忙しいけどポートベロに行くの巻
緊急お出かけ!ポートベロ。何もこんなにバタバタちゃんの時に行かなくてもいいんだけどしばらくいけないか・・と、思うとついつい足が・・ポートベロに向かっていました。最近、アンティークレースがお気に入りの私ですが今回は、いい出会いもなく・・と、とあるスツールに入ってみるとなんだかかわいいアクセサリー発見。5ポンドの戦時中に作られたというボタンのようなブローチ。10ポンドのホワイトテリアのブローチ。これらは、客寄せ用の特価物。なんだか色合いやら表情が可愛くて手にしたところ「日本人ですか」と、お店の人に話しかけられた。「ウィ・・ス」軽く返事をしてその店のほかのショーケースを覗き込むと、あるものを発見。それは、ここ最近人気が出てきている、とあるガラスの石を使ったアクセサリー。その石の事は知っていたが、実物を見るのは初めてであった。「こいう色をしてるんですね」と、お店の人と会話が始まり、この石が、現在日本でいかに人気があるか延々と聞かされた。確かにステキなアクセサリー。でも、キズがあるものもある。まぁ、仕方がないのか・・・気になるのは価格だ。お店の人は、「これは、ディラー価格ですから・・日本ではこの3倍はします」と、言ってくる。私が気になったアクセサリーはリングとブローチ。値段を聞くと「リングは130ポンド(約26000円)ブローチは35ポンド(約7000円)です。でも、日本ではこの3倍・・」(わかった。わかった。高いじゃん。)その日本でどうのこうのというより、今、目の前にあるこの品が、私にとっての価値が大切なのになぁ。店の人は、しゃべりまくる「ここ2年くらい前に、ある人が雑誌にこの石のコレクターだというのがのってから人気が出て・・・」「知ってますよ・・そうですよね。。。」と私。「確か・・名前は・・なんだっけ。その人もうちのお客さんなんだけどね」と、言ってくる。(いちいちお客さんの名前を覚えるタイプではないかもしれないけどコレクターとして雑誌に出るくらいのお客さんならば、頻繁にこの店にきてるのだろうし・・・。お客さんなら名前くらい覚えれば・・?)と、思いながらリングを見ていた。このとき、すでに私はナナメな気分。綺麗だし、欲しいなと、思うけれど・・でも、正直、私はこの石を見てコレクションしたいほど心ときめいていない。確かにピンクのようなブルーのような茶色いような・・不思議な光りを放つ様子は、興味をそそる。でも、本心は、ただ、もの珍しいのと話のネタにと、思うだけ。その話のネタと興味に26000円はお高い。それでも、(もしかしたら二度と同じ物に巡り合わないかもしれない・・・。)そう思うと欲しくなるのが女心。(迷うなぁ・・でもなぁ・・)そのうち所持金が不足なことに気がつく。キャッシュマシーンでおろすか・・こいうアンティークのお店の空間は、人を焦らす。平静を装いながらも、変なスポットに入り込む。それは、バーゲン会場で、一度手にした物をやっぱりやめたと、置いた横から他の人がそれを手にしたときのへんな悔しさ・・それを今味わいたくないよなーと、思うわけで・・・。今ここで、すぐに横から誰かがこれちょうだいと、いう感じではないのだけど・・それでも大していらない物なのに、横から持っていかれるとなんか嫌だ。誰でもそいう思いをした事あると思う。迷い考えてる横から店の人が、「今日も朝からここにいるんだけど、日本からのディラー3人がこの石のアクセサリーを買っていきましたよ・・・」(ん?3人来て買ってたっていった?)この言葉に、一気にスイッチが入ったたたたたたたたたたたたたたた。「じゃあ、これ売れ残りジャン!」なんだか急にさめた。別に残り物には福があるというしね・・いいんだけどね。ただ、その店の人の話がちょっと・・・・・・・。「このお品、大してよくないからね」と、遠くの方で声がした気がしたから。さっき選んだボタンみたいなブローチもテリアのブローチもやめてしまった。アンティーク。自分だけにわかる特別な物・・と、いう思いが一番大切と思ってはいるけれど・・・。でもねー。変なスポットに入りそうだったが、脱出。やれやれな気分で、ポートベロのアンティーク系は通りすぎ今度は、手作りやなんやらのお店がひしめく方へ・・その中の以前から気になっていた<タンバリンのにいちゃん>の店へ。ここは、<勝手につくっちゃいましたCD>を売ってるお店。このお店のCDは有名レコード店にはない。もちろん日本にも売ってない・・しかも商品のCDは、10種類くらい。この勝手に作っちゃいましたCDだけど選曲がいい・・と、いうか好きな曲ばかり。店の兄ちゃんは、曲にあわせてタンバリンを振る。これが・・うまい!で、ここのCDを買いたいと思って1年が過ぎた・・・今日やっと購入。<FUNK A GOGO>10ポンド也しかし、買ってから本当に曲が入ってるのか心配になった・・だって・・怪しいんだもん。。。。(ちゃんと入って安心)と、その後パブへ・・・しかし私は何故か<1番搾り>を選んでしまいました。せっかくいろいろな種類のビールがあるパブなのに・・選んだのは、1番搾り・・・でした。この忙しい時に、ノンキに出歩いてる時間はないのに・・・やっぱりせっぱつまらないと動けない・・それが私。なんか・・ロンドンの事をナナメに見ている私ですが、しばらくここにいないのかーと、思うといやーなんかやっぱロンドンっていいわーと、思うのであった。