カテゴリ:トホホ
長らくご無沙汰しておりました!
ひじょーに、ひじょーーに、厳しい引越しでございました。それらもろもろは、またいつか語ることもございましょう…。 大方の箱は開けたものの、まだ行き場のない物物があちらに押しやられ、こちらに押しやられしている状態でございます。その間隙を縫うように動くわれわれと猫ども、なんとかかんとか、やっておりまする。 そんなこんなで、まだ片付いてもいないのですが、なんと、初めてのお客さんを迎えることになった今日の日でありました。 ----- 「その辺をちょっと掃除でも」と、とりつくろう余裕もなく、「座るところだけ作ればいいかー」というやる気のなさ。 何か出す物は?と思っても、買い物に行くには高速に乗って30キロくらい走らないとスーパーがないので(-v-;どんだけ田舎なんじゃ)おいそれとも出かけられず・・・。冷蔵庫をごぞごぞやって、「あ!りんごがある!これだ!(てか、これしかないし)」という有様。 ----- お客さんは、だんな君の新しいボスであります。アニータさん。だんなくんがわかりにくい場所を電話で細かく説明。「わからなかったらまた電話ください」 道のほうをそわそわ気にしながら待っていたら、車が見えてきて、停まりました。辺りを見回しています。ここでいいかどうか確かめている様子。電話がなりました。 「Hello? イウさん?」 「あ!いらっしゃい!こっちから車、見えてますよー。そうです。こっちに車入れてくださーい!」 ----- 車は無事に敷地内に入ってきました。こっちで手を振っているのがわかったようで、手を振り返してくれているのが見えます。 「道、すぐわかりましたかー?お元気ですかー?」と、受話器を持ったままポーチにでました。お互いの姿を見ながら電話で話すことがおかしくて、笑いながら^^。 アニータさん、車を降り、満面の笑みで歩いてきます。(やっぱり第一印象だよね)と、わたしも精一杯の笑顔で「こんにちは!」と。受話器を持ったままなのが笑えます。あはは。 ----- しかし、そこではた!と気がついた。 アニータさん、携帯持ってない。イヤホン型なのかな?いや、ちがう。 ???? 「Hi,イウさん、はじめまして!よかった無事着いて」と、握手を求めるアニータさん。 あれーーー!? アッシは、一体誰と電話で話してるんだっ!!? パニック状態に陥りながらも、「え、えくすきゅーず、みー・・・」と、初対面の次の瞬間によろよろと別室に倒れこむアッシ。 アッシは一体誰と電話で話してるんだ・・・? ----- こんどは電話の向こうの人に向かって、「え、えくすきゅーず、みー・・・?」 「・・・」と間があった後・・・ 「・・・聖○○教会の事務の××ですが、イウさんですか?先日提出いただいた書類のことでちょっとうかがいたいことが・・・」 ぎゃーーーーっ!!!!! ほんと、まんがみたいに「あわ、あわ、あわ!」と言いたくなりましたわ・・・orz ----- だって、タイミングが絶妙すぎたんですもん(ぐすん) だって、「イウさん」なんて、この町でアッシの名前知ってる人なんて、アニータさんくらいだと思ったんですもん(ぐすん) だって、アッシが「車入れて!」なんて言ってるとき、無言で聞いてるんですもん(ぐすん) ----- まあ、よく考えれば、電話かけたと思ったら、あなたの車が見えるだの、そっちに停車しろだの、よく道がわかったね、だの言われたら、面食らって何も言えなくなりますわな・・・。 「す、すみません。今ちょうどお客さんが来たところだったもので・・・」 「時間、大丈夫ですか?」 暖かくも冷静ななその対応が、イウの心にさらにグサッと突き刺さるのでした。 ----- そんなことがあって、もう、お客さんへの対応がへろへろだったところ、またもや電話が!今度は誰? 「イウさん、いらっしゃいますか? 聖○○教会幼稚園のディレクターです」 ぎゃっ! 神さま!私なんか悪いことしましたか?それともアッシで遊んでるんですか? ----- 幼稚園の手続きについてあれこれ。 妙ににこやかムードの声。 「・・・オフィスのものが言うには、娘さんはとても礼儀正しくてかわいらしいとのことでしたよ」 って、じゃあ、さっきの壮大な勘違いも、もう、しっかりご存知ざんしょ?って、アッシももう捨て鉢の域に・・・^^;ああ・・・。 ----- まさか、まさか、新天地と思って来た早々に、このようなトホホを味わうことになるとは思わなんだ・・・。 これからの、この土地での生活に、一抹の不安を感じるイウのすけであった・・・。 (しかし、アニータさんにもらったこの地方の木の実をかたどったチョコレート菓子は非常に美味であったこと、書き記しておかねばなるまい。どこで売ってるんだろ、あれ。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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