鈴本演芸場9月中席夜の部
鈴本演芸場9月中席夜の部2005年10月17日(月)柳家初花柳家彦いち__新作護身術ロケット団三遊亭白鳥__新作御伽噺林家いっ平__かつぎや春風亭小朝__親子酒鏡味仙花、翁家小花__太神楽春風亭勢朝__荒茶柳家花緑___鈴木聡作「ナンパジジイ」終業と同時に速攻で移動。彦いち師匠の最後に間に合う。中席は「ナンパジジイ」の特別公演で、料金も特別。そのためかまくらには花緑師匠と5代目小さん師匠との関わりに言及されることが多かったような気がします。はっきり言って、花緑師匠はお目当てかもしれませんが、他の方の噺がおまけなんて考えていません。皆さんの話が聞きたいのに軽く流されてしまったようで悲しいものがありました。また、なぜか彦いち師匠、いっ平師匠、小朝師匠が袴姿で、高座に寝転ぶ姿を連発。みんなそろって場を荒らすこともないと思いますが。ロケット団。寄席で頑張っているだけあって、小さくまとまっていない。TV画面ではなく舞台でやることを意識しているのがうれしい。白鳥師匠。3ヶ月入門が遅くて23歳の自分が15歳の花緑師匠の弟弟子になり、いじめられたようなまくら。噺は、三匹の子豚、赤頭巾、金の斧の合体。太神楽。鏡味、翁家の合体。手を抜くことがないのでそれぞれの師匠、兄弟子の方々より鮮やかに見えたりして。この春NHK-BSふれあいホールに出た時とは大きな違いが感じられます。本当にゆとりさえ感じられるくらいに成長しています。ポスト小雪?。まだまだでしょうけど面白いです。勢朝師匠。若手が演ることが多いのですが、この噺は合間のくすぐりが命のようなものと思っています。少なくともこれくらいはゆとりを持って話してくれないと聞けないような話です。もともとあまり好きな話ではないので、笑えとばかりに話しまくる若手には辟易しています。本日もこのネタを良くかける方がお一人いらっしゃいますが。花緑師匠。この噺喬太郎師匠がやるべきでしょう。この噺よりも「巣鴨の中心で愛を叫ぶ」の方が…82歳のおじいさんと孫と、東京駅のパン屋のアルバイトの女の子とのからみ。熱演できっと大変疲れるネタだと思います。本日の感想としては「これで3,000円はないよ」って言う感じ。