カテゴリ:信仰
だんな君が所用で二つ三つ先の町へ行くと言うので、テレコと乗せていってくれと頼みました。
そこは、町並みが古びていて、ちょっとしたアンティークのお店も並んでいるんです。テレコを歩かせる名目で、ぶらぶらしようかと^^。(それに、いい生地屋さんがひとつあるのだ!) だんな君は「ただの田舎の町。なにもないのに」と、渋い顔でしたが、無視。^^;ダウンタウンで降ろしてもらいました。 かわいいですよね ダウンタウンって言っても、写真に写ってるこれくらいの範囲しか町じゃなかったりして^^。確かに小さい。意味無く信号を渡ったり、ベンチに腰掛けたり、写真を撮ったり。 生地屋さんの並び そしてやっぱり生地屋さんにはいって、あれこれ手にとって見た挙句、買ってしまいましたよ。薄紫のシルク&コットン混のしなやかな薄い生地!私が買うにしては高級だ!1ヤード16.5ドル!でもタンクトップにするから1ヤードだけね。(←やっぱり小心者)あとは、はぎれのバスケットの中から、3/4ヤードの面白い柄のニット。テレコのシャッか。5.5ドル。 それからふらふら歩くと、ファーマーズ・マーケットの表示が。何でも毎木曜らしく、たまたま当たった^^! でも、これもとーても小さいマーケット。小さい駐車場にテントが6つくらい^^;。手作りキャラメルコーン5ドルを買って、近くのベンチでポリポリ。 男の人が二人、通りがかって、「ハイ!」とあいさつしてくれました。 こちらも「ハイ!」と返して、見送った後、「ん?」 ちゃんと見たわけじゃないけど、ひとりは黒づくめだったような。何か虫も知らせて、「テレコ!ちょっと来て!」と手を引いて、さっきの男の人を追いかけました。 連れの人に追いついて、 「あの方、司祭さんですか?」と聞くと、 「そうです」 黒づくめの人も「なに?」とふり返ると、ああ!詰め襟の中央に白いカラーがのぞいている。ローマン・カラーでございますよ。確かに司祭のいでたち。 「すみません、ここにまだ祝別されていないロザリオを持っているんです。祝別していただけますか?」 そう、なぜか、今日、ふと思い立ってGパンのベルト通しに、ナイアガラのカルメル修道院で買った紐編みのロザリオをぶら下げていたんです。 ファーザーはこころよく「いいですよ」と。 ありがとうございます!! (ロザリオやメダルのような信心の道具を使い始める前に、神父さんに祝福してもらうんです。「祝別」と言います。blessing.) 差し出したロザリオに両手をかざして、祝福してくださいました。それも、短いバージョン(定型があるんですよね、きっと)じゃなくて、丁寧に長く祈ってくださいました。ありがたかったです。すみません、突然お願いしたのに。 お名前をうかがって、お礼を言って、写真まで撮らせてもらいました^^;。 テレコ緊張してる^^; ああー、びっくりした。テレコもなにがなんだかわからなかったでしょうね。写真の表情も硬い・・・^^; あとから、じわじわうれしくなってきました。あー、今日ここに来てよかった。ロザリオ持ってきていてよかった。たまたま神父さんに会えてよかった。 マーケットは町役場の駐車場^^ 今思うと、ファーマーズ・マーケットの真ん中で、突然、ロザリオを掲げて信者は頭をたれ、司祭は両手をかざして祝福を祈り・・・。けっこう丁寧にしてもらったので、わあ、なんだろう、と、お店の人もお客さんも見ていました。 そういうワンシーンがあってもいいじゃないか。^^; 誰かの何かのきっかけになるかもしれないし・・・^^。 でも、これって、例えば、日本でお坊さん見つけて、「すみません!ちょっとお願いします!」って言って「南~無~・・・!」ってやってもらってるのと同じだと思うと、結構、大胆^^;? しかし、神父さんも大変なお仕事だなあ。あのローマンカラー着ていれば一目でわかっちゃうし。 教会のファーザー・マークは、飛行機で隣の人が突然泣き出して、聞けばもう教会に行っていないというカトリック。何年かぶりに告白を聞いてあげて、赦しの秘蹟を授けたことがあると言っていました。隣に座った人にとって、なんと大きなことだったでしょう。 神父さんたち、大変でしょうけど、ありがたいのだ。 ロザリオの祈りをするときには、神父さんのこともいつもお祈りすることにしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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