立川談志一門会
立川談志一門会よみうりホール_2006年3月4日(土)昨年予約した分はこれで最後。おかげで1,2月のカード引き落としが大変でした。これからは自分のペースで回ります。とは言いつつ、良い会にめぐり合えました。きっと今後話題に上ることと思います。そうそう、また堀井憲一郎氏に遭遇しました。そうそう、ケビンス亭ペイシーさん(最近’殺し家ぺー’と改名したそうですが)をお見かけしましたよ(見間違えでなければ)。立川談笑__時そば立川談春__子別れ(上)(中)立川志らく_子別れ(下)立川談志__権助提灯18:32談笑師匠。正式の出囃子で上がる。当人曰く「初めて」。オリンピックねたは共感が得られず若干すべり気味。そばを食べるしぐさは、うどんの食い方を意識してやっていました。原典を知っていてこそ笑える、立川流の崩しになっています。縦横無尽に崩していました。ためらいつつ書きますと、まずいそばの事例として「中野駅北口ロータリーのサカイ」(そばの概念を崩すそうです)、杉並の大宮八幡前の小ばやしをダシにしていました。今度中野に行ったときには必ず行こうと思います。談春師匠。談笑師匠・志らく師匠に挟まれ困惑しているとの振り。志らく師匠は永田議員に似ていると言って爆笑を取る。リレー落語をやるが、後段の噺はまったく違う噺になるのではないかと心配しながら上・中へ突入。志らく師匠。本来「下」は師匠か兄弟子がやるのだが、弟弟子の私がやることに。世間では私のほうが兄弟子のような…というところで談春師匠の登場。「お前、上中出来ないだろう」と言って、大爆笑。噺は立川流らしく、八百屋が登場。さげでも八百屋が重要な役回りをする。(このことはなんかの本で読んだのですが、出典が見つかりませんでした。)立川流の正統派を聞いた感じで、それだけで結構感動してしまいました。19:5320:05談志師匠。いつもながらの体調の話から。1年半も体調が悪く、まだら元気な状態と言う。歳をとったら味が出るというのはうそで、小さんや文楽を見ればわかるだろうと恐ろしいことを言う。石原慎太郎都知事からの電話の話を少し。子別れはせこいなあと思いながら聞いていた。左耳が中耳炎か喉からかわからないが殆ど聞こえないとまたつらいことを言う。いつも通り6,7,8個のきわどいジョークを続ける。この辺で夫婦の話をするといって入り口付近でうろうろして、じらした挙句やっと権助提灯へと進む。お妾さんは珍しく軽みのある女性に設定している。全然けなげでなく、ちょっと違和感。終盤は大胆にカット割をした感じで他ではないスピーディーな展開にして下げる。幕が下りて、今回は暫らく上がらないのでカーテンコールはないのかと思い始めたところで再度幕開き。本人曰く、悪い習慣を作ってしまった。早く帰ってくださいよとのたまう。暮れの芝浜みたいなよい噺をしたいと言って終わる。(私はこう理解しました。)。暮れの芝浜は、MXTVでなければ、このよみうりホールの芝浜ということになる。本人が満足している噺を聞けたことに改めて感謝。