私的落語～だけじゃない～日記

[落語つながり] カテゴリの記事

全654件 (654件中 401-450件目)

< 1 ... 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 >

• 馬吉と三之助の vol2

  馬吉と三之助の vol2 2008年8月9日（土）18：30～21：55 春風亭一左＿壺算 金原亭馬吉＿紙入れ 柳家三之助＿化物使い 柳家三之助＿掘之内 金原亭馬吉唐茄子屋政談 まくらにするような世情（exオリンピック開会式）に興味がなく、まくらにするネタがないというのが悩みのようです。 そりゃそうです。 社会人も、朝のスピーチなんぞやらされて、当番の日だけは新聞を真面目に読んでネタを探したものです。 苦しくてもネタは探しに行きましょう。 今更ですが、三之助さんが今現在目指している方向がやっと見えた気がしました。 師匠の十代目小三治の今の路線なのでしょう。 （なんて偉そうに書いていますが、小三治師匠の今の路線は、「この落語家を聴け」広瀬和生 著に書いてあったこと） ある意味柳家の超本流ともいえます。 個人的にはこの路線に期待大です。

  2008.08.09

  コメント(0)

• 本日購入の落語本

  「新宿末広亭のネタ帳」アスペクト出版 長井 好弘 著 第1章 ネタ帳と世代交代 第2章 寄席のネタうつりかわり 第3章 末広亭のネタ帳を書く 第4章 ネタ帳の中の噺家たち 第5章 噺家、寄席のネタを語る あの長井氏が書いたのだから絶対面白いこと請け合い。

  2008.08.04

  コメント(0)

• 大銀座落語祭2008 銀座ブロッサム 昼

  大銀座落語祭2008 銀座ブロッサム 昼・夜 2008年7月20日（日）12：00～15：30 林家時蔵＿＿犬の目（まくら10分、本編10分） 林家木久扇＿明るい選挙（彦六伝）（15分） ケーシー高峰＿医事漫談（25分） 林家正楽＿＿（相合傘、せんこう花火、祇園祭、花火、野茂秀雄） 月亭可朝＿＿秘伝書、ギター漫談（（本編20分、ギター10分） 桂春団治＿＿代書屋分（やう30分） 桂花丸＿＿＿アンケートの行方（15分） 桂歌丸＿＿＿竹の水仙（約44分） 今日の会は、抽選なしに予約できたもの。 とはいえ気に入らなければ予約はしません。 ものまねは、顔まねと唄自体はうまいのでですが、ものまねだけがネック（それって致命傷のはず！）。 昼と夜の間に三越でロイヤルコペンハーゲンのコーヒーカップと、三省堂で本を買ったんですが、帰りの電車の網棚に置き忘れました。今のところ見つかっていません。シクシク．．． 今日は可朝師匠、春団治師匠、歌丸師匠、志の輔師匠の4人で1万円と思えば安いもの。 志の輔師匠の小間物屋政談は、過去の大銀座落語祭では1回も演られていない噺と言うことで演られたもの。「つまらない内容」と言いつつ、大爆笑に終わらせるところが力の違うところ。

  2008.07.20

  コメント(0)

• 大銀座落語祭2008 立川談春と上方落語

  大銀座落語祭2008 立川談春と上方落語 博品館劇場 2008年7月18日18：30～20：58 今年で最後にもかかわらず、チケットが取れなかったのですが、敗者復活で4席ゲット。 この会はもはや今回で最高かもしれない。談春渾身の一席。 皆さんすごいの一言。 つまらぬ感想などいらぬ会でした。 立川小春＿＿小町（約15分） 笑福亭三喬＿饅頭怖い（まくら込み約25分） 立川談春＿＿三軒長屋（上）（約40分） 笑福亭松鶴＿首提灯（約20分） 立川談春＿＿三軒長屋（下）（約25分） 談春師匠にだけは軽く触れます。 大工調べをやらせたら当第一の呼び声も高いのがよく分かりました。 江戸っ子の啖呵の切り方の見事なこと。 これで1,500円は安すぎます（もっともぴあでは何やかやで2,000円お支払いになるんですが。

  2008.07.18

  コメント(0)

• 上野広小路亭 定席

  上野広小路亭 定席２００８年６月１日（日）11：45～16：38桂宮治＿＿＿＿初天神桂ち太郎＿浮世根問神田紫＿＿＿＿お歌合せ（柳沢吉保）春風亭鹿の子＿ちりとてちん宮田陽・昇春風亭柳太郎＿テレクラ三笑亭夢花＿＿転宅ボンボンブラザース三笑亭笑三＿＿大師の杵笑福亭里光＿＿犬の目一矢（相撲甚句、相撲漫談）三遊亭遊之介＿がまの油三笑亭可楽＿＿還暦行進曲（漫談）松乃家扇鶴＿＿小唄柳家蝠丸＿＿＿ねずみ穴個人的にはボンボン、笑三両師匠がお目当て。全く期待通りで大満足。狭い舞台にもかかわらず目いっぱい使っての大神楽。はなから最後までやりきるつもりもなく、しまいには高座から下りてお客さんの隣に座って噺しはじめて前座さんに時間ですと止められる大活躍。８３歳の至宝をこれからも堪能したい。全く初めてだったのが三味線の扇鶴師匠。声が素晴らしい。それ以上にはまったのがゆったりとしてとぼけた口調。唄の内容も分かりやすく解説してくれて、全く分からなくても興味が持てる趣向。基本的に２０分の持ち時間で、皆さんきっちりと守って次に繋いで行きます。守らなかったのは笑三師匠と可楽師匠。こればかりはしょうがないね。それにしても末広亭などと同じ構成でありながら2,000円。なんて有難いことでしょう。椅子にしても座椅子にしても４時間半はかなりきついですけど。

  2008.06.01

  コメント(0)

• 鈴本演芸場 ５月下席昼の部

  鈴本演芸場 ５月下席昼の部２００８年５月２５日（日）12：15～16：30三遊亭玉々丈＿子ほめ入船亭遊一＿＿転失気ダーク広和（奇術）古今亭菊志ん＿寄合酒三遊亭歌武蔵＿相撲漫談ホームラン林家正藏＿＿＿新聞記事鈴々舎馬風＿＿漫談三遊亭小圓歌春風亭正朝＿＿宮戸川ひびきわたる柳家さん喬＿＿替り目鏡味仙三郎社中（仙三郎、仙一、仙花）五明楼玉の輔＿お菊の皿日曜日の昼間でも満員立ち見状態。見事なものである。その割りに、演者の入場時の拍手のまばらなこと。初心者が多かった模様。なにせさん喬師匠に「待ってました」の掛け声がかかっても「誰この人？」状態の人がいたもの。ダーク広和さん。この方のすごさに気がつくのが終盤と言う構成がもったいない。今日は菊志ん師匠のテンポの良さが際立っていました。このテンポを保ったまま５０歳になるとも思えませんが、このテンポは心地よい。正藏師匠。やれば出来るじゃないですか。このように普通にやるネタを聞くのは久しぶり。正朝師匠。落雷以降のクライマックスをこれでもかと言う感じにデフォルメ。今日のお客さんにはまったみたいで大反響。良かったです。特に、サゲの時にあたかも楽屋から声がかかったようにするとこころも見事。ひびきわたる師匠。協会に入ってからやっと聴くことができました。聴きたかったネタではなかったですがそれは次回のお楽しみ。玉の輔師匠。あまり独演会などの機会がなく、たまにたまらなく聞きたくなる方。文左衛門師匠と同様、個人的には意外にはまっているみたいです。

  2008.05.25

  コメント(0)

• 小ゑん喜多八 試作品 ４０回

  小ゑん喜多八 試作品 ４０回２００８年５月１８日（日）18：00～20：55落語協会二階柳家喜多八＿唖の釣り柳家小ゑん＿浮世根問柳家喜多八＿悋気の火の玉柳家小ゑん＿主婦の恩返しまた志らく一門会とかち合ってしまった。談春師匠の「赤めだか」に対するコメントが聞きたかったが、こちらへ。唖の釣り。本当は「杯の殿様」（だったと思います）を演ろうと思ったそうですが、こちらの噺。ちなみにネタおろしも今日は勘弁。この会ですから何でもありです。浮世根問。喜多八師匠が３階でさらう時間稼ぎか、まくらたっぷり、本編たっぷり。先日の小さん師匠の七回忌の時の話から、小さん師匠にまつわる思い出話。全編爆笑である。確かに小さん一門の結束は師匠亡き後も固い。小さん師匠のご馳走癖に辟易している弟子に「有難いと思いなさい」と小言を言った志ん朝師匠も、自分がご馳走されたあとそのすごさをわかり、前座当時の小ゑん師匠たちに謝ったというのも良いエピソード。悋気の火の玉。せっかく小ゑん師匠が引っ張ったのに、逆に時間が足りなくなり、「百川」の代わりにこの噺。本当かね。しかし、このあと小ゑん師匠が「（この喜多八師匠の悋気の火の玉のように）長い噺をきちんと短く噺すのも大変」と言うようなことを言っていたので本当なんでしょう。主婦の恩返し。先日の無限落語で演ったんだけどと言いながら、演ってしまえるのもこの会ならでは。こちらも２度目なので笑いどころを心得て、余裕を持って聴けてよかった。談春師匠著の「赤めだか」はあまり書店に出ていない。有楽町三省堂には昨日なし。三省堂本店は今日私が最後の１冊を買ってしまったので２～３日はないでしょう。欲しい方は急ぐか、amazonで。

  2008.05.18

  コメント(2)

• 第四回 ワザオギ落語会

  第四回 ワザオギ落語会２００８年５月１７日（土）18：15～21：00国立演芸場三遊亭好二郎＿宗論桃月庵白酒＿＿転宅三遊亭円丈＿＿強情灸柳家喬太郎＿＿ちりとてちん柳家権太楼＿＿文七元結ＤＶＤ録画会。１作目は購入。２作目は円丈師匠の噺がカットされたので購入せず（カットの理由は未確認）。今回は、それぞれ頑張った流れで、結局権太楼師匠が皆持っていってしまったのを観るには良いかも。好二郎さん。２０分弱。秋の真打昇進決定。イエスの発音に特徴をつける。白酒師匠。約２５分。微妙なくすぐりを随所に。しかし本筋ははずさない。さすがである。円丈師匠。約２５分。喬太郎師匠。まくら１０分。本編２５分。円丈師匠、喬太郎師匠ともＤＶＤ化を多分に意識した感じである。特に喬太郎師匠の噺は間違いなく画像でも楽しめます。権太楼師匠。４５分。前振りもそこそこいきなり噺へ。個人的には文七の日ではなかったようであるが、会場は堪能したであろう。ここまでの皆さんの演出が全て跳んでしまった感じになってしまった。ここまで雰囲気が変わってしまったのがＤＶＤでは伝わるであろうか？

  2008.05.17

  コメント(0)

• 天満天神繁昌亭

  林家染丸プロデュース第二回 四葉（よつば）の会天満天神繁昌亭2008年5月2日（金）18：30～21：07桂あさ吉＿＿道具屋桂三四郎＿＿野ざらし林家染丸＿＿三枚起請すっぴんコーナーその一＿＿あさ吉＆染丸トーク林家染左＿＿やかん林家染弥＿＿猿後家初めての繁昌亭体験。天井はびっしり提灯に埋め尽くされている。国立演芸場に2階席をつけて少し狭くした感じ。高座が高くて、前のほうだと座高の高い私でも座布団が見えない。上方のチラシには殆どネタ載せ。いたって分かりやすい。今日の噺は全て東京でも演られているものなので、地名等比較が出来る楽しみもあった。逆に上方ならではの話がなかったが残念。あさ吉さん。約20分。はじめに出たし羽織も着ていなかったし、すごく若く見えたんですが、既に15年のキャリア。三四郎さん。約20分。5年目でもこの噺を演ってしまえるのがすごい。東京でこのネタを前座二つ目クラスが演じるのはかなり厳しいと思う。5年目らしく（？）長髪なのも印象的。染丸師匠。約35分。吉原＝難波新道。品川＝堺でした。サゲが第三者が登場して初めてのパターンでした。あさ吉＆染丸トーク。思いっきり私服で登場。あまりにラフで笑ってしまう。あさ吉さんは吉朝師匠の門下。この門下は米朝師匠のお世話をしているそうで、そのため米朝師匠から直接ねたを指導されることもあるそうです。最後は寝床よろしく、あさ吉さんの義太夫。三味線は染丸師匠。染左さん。約20分。浅草寺＝天満天神染弥さん。約30分。浅草寺境内の猿回し＝伊勢参り途中の奈良の猿沢の池。経験年次が分からないのですが、トップの方がいきなり真打クラスというのはすごいことだと思うし、看板クラスが中トリという構成に面食らってしまった。ネタも決して軽いものではないので聴き疲れが出てしまった。

  2008.05.02

  コメント(0)

• なんばグランド花月

  なんばグランド花月2008年5月2日（金）11：00～14：00ストリーク海原やすとともこティーアップＷコミック中田なおき大木こだまひびきまるむし商店桂文珍吉本新喜劇 小籔千豊、井上竜夫、Ｍｒ.オクレ、浅香あき恵、ほか　なんか様子が違うと思ったのもそのはず、関西のおばちゃんが殆どいなくて、若者が多かった。そのため会場のノリがいつもらしくなかった。漫才は、同じ話の繰り返しと聞き間違いで笑いをとるパターンが殆ど。はやりなのか？聴き間違いで笑いが取れるのはこだまひびきにつきる。ストリークは歌で勝負。これはレッドカーペットに出ても通用すると思ったら出たばかりであった（録画で確認）。新喜劇は連休パターンで小粒のメンバー。登場と同時に拍手が出る人が誰もいなかった。座長の小籔千豊氏もまだ自分のことで精一杯と言う感じで、辻本・吉田のような他人いじりに専念できる人がいないと辛い。総じて期待していた分ギャップが大きかった。せっかく久々行ったんだけど、残念。

  2008.05.02

  コメント(0)

• 第十四回 無限落語

  第十四回 無限落語２００８年４月２７日（日）お江戸日本橋亭 17：30～20：54三遊亭たん丈＿温泉場遊戯三遊亭丈二＿＿大発生柳家小ゑん＿＿主婦の恩返し桂あやめ＿＿＿ルンルン大奥絵巻月亭遊方＿＿＿たとえばこんな誕生日三遊亭円丈＿＿２００８年版国際噺家戦略東西落語研鑽会に行かなくなった（もとい 行けなくなった）ため、大銀座落語祭以外ではなかなか上方落語に出会うことが少なくなってしまった。今回は噂の「あやめ師匠」が出ると言うことでなんとか予約。大収穫は遊方師匠。もちろんあやめ師匠も噂通りのすごさ。上方落語恐るべし。「大発生」ある島に「○○さん」が大発生したため天敵の「××さん」で駆除したところが…「主婦の恩返し」料理の素材の一部を拾わせて、拾った方が警察に届けないまま自宅で調理した頃を見計らってその素材を引き取りに来られると言う目にあった主婦の復讐劇。「ルンルン大奥絵巻」大奥のトップを取る（部下に将軍のお世継ぎを生ませる）ための攻防。「ちりとてちん」での突っ込みところの解説がまくら。噺の佳境で将軍のあえぎ声を丈二師匠が担当。どのようにして打ち合わせしたのか？その姿を想像するとたまりません。「たとえばこんな誕生日」２７歳の誕生日に交通事故にあった青年の救急車内での出来事。見た目は若そうな感じ。実際昨年の大銀座落語祭の打ち上げの際には東京の噺家さんにどうも軽く扱われたそうです。そのうち白鳥師匠の同期にあたる（ちなみに花緑師匠も）ことが分かったとたんに扱いが変わったというまくら。白鳥恐るべしというオチ。「２００８年版国際噺家戦略」膝を痛めて座れないため、正座用の椅子を三越で購入（固有名詞失念）。２０数年前の花王名人劇場で演った噺。２０００年頃にも２回程度。そんな噺なのでお約束の「カンニングペーパー」持参。今回はほとんどにらめっこ状態。

  2008.04.27

  コメント(2)

• 第１回｢馬吉と三之助の｣

  第１回｢馬吉と三之助の｣ お江戸日本橋亭 13時32分～16時06分 春風亭一左 鈴ヶ森 三之助、馬吉　ご挨拶 柳家三之助 　佐々木政談　27分 金原亭馬吉 文違い　35分 金原亭馬吉 幇間腹　18分 柳家三之助 大工調べ　28分（お白砂へ持ち込む前まで） この会の約束は「まくらなし」にしたそうです。お陰で噺し放題となってしまいました。 前半はネタ出しのネタおろし。 三之助さんの「大工調べ」は初めて。 いつもながら、解釈をきちんとして分かりやすくする工夫が感じられました。大家が終始因業なのではなく、棟梁の登場で一瞬は許そうと言う気になっていたことをきちんと表現していました。ここを感じ取れるような表現をした方は今までいませんでした。本当に気がつかないと何時までも分からないところをきちんと分かるように組み立てて頂けることに感謝です。 終演後、大量のご贔屓さんを引き連れ神田へと消えていきました。 私はその後は引き続き…（次の日記へ）

  2008.04.27

  コメント(0)

• 若手花形特選落語会

  若手花形特選落語会 北トピア＿2008年4月25日（金）19：00～21：25 古今亭志ん坊＿子ほめ 柳家三三＿＿＿雛鍔 三遊亭白鳥＿＿腹ペコ奇談 神田ひまわり＿村越茂助 柳家喬太郎＿＿宮戸川 この時期だから平日でも大丈夫かと思ったらまだまだであった。 いろんなことを犠牲にして駆けつける。 これだけの面子なのに周りに空き席があって妙に寂しい。 きっと隣の会場での「桂文志、風間杜夫」に流れたか（ってことはないはず） 志ん坊さん。丁寧にやりすぎで笑い少なし。時間20分もちょっとかかりすぎ？もう少しメリハリがあっても良いですよ。 三三師匠。本編約１７分。まくらで、目の前の途中入場の方をお約束で「もうすぐお見えになるとお話していたところ」といじるも、それまで何を話していたか忘れてしまうという珍しい状況。 師匠でこの噺は初見。途中具合の悪くなった方がいらして会場がばたついたためちょっと残念。その方は大事はなかったようなのでまずは安心。 白鳥師匠。本編約27分。恐らく2回目です。志ん坊さんも協力して緋毛氈をお化けの舌に見立てると言う大スペクタクルホラー落語。これだけ笑えれば皆満足でしょう。 ひまわりもうじき師匠。じっくりやるには時間が足りず残念。おかげで落語で言えば「荒茶」みたいなあまり面白みのないネタとなってしまったのは残念。 喬太郎師匠。まくらは時節柄聖火ネタから夢の話。締めは「五臓の疲れ」の五臓の説明。ここでねずみ穴が消えたと感じる。 宮戸川全編約３５分。普通に演じられる前半と陰惨な流れの後半。後半は芝居がかった口調が印象的である。この噺のを知らない方だけでなく、前半だけを知っている方はかなり戸惑ったのではないでしょうか？ お花が行方知れずになった時点から会場がすっかり固まる。静か。 三味線と師匠の口調とがあいまって良い出来であった。

  2008.04.25

  コメント(0)

• 鈴本演芸場 ４月中席夜の部

  鈴本演芸場 ４月中席夜の部 ２００８年４月２０日（日）17：15～21：00 柳亭市丸＿＿＿子ほめ 台所鬼〆＿＿＿新作（ひなびた温泉宿が名前ばかりホテル化を目指し、カードキーやフローリングを導入） アサダ二世 橘家文左衛門＿手紙無筆 五明楼玉の輔＿宗論 鏡味仙三郎社中 柳家さん生＿＿ぜんざい公社 柳家さん喬＿＿抜け雀 大空遊平、かほり 林家正楽＿＿＿（相合傘、助六、長島茂雄、鯉幟、朧月夜） 柳家花緑＿＿＿不動坊 たまたま玉の輔師匠のことをコメントしたら聴きたくなったんで上野へ。 日曜日の夜なのできちんと聴きに来る方ばかりと思えば、筋の悪いのが一人（というより女性と二人。おやじが私語と訳のわからない突っ込みを連発してその都度白ける。） それさえいなければなかなか良い会であった。 玉の輔師匠を初めとして皆さん良い出来。 文左衛門師匠はちょっとむかついていたような気がします。 正楽師匠は、私としては初めての失敗経験。鯉幟の竿と地面とをちぎってしまった。なんとも貴重な場面。 それでもきっちり８時に受け渡し。 花緑師匠は１３分ほどまくらで４５分を超える本編たっぷり。 この４月上席の末広の最終日に話し始めるや否や最前列のおじいさんが帰ってしまうと言うハプニングに凹んでいると言う話から。 また、噺の途中でめずらしく「引き窓」の解説で中断。 個人的には久しぶりなんですが、３６歳と言う年以上にいまだ若い噺っぷりに驚かされました。まだまだ枯れずといったところ。 変に老成した話し方をするよりずっと良いんですが、老成した姿が全く想像できないと言うのもものすごいことです。 それはそうと、めくりの前座さん（女性）が気に入りました。 ぽっぽさんのように散切りにしていないのでOL経験者のような感じです。まず噺を聴いてみたい（おやじ趣味ですね）。

  2008.04.20

  コメント(0)

• 三遊亭遊雀勉強会～卯月会

  三遊亭遊雀勉強会～卯月会 ２００８年４月１９日（土）お江戸日本橋亭 三遊亭遊雀＿＿ご挨拶 瀧川鯉橋＿＿＿だくだく 三遊亭遊雀＿＿岸柳島 三遊亭遊雀＿＿堪忍袋 ご挨拶は、花形演芸大賞の裏話と白鶴生吟醸酒のCM（声）撮りの裏話の二話。花形演芸大賞時の御神酒徳利の最後の最後に「噛んだ」ネタが、この日は最後まで影のように付きまとう。 ちなみに白鶴のCMはスポンサーをしくじったのでオンエアはないだろうと言うオチ。さてどうなりますか？ この日は年に１回聞かないくらいに私にとって珍しい話が続く。 「だくだく」約１７分。鯉橋さんは初見と思いますが鯉昇師匠を思い起こさせる口調。最近師匠に似て来ているお弟子さんに出会うことが多い。 「岸柳島」２５分強。老武士、若侍、町人の描き分けがすごい。 「堪忍袋」（２０分強）ともども会場がひっくり返っていた。 正直昨年はまだまだ吹っ切れ方が足りず、迷いがあったのかもしれませんが、今日聴いてみてものすごいレベルに達してきていることが感じられました。 聴いてみないと分からないと思いますが、今の遊雀師匠は、絶対に感じてみたほうが良いです。 三太楼の存在がとうとう消えて、遊雀というあらたな存在のみが強烈に主張されています。

  2008.04.19

  コメント(2)

• 柳家小三治独演会

  柳家小三治独演会2008年4月6日（日）14：00～16：21日野市民会館柳家ろべえ＿片棒柳家小三治＿厩火事柳家小三治＿付き馬とうとう日野まで来てしまった。過去最遠地区である。八王子まで行く日も近いか？？移動に疲れてしまった。やはり体力に余裕がないといけないと反省。どこにでも行くわけには行かない。片棒。時間の関係か？金と銀で終わってしまう。ちょっと不満。お約束の「ろべえ」の意味の説明と携帯電話の電源の切り方講座。声質の所為か、この噺は合わないような気がします。金や銀のいい加減さにはもう少しトーンが高いほうがあっているように思えます。とは言いつつ、師匠に似ているのは相変わらず。それはそれで楽しみです。厩火事。まくら15分。本編30分。付き馬。まくらは10分強。本編40分強のたっぷり。早桶は小さいほうから並二、並一、大一番、図抜け大一番の順という話から、付き馬の雰囲気ありあり。今日のまくらは本当に世間話に近く、期待通りとは行きませんでしたが、噺はどちらもフルバージョンでたっぷり。満足しなきゃ罰が当たります。

  2008.04.06

  コメント(2)

• 新作台本祭り～池袋演芸場

  新作台本祭り～池袋演芸場 ２００８年３月３０日（日）13：45～17：20 古今亭だん五＿＿桃太郎 三遊亭亜郎＿＿＿（老人と子供のひろしの話。四季にまつわる歌） 鈴々舎わか馬＿＿（昭和歌謡物語。ガーコン前段） 春風亭栄助＿＿＿（生徒の作文を読んで） ホームラン 夢月亭清麿＿＿＿（東急駅長会議） 林家時蔵＿＿＿＿（娘が自分の後輩であり課長と結婚することに。課長の挨拶の日のこと。年金せんべい） 三遊亭白鳥＿＿＿ピンピンマン物語（白鳥作） 桂才賀＿＿＿＿＿（呉刑務所尾道刑務所支所の金庫破り名人が呉の某信用金庫の金庫を開ける噺） マギー隆司 林家彦いち＿＿＿ピザ一枚～極道編（彦いち改作） 全て新作だが、知った噺があるとすごくほっとする。 今日は清麿師匠の噺がそれでした。 亜郎さん、わか馬さんは歌が中心の噺で会場をあっためる。 どちらもものすごい。うまいという意味です。川柳師匠の後継者はいっぱいいますね。ガーコンを演る文左衛門師匠もうかうかは出来ません。 会場があったまったところで栄助さん。評価が高いのですが個人的には恐らく初めてのはず。しかし噂にたがわず素晴らしい。と言うよりとにかく面白い。 清麿師匠、時蔵師匠で落ち着かせた後、中入り後に白鳥師匠の登場。 実際には２４日にも演っているはずですが、３日間では覚えられなかったと言って台本は全く捨てて自分で作った噺をと言ってはじめる。白鳥師匠ならではの力技での大爆笑のねたとなっている。内容はすごくベタなので今回限りというのも頷ける。 才賀師匠の慰問経験を踏まえた噺。 足を悪くされていて椅子に座っての高座。大事無ければよいのですが。 彦いち師匠も白鳥師匠と同じに、台本を煮詰めると４分になってしまったため、殆どが自作。どこまでが本当の話かわかりませんが、たしかにピザ一枚は３分強で終わる。どうっていうことのない噺となってしまった。そこから別の展開に。これは間違いなく彦いち作だと思います。 いつものことながら、公募された新作の全てが傑作ではないため皆さん苦心されています。それだけに新作中心の方々の苦心が偲ばれます。 何のかんのといって殆ど満席なのが素晴らしい。但し公募新作の会と知らずに来られた方も２割くらいいらしたようです。不幸なことでした。

  2008.03.30

  コメント(0)

• 志らく一門会

  志らく一門会 ２００８年３月１６日（日）18：30～20：55 上野広小路亭 立川らく里＿＿新作（ネット登録派遣） 立川志らら＿＿狸の札 立川志ら乃＿＿権助魚 立川らく太＿＿天災 立川らく兵＿＿初天神 立川志らく＿＿代書屋 なぜか「試作品」の日と重なることが多くて久しぶりの参加。 らく里さんが用事があるということでらく兵さんと入れ替え。 ひざにらく兵さんを持ってくるなんて危険なことをと思っていたら案の定．．． 志ららさん。まくらは胃カメラ風景。今は鼻から入れるんですね。このまま広げると新作にもなりそうです。 やはり安心して聴けたのは志ら乃さん。キャリアからいえば当然といえば当然だが、師匠に似てきた感じがします。 個人的には素人の時から知っているらく兵さんに期待。 導入部でいきなり詰まるがそのあとははらはらさせながらも最後まで行こうとしたその時！事件が起こりました。 いつものことですが、サゲ直前での絶句！！ 絶句慣れしてか、経験の深さか、爆笑を呼んでなんとか終わる。 聞いているこっちが緊張してしまう。 いまだかつて私の前では最後まですんなり終わったことが無いのです。 志らく師匠。先日の銀座中央会館の出来が最高だったのだが、その反動で今は低いテンションとのこと。盛り上げようにもこの会場が冷えているので自分でテンションをあげるしかないと必死。 久々の噺だったそうです。 それにしても相変わらず立川流の噺は途中の展開やサゲがことごとく裏切られます。誰が教えているんでしょうね？ 自分で考えているんでしょうか？

  2008.03.16

  コメント(0)

• 試作品 ｔｒｙ38

  試作品 ｔｒｙ38 ２００８年３月９日（日）17：10～19：30 黒門亭 柳家喜多八＿＿子別れ（上） 柳家小ゑん＿＿反対俥 柳家喜多八＿＿鰻の幇間 柳家小ゑん＿＿（納豆売りの少年と帝大生との交流と学生の淡い恋） 黒門亭の金曜日の開催中止に伴い、４月は１８時開始に。平日に移るかと思いましたがまずは一安心。 子別れ（上）。先日、扇遊師匠と中、下のリレーをやったそうです（中は喜多八師匠）。そのための、上。 反対俥。久々にやったそうですが、案の定この歳になってからやるもんじゃないと最後の噺のまくらでぼやく。 鰻の幇間。まくらでは、淀五郎をやろうと思ったが、雲助師匠の噺を聞いて、その素晴らしさに、この噺は雲助師匠のものとあきらめたという内容。相変わらず、お代を取りに来た女中に絡むところが最高。本当にぼやくしかないですよね。 新作。昨年、この会でやったそうです。４５分たっぷり。大正時代の雰囲気を淡々と伝える味わい深い作品。なんか良い話です。

  2008.03.09

  コメント(0)

• 草加落語会 第八十八回

  草加落語会 第八十八回 ２００８年３月３日（月）18：30～20：50 草加市 中央公民館 「公民館」なんて、本当に公民館でした。 会場は寒かったんですが、会はあったかい運営です。 外での仕事が早めに終わりそうだったんで、かわら版を検索したら、なんと小三治師匠の出る会がありました。 早速電話して当日券の有無を聞きました。 なんと指定席は年間会員のみ。あとは自由という珍しい運営。 古今亭志ん坊＿＿元犬 柳家ろべえ＿＿＿（二人旅、おいしいとりなべ、おいしい豚なべ、お前が死ぬなよ死んだら～） 柳家喬太郎＿＿＿竹の水仙 柳家三三＿＿＿＿権助提灯 柳家小三治＿＿＿あくび指南 この面子で2,500円は安いでしょう！ しかも、座布団はふっくら超厚手。きっと座り辛かったと思います。 志ん坊さん。前座さんが元犬かと思いましたら、すっげえうまい。参りました。 ろべえさん。まくら１０分、本編７分。携帯の電源の切り方を指南。しかしやはり鳴ってしまうのが携帯でした。噺は初見。それにしても全てが喜多八師匠にそっくりになっています。すこし意識しすぎかも。 喬太郎師匠。まくらもそこそこ本編３０分。宿役人に権太楼師匠が登場しました。少し似すぎで悪意を感じるくらい。土曜日の国立演芸場もこの噺だったそうです。他の竹の水仙とは大分変えているところが喬太郎師匠のなせる業。 三三師匠。まくら１０分。本編７分。いろんな権助がいますが、その権助が最近では結構はまっているように思えます。絶対本人も気に入っていると思います。 小三治師匠。まくら16分。本編２４分。今日はビンのふたの開け方指南。たとえば盛岡で買った蜂蜜のビン。昨日まで盛岡近くのスキー場にいたそうな。それにしては焼けていないですね。焼けたら仕事になりませんし、どう防御しているんでしょう？スキーは３８歳から。バイクは４１歳から５０歳まで。もう１８年も運転していないのにバイクの印象が世間で強いのはなぜなんでしょうといっていましたが、私もそう思います。 本編は何回か聴いたことがありますが、あくびの下手さ（ぎこちなさ）はこれまで一番かも。お連れさんはうまいと言った後の師匠の得意そうな顔が印象的でした。

  2008.03.03

  コメント(0)

• 第十四回 三本締めの会

  第十四回 三本締めの会 ２００８年２月２３日（土）18：30～20：40頃 ハードデイズの最終コーナーの入り口に来たが、その先にはまっすぐで長い長い道のりがあることが分かり、気力が萎えかかっている段階。 精神的にはかなり辛いです。ということで今日も仕事を早めに切り上げての参加。 柳亭市丸＿＿＿真田小僧 五街道弥助＿＿権助魚 柳家三之助＿＿粗忽の釘 翁家和助＿＿＿太神楽曲芸 桂文ぶん＿＿＿大工調べ そんな環境の中でも、前回は体調不良で断念したのでなんとしても来たかった会。全てネタ下ろし。そのために喬太郎師匠の会をキャンセルしました。そっちの会も気にはなりますが。 会場で配られたチラシを見てびっくり。三之助さんの２回目の独演会が２６日に開かれるが、既に４回目のチラシが。 そのチラシをひっくり返すと３回目の案内。両面刷りという豪華版。 今年中に７回目まで伸ばしたいようです。 弥助さん。なんと１５分。三之助さんは３０分程度を予定していたようで、すれ違いの時になんか会話が聞こえる。このままじゃ８時に終わるんじゃないかと思ってしまった。 三之助さん。そこはたっぷり４０分。三之助さんのパターンは、釘を打ち込んだ家に上がりこんで最初に隣に引っ越してきたものと素性を明かす方（もう一方はさんざん話をした後でところでいったいあなたは？のパターン）。 タンスを持ち上げようとするところや、やっと新居にたどり着いたところも楽しく聴けました。 和助さん。最近社中は小花さんとの遭遇が多く、和助さんは久しぶり。 うれしいのはくわえた撥で土瓶を操る出し物が出たこと。和楽師匠がたまに演じるのでこれからも期待。冒頭に落っことしても３秒以内に拾って再開すれば無かったことになるという「３秒ルール」を遺憾なく１回披露するというサービスも（？）。 文ぶんさん。３０分。意識してかゆっくり目のテンポ。３人の声を完全に変えている。特に大家についてはその因業振りが出るような低い声。 これからどう仕上がっていくのかが楽しみ。 終了後は概ねいつものメンバーでいつもの場所へ。銚子高校のご関係者やその因縁などなど。 弥助さんを酒の肴にと思ったんですが、今日は不参加。残念。 それにA妻さんもいないし、栗坊さんもおフランスざんすのようです。 のらねこ兵さんご夫妻も終演後声を掛ける間もなくお帰りになってしまって残念。 怪我の功名で今まで話が出来なかった方とも話ができてものすごく良いリフレッシュになりました。 余裕で終わったと思ったら、最終電車でした。他の方は帰ることが出来たんでしょうか？

  2008.02.23

  コメント(0)

• 鈴本演芸場 ２月中席 夜の部

  鈴本演芸場 ２月中席 夜の部 ２００８年２月１６日（土）18：10～20：56 柳家さん生＿＿替り目 柳家はん冶＿＿背なで老いてる唐獅子牡丹 笑組 林家いっ平＿＿花筏 柳家喜多八＿＿小言念仏 翁家和楽社中（和楽、小楽、小花） 古今亭菊志ん＿湯屋番 柳家小菊 柳亭市馬＿＿＿寝床 ストレスたまりまくりで、仕事を早めに切り上げて上野へ。さん生師匠。まくらたっぷり。噺は超はしょり。でもこれが寄席だ！面白いぞ。はん冶師匠。いきなり噺でたっぷり。いっ平師匠。初見の噺。荒茶みたいなもの。３回もかまれては聴く気になれず。喜多八師匠。中トリまえに長々やられて寸足らず。中トリは２０分は与えないと。なのに１０分しかない。せっかくの噺もなんとなく時間が気になり落ち着かない。喜多八師匠ではやっと聞けた噺なのに。 菊志ん師匠。会心の出来ではなかったか。５０歳の時の姿がなかなか想像できないのですが。 市馬師匠。たっぷり４６分。言うことはないのですが、どうしても義太夫が下手だと想像できないのが市馬師匠ならでは。

  2008.02.16

  コメント(0)

• 鈴本演芸場 １月下席昼の部

  yahooのHPで「寄席を粋に楽しもう」のリンクができました。MY YAHOOに登録しましょう。 「落語新時代」八木忠栄著 前半もたつくけど、「今」に関する考察のひとつとして良書。特に小三治師匠、末広亭席亭との対談は必読。末広亭と鈴本の位置関係が良く分かります。 鈴本演芸場 １月下席昼の部 ２００８年１月２７日（日）12：15～16：37 三遊亭歌る美＿初天神 春風亭一之輔＿牛ほめ ぺぺ桜井 五明楼玉の輔＿紙入れ 林家正雀＿＿＿紀州、彦六と歌右衛門の奴さん アサダ二世 柳家喜多八＿＿新作（デアツンチャン）（アメリカ帰りの彼女からカタカナの手紙をもらい、それを先輩に見せる） 春風亭柳朝＿＿権助魚 ニューマリオネット 橘家文左衛門＿道灌 ホームラン 入船亭扇治＿＿世界珍獣園 翁家和楽社中（和楽、小楽、小花） 春風亭一朝＿＿抜け雀 バス１台の団体さんのおかげで立ち見の出る大盛況。 かといって決して妙な客席にはならず、好い話には素直に笑い、感動し、それが伝わるからこちらも笑えるというよい環境。 若干の私語くらいは大目に。 前半は団体さんを意識してか軽めに噺が進む。 とは言いつつも手を抜いている感じはしない。熱演である。 中トリで「道灌」はないよなと思いつつ、文左衛門師匠ならではの話にまとまり意外に好印象。 前半ではニューマリオネットが一番人気。しょうがないか。 後半は、出の際の拍手こそ出ないものの、お見送りの拍手は全て盛大。満足していることが一目で、これが笑えました。 最後はしっかり抜け雀。皆さん満足の体でした。

  2008.01.27

  コメント(0)

• 池袋演芸場 ニ之席昼の部

  池袋演芸場 ニ之席昼の部２００８年１月１４日（月・祝）12：10～16：40春風亭ぽっぽ＿平林柳家花ん謝＿＿初天神入船亭扇治＿＿狸の札柳家三三＿＿＿しの字嫌いホンキートンク柳家福治＿＿＿近所の若い衆柳家さん八＿＿五代目小さんの思い出入船亭扇橋＿＿二人旅アサダ二世柳亭燕路＿＿＿幇間腹柳家小里ん＿＿親子酒三遊亭小円歌柳家小さん＿＿長短桂文楽＿＿＿＿七代目文楽の思い出鈴々舎馬桜＿＿半分垢古今亭志ん輔＿野ざらし柳家さん喬＿＿ねずみ笑組柳家権太楼＿＿御神酒徳利正月の顔見世のため、持ち時間は短い。従って、その短い時間にどう噺を詰めていくかが個性となる。噺をはしょって短くする方、骨子だけに徹する方（はしょるのではなくあらすじを話すと言う感じ）、噺の一部だけを切り取る方の三種が今日の分類。例外は早口で済ますというもの。詰め方は人それぞれであるが、やはり力の差がはっきりと出てしまうのもの。ぽっぽさん。伸び盛り。まっすぐに育っているのが良く分かります。大切にしましょう。今日は前座さんが一番恵まれてたっぷり１５分。おいおい良いのか？そのあとの持ち時間は１０分強だぞ！と思わせるくらいにたっぷり明るく。花ん謝さん。この後は全員真打と言うこともあり緊張を隠せないが無難にはしょり。三三師匠。滅多に聴かない噺なのではしょり方が分からず。出来は大満足。福治師匠。この方のだんなをだんなと思わないような奥さんのしぐさにははまっています。若干のはしょり。さん八師匠。正月にしかお目にかかれない昭和天皇陛下ネタ。もちろん小道具の眼鏡も持参。扇橋師匠。いつも通り。「空はどうして青いの～」のお歌で終わり。この歌大好きです。アサダ師匠。３回ほど扇橋師匠のネタに突っ込む。「いくらなんでも」とか「あの歌は～」とか。きっとアサダ師匠も大好きなんだと思う。燕路師匠。若干はしょり。でも持ち味の明るさが一八と被る。一八の弱ったところにはまる。小里ん師匠。はしょりを感じさせない出来。さすがである。小円歌師匠。奴さんを軽快に踊る。あでやか。小さん師匠。切り取り。師匠でのこの噺は初見であるが今一度聴いてみたい。良い雰囲気であった。文楽師匠。つなぎに徹してしまった。時間が押していたし。馬桜師匠。はしょりを感じさせない出来。食いつきはあまり良い人は出ませんなどと言いつつ、あっという間に会場を引き込んでいった。さすがである。志ん輔師匠。切り取り。針を取ってしまうところまで。さん喬師匠。骨子。出来はよくなかった。やはり骨子では感動は演出できない。笑組。中学校当時の先生が来られていたのに５分強しか時間がなくて可哀想であったが、手は抜かず。権太楼師匠。切り取りとはしょり。それでも４０分。噺自体も私が知っている番頭が主役ではなく、出入りの八百屋が主役。行き先も大坂ではなく三島。

  2008.01.14

  コメント(0)

• 年忘れ吉例鈴本鹿芝居

  年忘れ吉例鈴本鹿芝居～与話情浮名横櫛（よわなさけうきなのよこぐし）2007年2月28日（金）17：45～21：00柳家小きち＿＿牛ほめ古今亭菊春＿＿狸の恩返し（狸札）金原亭世之介＿小話とものまね（先代正藏、志ん生、談志の舞台登場時のものまね）蝶花楼馬楽＿＿吝嗇屋とかっぽれ「お富与三郎」リレー落語上・木更津見染め＿金原亭馬生下・赤間の仕返し＿林家正雀大喜利鹿芝居「与話情浮名横櫛－源氏店－」横櫛お富＿＿＿金原亭馬生伊豆屋与三郎＿金原亭世之介蝙蝠安＿＿＿＿林家正雀番頭藤八＿＿＿古今亭菊春下女お花＿＿＿金原亭馬吉多左衛門＿＿＿蝶花楼馬楽？＿＿＿＿＿＿金原亭馬治？＿＿＿＿＿＿林家彦丸今年の掉尾を飾るにふさわしい楽しい芝居であった。不幸なことに初めて観る物でありましたが、今まで観てこなかったことを悔やみました。本当に楽しく、肩のこらない仕上がりとなっていました。回りの方のお話に耳を傾けたところ、お富世之介の役回りはいつもとは逆のようです。今度は馬生世之介を観てみたいものです。

  2007.12.28

  コメント(0)

• 第九と鈴本～イブなのに

  NHK交響楽団「第九」特別公演良かった良かった。ここ２～３年で一番良かった。席が。ぴあやｅ＋のおかげで、ここ２～３年はＳ席のはじのほうをうろうろしていたが、今年が一番良かった。というのは冗談にしても、演奏も良かった。昨年は若い指揮者の影響か早い感じがしたが、今年は落ち着いて聴けた（時間は６７分くらい）。でも四楽章は飛びはねて指揮をしていたけど。席がちょっと違うだけでもこんなに音も違うとは思いませんでした。来年は、もっと真ん中に挑戦。お笑い師走会鈴本演芸場＿２００７年１２月２４日（月）柳家花いち＿＿道灌アサダ二世春風亭一之輔＿唖の釣り柳亭燕路＿＿＿短命柳貴家小雪柳家三三＿＿＿悋気の独楽笑組古今亭菊志ん＿時そば太田家元九郎桃月庵白酒＿＿御慶こんなにすごい面子なのに、ガラガラ。イブと言うことより、かわら版に出演者が載っていないのが原因でしょう。ほぼ日替わりですが、白酒師匠は明日まで。まだ間に合います。花いちさん。花緑師匠のお弟子さん。また若い方が出てきました。すごいですね。今日は若手精鋭という感じなので、アサダ師匠と燕路師匠が締めました。でも、一之輔さんといい三三師匠、菊志ん師匠、白酒師匠とやんちゃな盛り。今日は若さの勝利といったところ。三三師匠も妙に若く見えました。菊志ん師匠も下がる時には、両手を前に出し手首だけを振ってバイバイ。はじけています。イブの所為でしょう。笑組。おしりかじりむしにははまりました。あまり受けていませんでしたが、そっくりです。白酒師匠。大汗の熱演。落語物心がついてからは恐らく初見。従って評価はしづらいのですが、ちょっとやんちゃが過ぎる（噺が若いというニュアンス）感じでした。下期になって初めての完全休養３連休。また身体に疲れを残してしまった。

  2007.12.24

  コメント(0)

• 暮れは芝浜か～第46回 三三・左龍の会

  第46回 三三・左龍の会2007年12月23日（日）18：20～20：42池袋演芸場古今亭志ん坊＿元犬柳亭左龍＿＿＿風呂敷柳家三三＿＿＿芝浜柳家三三＿＿＿寄合酒柳亭左龍＿＿＿二階ぞめき開始直後はお二人の登場。とりとめのない話ではあるが、同期二人の年輪を感じさせる会話が続く。白眉は、左龍師匠の帯が、正座をすると見えなくなってしまうところ。確かに、立ち姿では見えますが、正座するとおなかに埋もれてしまいます。芝浜。左龍師匠が「今日（後半のネタ出し）の噺は短いので、三三師匠の時に『芝浜！』と叫んで下さい」とまくらで振ったため、当然の如くに「芝浜！」の掛け声が。違う噺のつもりでしたと言いつつ、本編は「お前さんおまえさん…」あちこちから「おっ！」という感嘆の声。今年は殆ど寄席に行けなかったので、芝浜もあきらめていましたが何とかセーフとなりました。演出して頂いた左龍師匠に感謝である。本編の時間は３２分。ここ数年で聴いた小朝師匠、談志師匠とも違って、少しずつ補足が入っている。満足のいく内容であった。寄合酒。左龍師匠によると、サゲは喬之助師匠に今日聴いたばかりとか。まくらで出てきた柳亭市丸さんの粗忽さに惹かれました。早く出会ってみたいものです。左龍師匠。噺へのコメントより、性格のよさに惹かれた今日でした。

  2007.12.23

  コメント(0)

• 黒門亭 第９９９回

  黒門亭 第９９９回 ２００７年１２月８日（土）17：05～20：00 柳家緑君＿＿＿道灌 古今亭だん五＿一目上がり 桂三木男＿＿＿猿後家 林家錦平＿＿＿宿屋の敵討ち 古今亭菊寿＿＿居酒屋 柳家喬太郎＿＿牡丹灯籠～おみね殺し～ 今日のほぼ全ての人が喬太郎師匠目当て。 かく言う私も同じ。 ここまではっきりしていると、やり難いのは傍から観てもありあり。 喬太郎師匠の入りが遅れそうだったのか、前座さんが２名。 緑君さんは１７歳。信じられないくらいに若い。花緑師匠が認めたのですから、期待して待ちましょう。 だん五さんは何を話すのか決まらないうちに席へ。ちょっとかわいそうな出来。 錦平師匠（たっぷり40分）、菊寿師匠（15分）。ともに初見。黒門亭は寄席でも出会えない方との遭遇で驚かされます。 喬太郎師匠（40分）。怪談噺の癖に、くすぐりは忘れない。これがあるからこその喬太郎ワールド。 多くは語る必要のない会であります。 明日は黒門亭千回。 せんかい（扇海）師匠の登場。すっごいベタ。

  2007.12.08

  コメント(2)

• 上野から銀座、霞ヶ丘、浅草

  鈴本早朝寄席 ２００７年１２月２日（日）10：00～11：29 柳亭こみち＿＿金明竹 柳家三之助＿＿棒鱈 月の家鏡太＿＿天狗裁き 鈴々舎わか馬＿新聞記事 こみち、三之助と言う小三治一門会。 これは行かずばなるまいと頑張りました。 こみちさん。この会は朝も早いので、開口一番はお客を乗せるのが大変。 テンポがゆっくり目で私の感覚にはあわない。最後まで私の感覚とはずれたままであった。噺の中には追加で解説の独り言を入れたり、初めての人にわかりやすいように作っていました。それが新鮮。 三之助さん。ここで得意技を出すのはもったいない。途上ネタで良かったのでは？（私はこの場でそれは失礼だとは思いませんが） 鏡太さん。違和感があると思ったら、めがねを掛けていました。圓蔵師匠のお弟子さんだから問題なしって？それは川柳師匠、圓蔵師匠と円丈師匠だけに許されることではと思っていました。まあ、人それぞれで良いでしょう。 わか馬さん。殆ど聴いたことがない方でしたが、本日の新たな発見でした。 鏡太さんは３人目は時間調整といって天狗をたっぷり、わか馬さんも最後は二つ目の渾身の話ばかりだとお客さんも大変なので時間あわせと言う割にはしっかり。 会場もへたな会より入っていたし。やはり人気は定着か？ このまま池袋に行こうかとも思ったのですが、暖かかったのでラグビーへ。検索すると国立の早明戦しかなかったので他に行くのもなんなので仕方なく出向く。 途中銀座で喬太郎師匠の新ＣＤ購入。 国立ではきっと負けるだろうと思ったほうのサイドへ座る。 案の定、静かに観ることができました。 やはりトップリーグが観たい。ヤコが観たい（チームは調子が上がらないみたいだけど）。一気飲みするようなやからのいないところで観たい。 夕刻の浅草の東洋館前に行列が。いったいなんででしょう？

  2007.12.02

  コメント(0)

• 柳家権太楼 日曜朝のおさらい会

  柳家権太楼 日曜朝のおさらい会 池袋演芸場＿2007年１１月２５日（日）＿11：15～12：50 柳家ごん坊＿＿動物園 柳家権太楼＿＿二番煎じ ＿＿＿＿＿＿＿転宅 ＿＿＿＿＿＿＿短命 １１時に到着もすでに１０人以上が立ち見の状態。 ごん坊さん。この方は不思議な魅力があります。 よく観ればかなりいかつい顔。しかし、えもいえぬかわいらしさをまとっています。将来が楽しみなお一人。 いつも通り、小ネタで掴んでいく。この人のやり方のようです。 これがまた、結構いけていて、前座の役目としては満点。 権太楼師匠。公表の演目は「二番煎じ」と「短命」。しかしながら短命ではなく転宅をどうしてもやりたいようでした。当然会場も拍手（しないわけにはいかないしね）。 二番煎じ（本編約３０分）。チラシによると、今志ん朝師匠のCDを聴いているようです。 転宅。（本編約２０分弱） 短命（本編約１５分強）。転宅終了時点で12：30過ぎ。時間が余っているとつぶやいて、ごん坊さんがトリをやってお開きもあるんですがと言いつつ短命へ。一度やらないと決めた後でやるのは結構辛いのではないかと思いましたが、失礼ながら出来はこれが最高。短命であることの説明の際の「…短命だな」というあたりが山場だと思いますが、やはり爆笑系の真骨頂。最近聴いた三三師匠の系統とは全く違ってやはり権太楼師匠だとうならせるものでした。 立ちんぼは大変でしたが充実の朝でした。 その後は、上野へフィラデルフィア美術館展へ。 こちらも拾い物。かつてのバーンズコレクションにも匹敵するような素晴らしい絵がずらり。１点の絵で客を呼んでしまった国立新美術館（フェルメールとオランダ絵画）と違って、部屋を替わるたびにさらにすごい絵が並んでいます。

  2007.11.25

  コメント(0)

• 

  『笑う超人』立川談志×太田光

  疲れて何もする気がしない。 先月２０日から落語にも行っていないし。 ところでご存知のかたも多いと思いますが、談志師匠の黄金餅、らくだがDVDとなりました。 買いに行く時間がなかったので、ネットでチェック。 なんと定価3,990円（税込み）のところ2,953円（税込み）でした。 送料も０円だし、お得でした。 といっても、暫らくは見る時間はなさそうです。

  2007.11.11

  コメント(0)

• 東京かわら版400号記念落語会

  東京かわら版400号記念落語会 ２００７年１０月２０日（土）13：00～15：45 よみうりホール 三遊亭きつつき＿黄金の大黒 神田ひまわり＿＿東京かわら版物語 柳家三三＿＿＿＿不幸者 三遊亭白鳥＿＿＿かわら版物語 柳家小三治＿＿＿出来心 ご存知「東京かわら版」の４００号を記念した落語会。 （見出し通りで済みません） 開口一番、白鳥師匠、三三師匠が三題噺のお題取りに登場。 何故か白鳥師匠は私服。 それもそのはず、場所を間違えてイイノホールへ行ってしまったとさ。 このねたは大銀座落語祭でも使っていたので、話は半分に。 結局、東京かわら版にちなんだネタということだが「築地」「赤字」「リア・ディゾン」の三題に。 白鳥師匠はリア・ディゾンを知らずに「ディア・リゾン」と書きかけて、三三師匠に「それはジャイケル・マクソンと一緒」と突っ込まれる。こんなに突っ込めるのなら、飲み会のときも頑張ってね。 この会は基本的に東京かわら版の記念会なので随所にヨイショがなければなりません。 きつつきさん。初見。結構プレッシャーありあり。 ひまわりさんの噺は、東京かわら版の歴史が物語られました。 やっぱりきれいですよね。 三三師匠。会の趣旨を無視して淡々と進める。師匠も同じく。 この間、白鳥師匠は生みの苦しみを。 白鳥師匠。イイノホールに間違えて行ったというのはネタに違いないが、１時間で三題噺を作り上げたのには脱帽。 もっと破滅的なものをイメージしたのですが、三題に余った「美人編集長」などのネタも組み込んでいました。 オチもきちんと。たった１時間で２０分強の噺を作り上げた白鳥師匠に拍手です。 小三治師匠。まくら１０分強。本編４０分。個人的には４００回記念だったので別のネタを予測していましたが、なぜか泥棒ネタ。客席は大いに受けていました。

  2007.10.20

  コメント(0)

• 鈴本演芸場１０月上席夜の部 その２

  鈴本演芸場１０月上席夜の部 その２ ２００７年１０月６日（土）17：20～20：52 柳家花いち＿＿道灌 柳家さん弥＿＿野ざらし（代演） ホンキートンク（代演） 柳家〆治＿＿＿松竹梅 柳家福治＿＿＿町内の若い衆 ダーク広和 橘家文左衛門＿千早ふる 古今亭菊之丞＿片棒（但し一人息子） 鏡味仙三郎社中（仙三郎、仙四郎、仙三） 柳家三三＿＿＿権助提灯 林家正楽＿＿＿相合傘、紅葉狩り、ジャイアンツ優勝（胴上げの姿が時間もかかってすごい）、三毛猫（色は出せないので、女性が三本指で）、中秋の名月 柳家小三治＿＿うどん屋 本日もお仕事。 憂さ晴らしはいつものように落語。 １７時頃の到着。運よくかなり前に座れる。立ち見が出始めたのは６時３０分頃から。 今日は初日と違って皆ノリノリ。その原因はさん弥さんかも。 代演でここまでやっては…と言いながらどこまで行ってしまうのかと心配になるくらいにノリノリ。いきなり観客をトップギアに持っていってしまった。寄席だけに針をはずしてしまったところで終わり。 ダークさん。初日とは微妙にネタと会話を変えてきている。 文左衛門師匠。うわさの千早ふる。下げの前に「『とは』とは名前なんていうな」と自ら落とさず。どうなるかと思えば、「この後は菊之丞師匠に訊いてくれ」と。 菊之丞師匠。「他人任せは嫌いです」と軽くかわして噺へ。片棒の三人ではなく一人っ子。中身は片棒と一緒なので片棒・改かも。 仙三郎社中。久しぶりに仙三郎師匠の土瓶の芸。至芸である。 三三師匠。なんていうかすごい。但し、崩した姿も観て見たいというのは贅沢か。 小三治師匠。とり止めもなく村主章枝の話など。くずやさんの話が暫らく続き、どこに行くかわくわくしながら聴いていると、くずやさんを呼び止める声の大きさに入ったところから話が変わってきて、うどん屋さんを呼び止め、噺に。まくら約１０分。本編３０分強。個人的には師匠でこの噺は始めて。しかしすごい。聴くことができてうれしくてしょうがない。酔っ払いの繰言を見事に演じていた。師匠はのめないのにね。また、目線のうまさに脱帽。

  2007.10.06

  コメント(0)

• 鈴本演芸場１０月上席夜の部

  鈴本演芸場１０月上席夜の部 ２００７年１０月１日（月）～21：09 柳家生ねん＿＿道灌 林家ぼたん＿＿辰巳の辻占 柳貴家小雪 柳家三三＿＿＿釜どろ 柳家禽太夫＿＿蜘蛛駕籠 ダーク広和＿＿手品 橘家文左衛門＿手紙無筆 古今亭菊之丞＿紙入れ 三増紋之助 柳家〆治＿＿＿そば清 林家正楽＿＿＿相合傘、竹とんぼ、お月見、七福神、松坂投手 柳家小三治＿＿粗忽の釘 個人的に久々の三三師匠や菊之丞師匠の圓菊師匠の真似がよかったとか、何故か皆ノリが悪かったとか、紋之助さんがトトロのあとを継ぐ投げ独楽のネタを仕込んだとか、ダークさんがなにげにものすごかったとか書きたかったんですが、小三治師匠が全てを持っていきました。 まくら３０分弱。本編たっぷり３０分。 まくらは時節柄衣替えの話から。ガッテンしましたかと振った後で志の輔師匠の司会振りを軽く褒めて、黒紋付を着なくなったのは笑点のせいだとか、いやそうじゃないとか、今日の昼は「男の隠れ家」のインタビューを受けたとか、実は「男の隠れ家」は良い本だとか、何故かと言うと沖縄の与世山澄子（よせやますみこ）さんがJAZZでは最高のボーカルでその方がその本の特集にきちんと掲載されていたからだとか、インタビューを受けると疲れるので定番で行きますと、ここまで３０分弱。 粗忽長屋かなと思いつつ、粗忽の釘へ。 こんな大ネタとは思っていませんでした。寄席ではたい平師匠の５分で大爆笑の粗忽の釘もあれば、こんなにたっぷり聴かせる素晴らしい粗忽の釘もあることを思い知らされました。 これを聴いてしまうと、１５分の普通の粗忽の釘はよほどのことがないと比較にならなくなります。 もしもこのネタを今日初めて聴いてしまった方は大変幸せな反面、これだけの噺に何時再開できるか分からないということで大変不幸だと言うことになります。 小三治師匠の直前に帰ってしまった一団もいましたが、一生の不覚だったと思ってください（お時間もあったと思いますが）。

  2007.10.01

  コメント(0)

• 真一文字の会

  真一文字の会 日暮里サニーホール 2007年9月25日(火)1930－2110 春風亭一之輔 悋気の独楽 猫久 蒟蒻問答 猫久がネタおろし。 相変わらずネタおろしとは思えぬ完成度。 りんきのまくらでNHK新人演劇大賞の裏話。 ふ～ん!笑い家さんなんだ。１１分なんだ。 肝心なことは最終選考に残ったということ。 おめでとうございます

  2007.09.25

  コメント(0)

• 鈴本演芸場９月中席夜の部

  鈴本演芸場９月中席夜の部 ２００７年９月１６日（日）17：15～20：50 三遊亭たん丈＿牛ほめ 古今亭菊六＿＿初天神 鏡味仙三郎社中（仙三、仙花、仙三郎） 春風亭正朝＿＿替り目 柳亭市馬＿＿＿高砂や 柳家小菊 古今亭駿菊＿＿野ざらし 林家正藏＿＿＿新聞記事（三三代演） 宝井琴柳＿＿＿講談 堀部安兵衛道場破り 桃月庵白酒＿＿壺算 アサダ二世（夢葉代演） 古今亭菊志ん＿愛宕山（３５分） 何が悲しくて３連休出ずっぱり。 夜くらいは自由にさせてと上野へ。 今日は若手真打の伸びのすごさに驚かされました。 いきなり正朝師匠、市馬師匠と後の方には大プレッシャー。 三三師匠こそ聞けませんでしたが、後の白酒師匠、菊志ん師匠がすごかった。 個人的には少し日が空いていたこともあったのですが、まあお二人とも余裕の塊。 トリの菊志ん師匠は学習能力のないお客さんの延べ５度にわたる携帯攻撃をものともせず、果敢に打ち破っていました（お客さんも複数で攻めていましたが）。 白酒師匠もまくら１０分程度だったのですがこれもまたすごい。まくらだけで会場を自分の世界へ引きずり込んでいました。もちろん本論も良かった。 今日の面子で、改めて感じたのはお客さんに情景を思い浮かばせることの重要性です。 噺を初めて聴きに来る方、初めてそのネタに接する方にとってはついていけない場合が多いものです。 そんな時でも情景を思い描けるように話ができる方が本当に力を備えているものと思います。 今日もそのような方が多くて良かった良かった。

  2007.09.16

  コメント(0)

• 柳家小三治独演会

  柳家小三治独演会 ２００７年９月２日（日）アミューたちかわ 14：05～16：24 柳家禽太夫＿替り目 柳家小三治＿お化け長屋 柳家小三治＿小言念仏 替り目。２０分。会場の掲示は「代わり目」。なんか、違和感が。 禽太夫師匠は昔はもっとトム・ハンクスに似ていたような気がします。個人的には５０歳位になった禽太夫師匠が楽しみです。 お化け長屋。まくら４９分、本編３０分。まくらは「なぜ私はハワイが嫌いか（行かないか）」「映画『グロリア』のDVD」「映画『美しき諍い女』のDVD」。この春に行った１５年ぶりのハワイ旅行の話が基本路線で、ここ数年のまくらでは最高レベルの内容。よく練られて構成もしっかりして、本にも出来るくらいの内容と出来。 DVD検索とハワイの味覚（マカダミアンナッツ）の検索では、インターネットに詳しい弟子にやってもらったと言う事で、恐らく三之助さんのことでしょう。 小言念仏。まくら１６分、本編８分。最近では珍しく後半でもまくらを。今日はよほど体調も良いようにも見えました。 ひょんなことから物置から古いスピーカーを出すことになり、３日まえにお弟子さん３人に手伝ってもらったそうです。ついでに不用品を整理したら２ｔトラック２台分に。 この３人のうちのお一人は三之助さんでは？（一番若い人が行かないとね） 個人的には、この噺は小三治師匠の代表作のひとつと思っています。何回聴いてもあきません。会場も大爆笑で帰り道に聞こえる会話でも皆さん大満足だったようです。

  2007.09.02

  コメント(0)

• ビクター落語会 第８回 昼席

  ビクター落語会 第８回 昼席 ２００７年８月２６日（日）13：30～16：30 三田仏教伝道センタービル 柳家ごん坊＿＿転失気 柳家喜多八＿＿片棒 林家正藏＿＿＿ねずみ 春風亭正朝＿＿井戸の茶碗 柳家喜多八＿＿死神 三之助さんオフ会を途中で抜けての体制もやっと一段落。 インターネットでも遊べたし、オフ会で最後までいけなかった鬱憤晴らしに落語会へ。 本日の中で一番の面子を選んで出向きました。 ごん坊さん。全く噺に破綻がなく、前座としては最高レベルに達していると思います。 プロフィールは、協会のHPにはまだなかった。 これ以降はすべて寄席ではトリのネタ。 少し重すぎ。 井戸の茶碗は５０分に及ぶ。 他もほぼ３０分きっちり。 椅子もホテルの披露宴会場のような椅子で、年寄りには辛かった。 お客さんも知らない方々ばかり。 喜多八師匠のファンなのか、ビクター落語会のファンなのか？ 正藏師匠。意識していたわけではなかったのですが、襲名直後以降初めて。そしてその当時に散々聴かされた同じネタ。 さすがにくすぐりなどが少しずつ変わっていることに気がつきました。 井戸の茶碗。正朝師匠はくずやさんを部屋まで上げてしまいました。ふーん、上げるんだ。 死神。終了直前の１６:２０分頃。「光化学スモック注意報発令」の防災無線が鳴り響く。それも日本語のあとに英語で。やっぱり港区だけある。でもすごい迷惑。 さげは全くのノーマルバージョン。でも談志版、小三治版や志の輔版に慣れている身としては新鮮。

  2007.08.26

  コメント(0)

• 柳家小三治独演会

  柳家小三治独演会 松戸市民会館 ２００７年８月１８日（土）13：30～16：00 柳家禽太夫＿＿蜘蛛駕籠 柳家小三治＿＿宗論 柳家小三治＿＿こんにゃく問答 蜘蛛駕籠。３０分。難しい噺であることを再認識。登場人物が多く場面の展開をうまく表現できないと全く面白くなくなってしまう。 宗論。まくら５３分。噺１２分。暑い中の落語会が続いていた。松戸の会まで持たせようと今までは流していたとお客を喜ばせる。 で、噺はまたもや「青葉の笛」（7/22志木での会参照） １番を歌うと妙に長い拍手が。思わず「入場の時より大きい」と本人が突っ込み。 そのあとは政治関係のあと、浅草寺の本尊が別の寺にあること。 宗論は「右のほほを打たれたら左のほほを…」の件以降がなかった。師匠では初めて聴きました。 こんにゃく問答。挨拶で頭を上げた瞬間に話が始まる。 これもまた師匠では初めての噺。 たっぷり４０分。こんなに長い噺とは思いませんでした。 宗教がらみが２席とは珍しい。 終了後、目玉おやじさんと目玉おやじさんの先輩のIさんと軽く。目玉おやじさんは大忙しで、これからお仕事とのこと。 ・ ・ ・ ・ なんて、しっかり４時過ぎから９時３０分まで行ってしまいました。お二人とも話題豊富で、次々に展開されていきます。飽きることのない６時間弱のお付き合いでした。 また是非よろしくお願いします。 喜多八師匠のお席にも行こうっと。

  2007.08.18

  コメント(0)

• つぶしあい

  つぶしあい ２００７年８月１２日（日）17：30～19：25 落語協会２階 古今亭志ん八＿元犬 春風亭一之輔＿不動坊 春風亭一之輔＿くしゃみ講釈 古今亭志ん八＿締め込み 会場には栗坊さん、あいこ姐さん関係者のお姿も。 元犬。まくらでは先週の感謝祭の裏話。元高校球児ならではのご意見。それはいつのまにか高校野球のバットが”カキ～ン！”と鳴らないバットに変わっているので、元に戻して欲しいということ。 全く知りませんでした。 不動坊。大昔はこの噺は全く好きではありませんでした。この噺が面白いことに気がつかされたのは三之助さんでした。 そして、爆笑噺として展開したのが一之輔さん。 会場の殆どの方がこの噺はご存知かと思いますが、噺の展開を知っていても思いっきり裏切るくらいの話しっぷり、しぐさで大爆笑を誘ってくれました。 途中で「OK」なんて会話があってもなんとも思いません。（恐らく確信犯なのだと思いますが） 素晴らしい出来だったと思います。 くしゃみ講釈。私が一之輔さんの噺の中では一番好きな噺。 今日も以前とは少し違うくすぐりを入れて、余裕たっぷりの内容でした。こしょうを買いに行っている所は白眉です。 締め込み。前２席が一之輔さんのドッカン笑い噺になったので正直やりにくかったはず。 正統派でとことんやっていましたが、最後は志ん八さんも勝利といったところ。ご自分の世界を構築したと思います。 終了後、栗坊さんと浅草演芸ホールの住吉踊りの様子について教えてもらいながら帰る。１時間もやるとは思いませんでした。いつかは行かねばと誓うのでありました。

  2007.08.12

  コメント(1)

• 池袋演芸場９月上席昼 ＆ 円朝夜話 其の弐

  池袋演芸場９月上席昼 12：15～16：50 柳家ごん坊＿＿狸札 柳亭こみち＿＿湯屋番 花島世津子 柳家はん冶＿＿背なで老いてる唐獅子牡丹 古今亭志ん輔＿岸柳島 ロケット団 柳家花緑＿＿＿長短 柳家小袁治＿＿雪月花（金明竹の東北弁版） 柳貴家小雪 入船亭扇橋＿＿弥次郎 柳家福治＿＿＿墓見 春風亭一朝＿＿看板のピン 林家二楽＿＿＿紙切（桃太郎、夏の甲子園、透明人間、原爆ドームと花火） 柳家小三治＿＿天災 夏休みの恒例と言うより、この期間に合わせて休みを取っている。 １２時にはいるも、ほぼ満員。終了時点では壁側に体を斜めにして立っているような状態。平日なのに信じられない。 ごん坊さん。今までに出会った中で一番明るいとちり。途中で詰まったので最初からやってしまう。キャラが良いのでぜんぜん憎めない。 噺の展開は他で聞くのと少しずつ違っているので誰から教えてもらったのか気になるところ。 こみちさん。あっという間に貫禄十分（体型ではないですよ）。見事な成長です。萌え落語が似合わなくなってきているのが残念。 世津子さん。以前にも書いたことがありますが、私にとっては何に驚けばよいのか分からない場合が多いのです。さすがに慣れましたが、ついてはいけないのです。 はん冶師匠。とうとう聴くことが出来ました。初見なので今日は感動だけ。 志ん輔師匠。滝田ゆうの落語まんがの冒頭の作品なのでご存知の方も多いと思います。ここでこんないい話が出るのが池袋の特徴か？ ロケット団。待ってましたの掛け声もたくさん。只今まさしく絶好調！今は言うことなしです。 花緑師匠。師匠を寄席で聴くのは久しぶり。でも長短はホールでやることは少ないと思うので寄席でないと聴けないかもしれません。そういった意味では貴重な経験。この噺は大好き。文治師匠の話が最高と思っていますので、どうしても比較してしまうけど、味は別物。スケールの大きさが出てしまった感じ。 小袁治師匠。ここまで殆どまくらはなく、ひたすらトリのための時間確保に走っていたような感じ。秋田出身の奥さんにかかわる噺がまくら。しかしその前振りが話の芯になっているとは意表ををつかれました。見事な東北弁で私には違和感なし。 小雪さん。今まで何回となく観た中で初めての大しくじり。大げさに書くこともないので詳細は割愛。何気に動揺を感じましたが、今までの修行のすごさを読んだり聞いたりしていたので数年に１度くらいしかないことの方が評価に値します。 扇橋師匠。この噺は扇橋師匠でしか聴けません。ぴったり合った噺です。 福治師匠。初見の噺。小三治一門は誰かが必ずこんな思いがけない噺をかけてくるので油断できません。 一朝師匠。小三治グループに混じっての春風亭。頑張っています。やはり毛色は違いますよね。志ん輔師匠もそういった意味で勝負していたのかも。 二楽師匠。時間が押したので短めに。透明人間は意外にリクエストは多いそうです。他には「闇夜のからす」や「酸素と二酸化炭素」などもあるようです。最後の「原爆ドームと花火」は別々の方のリクエストでした。 小三治師匠。まくら１０分。噺３５分。もはや何も言うことはなし。 （全員のコメントを書いたのは久々。疲れた。） 円朝夜話～其の弐 紀伊國屋サザンシアター 19：00～21：00 花井伸夫・桂歌丸 トークショー 桂花丸＿＿宗論 桂歌丸＿＿真景累ヶ淵（深見新五郎） 大銀座落語祭での貞水師匠の真景累ヶ淵（宗悦の祟り）を聴いたため、私個人の夏休み特集で思わず申し込んでしまった。 トークショーでは、歌丸師匠の芸に対する精進の姿を感じられました。芸協の会長と言う要職にありながら、今なお挑戦の姿勢を保っていることに感動です。 歌丸師匠に栗橋宿（牡丹灯篭）を、小三治師匠へ小言念仏を、それぞれにやれと薦めたのはTBSの故白井良幹氏であったというエピソードが披露されました。 花丸さん。１５分。 歌丸師匠。５４分。貞水師匠と違って随所に笑えるクス繰りが入って、落語らしく仕上がっていました。これなら予備知識がなくてもついていける？

  2007.08.06

  コメント(3)

• 「航空寄席」とコンプリート

  「航空寄席」 2007年7月29日（日）13：00～15：00 航空科学博物館 http://www.aeromuseum.or.jp/index.html 三遊亭遊雀＿＿反対俥 柳家三之助＿＿初天神 トークショー 「オールフライトニッポン」の販売サイン会 落語1時間、トーク1時間。 ご存知「オールフライトニッポン」をネタにしたトークショーですが、筆者の遊雀師匠、三之助さんのお二人揃い踏みは恐らく初めて。 三之助さんの分しか書かれていないサインも未完成のまま。 なんとか遊雀師匠のサインをもらえないかと一路成田へ。 （なんて、日曜日ですいていたので高速1時間でした。） 場所柄子供連れおよび落語は始めての方も多く、目でも楽しめる噺に。 反対俥は少し身振りを大きく。もちろん子供だけでなく大人にも受ける。 遊雀師匠だから初天神かと思ったら、初天神は三之助さんが担当。こちらもまた子供のしゃべりしぐさが子供たちにも大うけ。 大人も子供も初見者も楽しめた内容でした。 トークショーはお二人そろい踏みとあって、三之助さんも余裕を持っての進行。しかし時間が足りず途中ははしょる部分も（昨年のジュンク堂等でのトークショーで使った紙芝居形式のネタを使っていました。助手役の氏名に紙が張って「三遊亭遊雀」と書き直してあるのはご愛嬌。 終了後は、出口前に販売・サイン会場がしつらえられ、帰る際には有無を言わさずその前を通らせる仕組み。但し値引きされていてかなりのお買い得。事実殆どの方が"自主的に"購入されていたと思います。 私はといえば、やっと著者2名のサインを得てコンプリート！ 9月の成田の会へもこのお二人が出演と、お医者様からお誘いを受けました。 栗坊さん案内してください。 あとでメールします。

  2007.07.29

  コメント(0)

• 柳家小三治独演会 とごめんなさい

  柳家小三治独演会 ２００７年７月２２日（日）＿志木市民会館パルシティホール14：00～16：13 柳家三之助＿＿浮世床 柳家小三治＿＿猫の皿 柳家小三治＿＿かぼちゃ屋 浮世床。２０分。きっちり前座を務めます。このあと池袋で三本締めの会があるので、良い声出しにもなったでしょう。 猫の皿。ついに自己経験上最長のまくら。 ほぼ５７分。本編１４分。 志木での会の第２回でのまくらで使った「あの人とっても困るのよ」をひとしきり歌う。これが契機で、「うた・まくら」を出すまでに至った。鈴本での独’歌’会を最後にしようとしていたが、お誘いがあり来月の軽井沢の会で歌うことになった。新曲に「青葉の笛」を練習中。 ひとしきり「青葉の笛」にまつわる話が続き、１５時頃に「侍社会、幕府、云々」と入って、さて本編かと思いきや、そこから政治ネタに入り、最後には次の選挙に出るとまでに行き着く。 これは、まくらで終わりかと思いきや、茶の湯に入りそうになったり道具屋に入りそうになったりしながら「猫の皿」へ。 調べると２００５年５月以来。 「かぼちゃ屋」。２６分 まくらは短く。中入りで戻ると、三之助さんがPCで「青葉の笛」を検索し、その画面になるとその曲が演奏されたことに驚いた話。（上のURLだと思います） 師匠でこの噺を聞くのは初めて。柳家では三之助さんでは２００５年、市馬師匠で２００６年に聞いていました。 それよりも恐らく師匠の与太郎噺も初めてだと思います。師匠の野ざらしを初めて聞いたときの衝撃（意外な別の一面を知ったと言う意味で）ほどではなかったものの、小三治版与太郎に接することが出来たので大満足。 池袋に到着し、三之助さんの「三本締めの会」の会場の池袋演芸場の前まで。信号機で待っている間思案しまくって、涙を呑んで今日は帰ることに。 三之助さん文ぶんさん弥助さん。本当にごめんなさい。 ３日間寝込んで、まだ復活できていません。ダブルヘッダーに耐えられそうになかったので、明日からの仕事を優先してしまいました。 今の体調を考えると、断念して正解だったと思います。 先日の末広で弥助さんに約束したので本当に申し訳なく思います。

  2007.07.22

  コメント(0)

• 

  大銀座落語祭2007

  大銀座落語祭2007 ２００７年７月１５日（日） ●中央会館＿12：00～15：30（頃） 三遊亭白鳥＿＿スーパー寿限無 柳家喬太郎＿＿中華屋開店 昔昔亭桃太郎＿結婚相談所 清水アキラ爆笑トーク 桂三枝＿＿＿＿ボクとおかんの品定め 林家正楽＿＿＿相合傘、線香花火、家族旅行、累ヶ淵、勧進帳、いらっしゃい！ 桂三枝＿＿＿＿ないしょ話 ただ笑いたいためだけに来た会である。 白鳥師匠。開口一番なので無難な噺から。下座のおこうさんのことは忘れません。でも本当にいらっしゃるのかしら？ 喬太郎師匠。岐阜、名古屋と喜多八師匠、歌武蔵師匠と回ってきた所為でお疲れモード。オチがよく分かりませんでした。（大学教授を辞めてラーメン屋を開こうとする元先生と元助手の五十嵐、その先生を慕う西園寺みすずと執事とがおりなす噺） 桃太郎師匠。ご存知結婚相談所です。会場ののりは悪かったような気がします。 清水アキラ氏。物まねは少なく、話芸中心。ディナーショー仕立てなので、いつもやっているのでしょう。慣れたものです。 三枝師匠。「ボクとおかんの品定め」はご本人は「おかんとボクの～」と言っていました。１８１作目 ないしょ話。１８２作目の最新作。どれほど演じているのか分かりませんが、完全にこなれています。最新作でありながら完成しているところがすごいです。 ●浜離宮朝日ホール＿17：00～20：58 ＊この人この噺 古今亭志ん馬＿＿＿宮戸川（20分） 春風亭勢朝＿＿＿＿竹の水仙（23分） 橘家圓太郎＿＿＿＿締め込み（19分） 桂ひな太郎＿＿＿＿化け物使い（27分） ＊東西新作落語対決 三遊亭天どん＿＿＿どくガス 夢月亭清麿＿＿＿＿東急駅長会議 桂勢朝＿＿＿＿＿＿ハイウェイ歌合戦 橘家文左衛門＿＿＿ジャズ息子 林家笑丸＿＿＿＿＿ウクレレのバラード 柳家小ゑん＿＿＿＿銀河の恋の物語 もしかするとこの会が今回の最高の内容だったのではと思わせました。 ４時間、個人個人もたっぷりと独演会並み。辛い新作もなく満喫できました。 「この人この噺」 ひな太郎師匠の化け物使いが４５分のネタなので各人が若干ずつつめると言うことになっていたそうな。 志ん馬師匠は個人的には殆ど初めてに近いと思います。 勢朝師匠はしっかり３分オーバー。真面目にやっても爆笑になってしまうのがこの方の持ち味。最高です。 圓太郎師匠。勢朝師匠の流れを変えました。 そしてひな太郎師匠。聞くたびに引かれていく方です。独特の雰囲気をお持ちです。 「東西新作落語対決」 天どんさん。会場の雰囲気を切り替える役割にあせっていましたが、いつもの通りマイペース。 清麿師匠。テーマを逆手にとって、東京に住んでいないと全く分からないネタで勝負。 桂勢朝師匠。今年初めての上方落語。桂米朝師匠のお弟子さん。自称ハイテンション落語と言うだけあって、その声や話の速さがすごい。 文左衛門師匠。ご本人も言うとおり、新作とはいえ川柳師匠の名作。なぜか低いテンションではじめるが、次第にノリノリ。ただ、楽曲の口真似部分は川柳師匠がすごすぎて比較できません。改めて川柳師匠の高さが分かりました。とはいえ文左衛門師匠の挑戦には素直に拍手を送ります。 笑丸師匠。えみまると読みます。染丸師匠のお弟子さん。気がつくと上方のお二人は姉様キングスのお二人と同じ師匠の組み合わせ。噺は新作と言うよりも漫談に近いもの。 最後は小ゑん師匠。以前にも聞いたことはありますが、安心して聞ける話です。３０分弱の長講になりました。 今日も前座さんはぽっぽさん。がんばれ。

  2007.07.16

  コメント(2)

• 大銀座落語祭2007

  大銀座落語祭2007２００７年７月１４日（土）博品館劇場＿13：00～（15：30）立川談笑の世界＿＿＿＿＿時そば＿＿＿＿＿粗忽長屋立川志らくの世界＿＿＿＿＿寝床柳亭市馬＿七段目昭和歌謡大全集（志らく、市馬、ゲスト森口博子）浜離宮朝日ホール16：17～18：44一龍斎貞水＿宗悦殺し入船亭扇辰＿茄子娘牡丹灯篭リレー入船亭扇遊＿お露新三郎入船亭扇橋＿お札はがしまず、堀井憲一郎氏は立川流に出没。歌謡ショーの前に出て行く。今年は何回お会いできますやら。談笑師匠。時そばでは相変わらず、さかい、と小ばやしが槍玉に（知っている人は知っている）。志らく師匠。このあとの歌を意識してか、寝床とははまりすぎ。それにしても歌謡ショーの時の「金色のタキシード」はすごすぎ。もっとすごかったのは市馬師匠の「長篇歌謡浪曲 俵星玄蕃」です。そのうまさに思わず感動してしまいました。16：00開演と言うことで、泣く泣くあきらめて退出。タクシー３分６６０円。でも雨だし歩いたら間に合いそうにないのでご勘弁。一転、怪談特集。人間国宝一龍斎貞水師匠は初見。席が後ろのほうだったのが悔やまれる。照明の効果が良く分からず。顔も良く見えない。もっと堪能するにはかぶりつきに行かねば。扇辰師匠は人間国宝の後という事で、食いつきの役割。扇遊師匠も扇橋師匠も怪談話が合うとは思えないが、小朝師匠の設定のようです。扇橋師匠はなんと２０分もまくら。しかし噺もたっぷりで、退場の時、高座から下りる際に足がよろけていたほど。なんとなく感動。ここの前座さんは小朝師匠のお弟子さんの「ぽっぽ」さんでした。

  2007.07.14

  コメント(0)

• 新宿末広亭 ６月下席夜の部

  新宿末広亭 ６月下席夜の部 ２００７年６月３０日（土）16：45～21：00 春風亭ぽっぽ＿＿手紙無筆 柳亭こみち＿＿＿湯屋番 遊平かほり 柳家禽太夫＿＿＿一分茶番 桂才賀＿＿＿＿＿漫談（台東区役所でのネタ集め） ぺぺ桜井 柳家小里ん＿＿＿不動坊 川柳川柳＿＿＿＿ジャズ息子 柳貴家小雪 柳家小袁治＿＿＿犬の目 入船亭扇橋＿＿＿田能久 柳家〆治＿＿＿＿親子酒 うたじゆめじ＿＿（うなぎはようしょくかわしょくか） 三遊亭円丈＿＿＿新作（英語無筆） 春風亭一朝＿＿＿祇園祭 花島世津子 柳家小三治＿＿＿転宅 例によって超満員。 運よく一席空いて、滑り込み。 ぽっぽさん。小朝師匠の３番目のお弟子さん。散切り頭って言うのはこんな感じなんでしょう。かわいいのに少しかわいそうですが、この先を期待したい方です。 こみちさん。化粧をすると大分印象が変わります。 扇橋師匠。田能久は久しぶりに聞きました。これが最後かもしれないなんてまくらは、冗談になっていないところが恐ろしい。 円丈師匠。こみちさんの「手紙無筆」を意識してか、英語交じりの会話は出来るが、英語は読めない兄貴の噺。手紙無筆を聞いているので余計に面白い。 小三治師匠。かつてはめくりが変わった途端に会場が盛り上がることがあったと言う件をよく本には出てくる。個人的には初めての経験かもしれない。今の寄席でめくりが変わっただけで拍手が起こせるのはものすごいことです。 それにしても、末広亭のお客さんが一番礼儀をわきまえているかもしれません。拍手はきちんと、待ってましたの掛け声も適宜。先日の鈴本がひどすぎたので余計にそう思わされました。 会場から出掛けに、深夜寄席出演のため挨拶していた弥助さんに出会う。今日は聴けないことをお詫びしつつ今度の三本締めに行くことを約束。 新宿駅ではタカアンドトシのタカさんを見つける。意外に皆気がついていなかった。

  2007.06.30

  コメント(2)

• つぶしあい～一之輔、志ん八

  つぶしあい ２００７年６月３日（日）17：30～19：20 落語協会２階 栗坊さんが行けなさそうでしたので代わりに。 会場には明畠さん、あいこ姐さんつながりの書道の先生他の方々もいらっしゃいました。 春風亭一之輔＿＿青菜 古今亭志ん八＿＿王子の狐 古今亭志ん八＿＿金の大黒 春風亭一之輔＿＿へっつい幽霊 高座の台のきしみ音が気になって。 交換しませうね。 「青菜」協会のしきたりは６月～７月半ばまで単衣でそのあとからが絽ということがまくら。 昨日の研精会では芸協さんの方々は皆、「絽」だったそうな。 どうも前半のおとなしい場面はやりにくそうでした。 「王子の狐」落語に物心がついてからはやっとはじめて聴けました。かなりの早口でした。ご本人もこのあとの噺のまくらで反省。ちなみに「絽」の着物であがっていました。これを観ての一之輔さんのまくらだったようです。先輩は厳しい。 「金の大黒」金ちゃんの水を飲む姿がバカ受け。古今亭は長い噺が少ないのと生来の早口が災いして、時間つなぎが難しいとのまくら。ちなみに「犬の目」をやろうとして、時間が短すぎるため一之輔さんから却下となったようです。 「へっつい幽霊」人情噺は苦手とのたまう。たしかにあまりやる気が感じられません。逆に、お惚けの若旦那をやらせたら最高です。この噺にも出てきました。

  2007.06.03

  コメント(0)

• 日本演芸 若手研精会 第３１４回

  日本演芸 若手研精会 第３１４回２００７年６月２日（土）国立演芸場柳亭市朗＿＿＿金明竹三遊亭遊馬＿＿たが屋春風亭一之輔＿初天神金原亭小駒＿＿品川心中三笑亭夢吉＿＿狸賽柳家三之助＿＿井戸の茶碗今日は当たりませんでした。残念。ところで今日のお土産はなんだったんでしょう？あたらなかったんで全く無視でした。今日は遊馬さん一之輔さん三之助さんとご贔屓が続いて文句なし。遊馬さんの声を生かしたたが屋。ほぼフルバージョンの一之輔さんの初天神。季節違いは宣言通りの確信犯です。三之助さんの井戸の茶碗は稽古の成果がありあり。余裕の内容となっています。時間は8：15～8：55のたっぷり４０分。

  2007.06.02

  コメント(0)

• 鈴本演芸場 5月下席 昼の部

  鈴本演芸場 5月下席 昼の部 2007年5月27日（日）～16：36 それにしても何時から鈴本はこんなになってしまったんでしょう？ 浅草演芸ホールみたいに、演者が入ってきても拍手が起きません。 さすがに必死になってきっかけを作りました。 林家たこ平＿＿寄合酒 春風亭柳朝＿＿真田小僧 すず風にゃん子金魚 鈴々舎馬風＿＿漫談 春風亭一朝＿＿幇間腹 ニューマリオネット 古今亭志ん彌＿＿開帳の雪隠 林家彦いち＿＿＿新作（京浜東北線内でキレる若者）→睨み合いホンキートンク 柳家さん喬＿＿＿お菊の皿 翁家和楽社中（小楽、和助、和楽） 橘家圓太郎＿＿＿阿武松 意外や意外、本日一番受けたのは、ニューマリオネット。次が和助社中。 確かに和助社中は、和助さんの技も増えていっそう楽しくなっていましたが、ニューマリオネットのように渋すぎるものがあそこまで受けるとは思いませんでした。 和助さんは毬とバチを使った業で前半を演じていましたが、本当に楽しく魅せてくれました。いつもながら最後の剣の業には満場大拍手。トリの前で受けすぎですよ。 柳朝師匠の真田小僧はいつも聞いている版とは異なり、少し話が追加されています。師匠譲りなんでしょうか？

  2007.05.27

  コメント(1)

• 志らく一門会

  志らく一門会 2007年5月15日（日）上野広小路亭 立川らく兵＿子ほめ 立川らく朝＿布袋腹 立川志ら乃＿短命 立川らくＢ＿（藪医者） 立川志らく＿ろくろ首 久しぶりのらく兵さん。 今日もやってくれました。今まで欠かさず絶句してくれます。 但し今日はちょっと辛かった。 １、２度は愛嬌だけど、笑えなくなる時もあります。 しかし、顔つきが変わりましたね。 肉がついたのか、大分品がついてきた（失礼ながら）ように思えます。 らく朝さん。知る人ぞ知るお医者さんの52歳の二つ目。 噺も二つ目の域ではない。安心して聞ける方です。 健康落語と呼んでいます。 志ら乃さん、そろそろ真打との呼び声も。 ますます師匠に似てきましたね。 らくＢさん。らく次さんと同じく一度は二つ目試験に受かったものの直後に談志師匠から保留との一言。 ただ今「内定中」の状態だそうです。 立川流は恐ろしい。 志らく。今は舞台稽古の真っ最中。やくざな役に徹するため、普段から演じているため、目つきやしぐさがそれっぽくなってしまっているそうです。確かに目つきが…

  2007.05.13

  コメント(0)

全654件 (654件中 401-450件目)

< 1 ... 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 >