても良い）作品を
送り出しています。

そこで、そんな誤解を払拭すべく、
軽く読めて、なおかつ楽しい（であろう）三島作品を
取り上げて行きたいと思います。

ラインナップはなるべく文庫で
今でも手に取りやすいものを選んでみました。
（中には探すのを苦労するのもあるかもしれませんが）

以下、取り上げる作品リスト。
「永すぎた春」
「美しい星」
以上、新潮文庫より。

「三島由紀夫レター教室」
「愛の疾走」
「幸福号出帆」
「命売ります」
以上、ちくま文庫より。

「美しい星」はちとこの範疇外になるかもしれませんが、
三島作品におけるSF的長編、
ということでスパイス的に取り上げます。
討論小説、という珍しい形態でもあります。

あともう一つ取り上げたい作品があるのですが、
それは文庫にないんですよね。
でもまあ、隠し球？ということで、取り上げたいと思います。

というわけで、まあよろしかったら最後までつきあってください。
何か一つ読んでもらえたら、嬉しいです。
再読しながら書くので、間が空くかもしれませんが、
長い目で見てね（ウフ☆）おぇ。
今のとこ２冊読了。

三島由紀夫官能小説特集もやろうかしら。