カテゴリ:信仰
「むしろ、何かしてあげてほしい。こちらのものがのどを通らないらしいから」と、病院勤務の友人から聞きました。目が開かされます。こんなときに躊躇してちゃいけない。
とにかく、おにぎりやひじきやパックお味噌汁やドラ焼きをもって、義理のご両親に預けようと、お宅に向かいました。 すると、入れ違いでした。上のお子さんを連れてもう出られた後。 もう家族だけで過ごすことにしたのは知っていましたが、病院へ。事情を話し、差し入れだけでも、と。廊下を歩いていたら、病棟から出てきた二人が私を見てびっくりした顔。義理のご両親でした。 「会いにきてくれたの?」 「いえ、ゲストは受け付けないと聞いたので、差し入れだけ」 たった今、上の、小学校低学年のお兄ちゃんを部屋に入れて、両親がお話をしたところだと。かなり取り乱した様子でつらかった、というお話でした。サポート、お祈り感謝します、といわれました。 皆さんのことはいつも心にあるし、祈っています。祈りでご家族に寄り添いますから、と伝えて別れました。 夜になってから、看護士の友人から電話。「さっき電話で話したの。喜んでたよ。」彼女は、今までもずっと、友人を支えてきていました。それが、どういうめぐり合わせなのか、明日から日本へ一時帰国することになっているのです。それもつらそう。 「神様、なんで?と、思うね」 「うん」 彼女もクリスチャン。 「そうだ、彼女、お水のことも喜んでたよ。」 差し入れの袋の中に、どうかと思ったのですが、良かったら使ってほしいとメモを付けて、フランスの「ルルドのお水」を入れておいたのです。聖母出現の場所から湧き出た水です。 後から、彼女からも電話が入りました。どんなにか切ないことかと思うけれど、気丈にしています。同じ病気で2番目の息子さんも1歳でなくしているのです。また、こんなにつらいことになって、何と言っていいのか本当にわからないけれど、「とにかく、食べてね。お母さんももういらっしゃるから、それを励みにね」と。 「お水、お風呂の中に入れて、使いました。おなかにも付けてあげたんです。」と彼女は言っていました。使ってくれてありがとうと伝えました。 マリア様が支えてくださるよ。祈っているからね。みんな祈っているから。 皆さんのお祈り、感謝します。どうもありがとうございます。 神様、小さい無垢な命を急にお取り上げにならないでください。もう一度つよめてください。マリア様、どうか寄り添ってください。祈ってください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|