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「江戸三百藩 最後の藩主」という本を読み直しました。「あなたの故郷の殿さまはバカ殿か?名君か?」という帯が衝撃的^^;!
まず、幕藩体制や幕末情勢の章があります。 統治する藩名と官位名の相違について(なぜ秀吉は「筑前」で会津の松平容保は「肥後」なのか)や、大名の結婚/養子縁組事情(その藩出身の殿様はあんまりいなかったりする)や、お国を知らないお殿様の実情(たとえば阿部正弘はたった一回半年しか福山にいなかった)など、おもしろい、おもしろい! 後半は、藩主と家臣が、幕末どう動いたかの記述。三百藩全部^^。 ところどころ著者の好き嫌いや評がはいるけど、すごくおもしろいんですよね。 ----- じっくり読むのは、かつて住んだ場所場所のお殿様の話。 北国に働いていたころのことですが、よそ者の私でも、ある地方出身者へのちょっとしたやっかみや批判的態度を感じたことがありました。それがこの本で氷解。 その地方の殿様、奥羽列藩同盟の裏切り者だったんですよね。 奥羽列藩同盟って、やばいなやばいなと思いながらもどうにもならない義理で組んでたようなものだし、そんななか、新政府軍にぴゃーっと寝返っちゃうやつがいたらもう、にくさ百倍だよね。 150年たっても、「ああ、○○(地方名)の顔だよ、あの人は」「○○はきつっつくて」等の言葉を、実際耳にしたものです。 「あそこの殿様は…」みたいなせりふも聞いたことがあります。そのときは「ええっ?いつの時代のことだらう?^^;」と思ったけど、考えたら、ひいひいおじいさん、ひいおじいさんくらいのことだもんね。やっぱり後引くよ^^;。 その近辺の諸藩の動きを読んでも、ああそうだったのかと現代のその町の人や情景が立ち上がってきちゃって、胸が熱くなる…-v-ジーン。 実際知り合った人たちと同じ姓を、家臣団のなかに見つけたりすると、一族かな?と思ったり^^。 ----- そういえば、学生時代に過ごしたのは、戦国時代のヒーローがいたところでした。学校のあった近辺を治めていたのは、家臣扱いの小大名。その殿様は地域の人々のことを考えて、最後、ヒーローの一族を裏切ったのでした。 歴史小説を読むと悪く書かれていることもあったりしますが、その地域の人は地元の殿様を大事に思ってたりする。その人の裏切りがあったために、まちは火の海になったりしなかったから。殿様が愛妾宅へ通う小唄が伝わってたりするようなところでした。 ああ、やっぱり、歴史って息づいているんですね!TvT! 感動しちゃうな。 ----- 高度成長時代に親が関東に出てきた核家族の子。引越しも多くてふるさと無し状態の私からすると、そういうあれこれって、あこがれちゃう。すばらしいことのように思える。 …もちろん、どこにいっても常によそ者の気楽さからきてる部分もあるんだけどね。地縁血縁の大変さからはぽんと外れてるし・・・。 でも歴史が長いっていいよ! (まあ世界各国どこだって歴史は同じ古さなんだけど、いろいろ記録されているってことね^^;) 今度の引越し先、町町に「Established 1905」とか看板が立ってるんだけど、「?」って思っちゃう。 立てた人は「どや?ふるいんやで」的気分で立てたんだろうけど、日本人にはいやがうえにも新しさを強調してしまう。かわいそ^^;。 ----- ああ、面白い本であったことよ、と、本を閉じ、周りを見回すと… そこは地下室。 あれ? うずたかく詰まれた本と箱とガラクタの中に、自らを発見。 「…あっ!アッシは、夜が明けるまでにこの本を箱詰めしなければいけなかったのでは!?」 ----- わあーん。今日もこんなことで過ごしちゃった。 引越しは7月はじめだよ! 一月もない! そうなんです。いろいろ大変で物事が進まなかったのですが、だんな君の仕事はもうすぐ始まっちゃうから行かなきゃいけない。 家も売らなきゃいけないのに、まだエージェントとも会ってない。いろんなこと考えると髪の毛が逆立ちそうです。でも、言っても言っても言っても言っても、張本人が動こうとしないから、もう知らん。 アッシはアッシのできることだけするよ。 きのう、カトリック系の福祉団体に、大量の赤ちゃん家具、おもちゃ、その他家具、小物類、寄付するから取りに来てって電話した。St. Vincent de Paul Society。これ、全国共通?今度行く町にもあるみたい。 聖ビンセント、福祉の聖人だもんね。 図書館にも、60冊近く寄付したよ。テレコの服も友人にあげた。制服やリボンも知り合いや学校に寄付しました。TvTチョト、サミシイ。 さて、引越し作業に集中するぞ!と思ったら、来週、DCの友人が彼氏を連れて遊びに来るのでした^^;。がんばれ!と、自らを励ますことにしよう…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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