ザコＦ２の隠れ部屋

メチャクチャ面白かったです
ダニエルクレイグ版の集大成といった感じですね
カジノロワイヤルからの積み重ねが一気に集約したというか
あとうまくコメディ的なシーンとシリアスさのシーンを
バランスよく描けてると思いました
エンターテイメントに今回は描いてますね
深く考えないボンド、ということで、こういうの大好きです

ナゾの組織？というのは始めから示唆されてたわけですけど
よく作りましたね（はめ込んだというか）
それでなくとも個々の作品だけで楽しめるようにはなってますけどね
まあ４作品でひとくくりなので難しいところですけど
なんというかダニエルクレイグ版
「ダークナイト ライゼス」感があります

ネタバレ含みます
ボンドの仇敵？のスペクターが復活するとのことで
ちょっと不安はありましたけど、うまく登場させましたね
どうやってあそこまでの組織にしたのか
すごく気になるところではありますけど
フランツが今の名前はブロフェルドだ、って
名乗るシーンは、おお！そうきたか！
と、思わず立ち上がりそうになりました
予告から近親者が首領なのは分かってましたけど
それでも上手い！と思いました
確かにムリヤリ感がないこともないですが

ショーンコネリー版から観てる人は
おお〜こんな風に取り入れてるんだな〜
と思うシーンが多いんじゃないですかね
列車のシーンとか、ブロフェルドの服とか
ペルシャ猫？とか
あれでネコしゃん抱いてたら完璧でした
あと
プロペラ機で追いかけるシーンはロージャームーア版っぽいですかね（や、ティモシーダルトンかな？）

ボンドガールのスワン博士、すごく可愛いです
二の腕ぷよぷよでいい
パーティドレス姿もお尻がむちむちで大変よろしゅうございました
は、さておき
クアンタムからほったらかしにされてた感のある
ミスターホワイトの娘という設定がいいですね
悪人？の娘であるからか、芯の強さがありますし

惜しいのは未然に防いじゃってるから、本当の危機！って
感じがしないことですかねえ
イヤ、全員が監視される社会、というのを
ＭＩ６のメンバー全員の行動が記録されてるって描写で示されてますけど
それをスペクターが好きなように管理して好きなように操れる世界、
は怖いですよね
そうなったらどうなるのか、も描写出来たらいいですけど・・・

あとフランツがボンドをそこまで追い詰めようとする
理由が少し弱いかなあ、と
父親をとられた、というのは一応説明されますけど
それだけでねえ、って感じなんですが、あっさり父親を殺せるあたり
なんでそんな理由なのかなあ、とか

あと殺し屋の親指での目潰し攻撃が
最初しかないのがなんとも
ボンドにはやらないの？と思いました

ダニエルクレイグはもう１作やるみたいなので
もう１回対決するのかなあ？
今の面々のＭＩ６のキャラはみんな好きなので
もうちょっと続けてほしいですけど

あとＱの研究室が昔のシリーズ風になってて
思わずニヤリとしちゃいます

年始めからいい作品を観られました