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カテゴリ:今日も子供から教えられ
ほめない子育て
最近この2冊の本を図書館で借りて読んだ。 ほめないし、しつけない子育て。 じゃあ、親は何をするんだ? 『ありのままを受け入れる』のである。 子どもが自分の意志で、自分の力で、 生きる意味をみつけ、イキイキと充実した人生を歩むために。 ほめること=評価すること。 ホメるということは、ケナすこともあるということ。(不言でも) 親の評価を気にする子になってはイケナイ…と言う。 なるほど、そういえば、 自己実現を達成し、満足感でいっぱいの時は、 人の評価など気にならないものだ。 見届けてくれた人がいた…という大きな喜びはあるが。 子どもは親以上に親思いなので、無意識に親の喜ぶ方向へ進むそうだ。 自己以外の選択を受け入れると、人生はいずれ破たんをきたすと思う。 自分で選ぶしか道はないのだね。 その妨げにならぬよう、見守る姿勢を忘れずいたい。 (思いやりのある行動などをほめるのは良いそうです) しつけをしない子育て。 厳しくしつけられすぎると、自己否定感が強くなるそうだ。 自分に自信をもてない子の苦しみは、どれほどだろうかと思う。 実はこの本、インナーチャイルド気味の大人の心を癒してくれる。 まず先に、自分の『ありのままを受け入れ』てあげようと思った。 そして夫の『ありのままを受け入れ』ようと思った。 そう思ったとたんに、全てのことが、 ものすご~くラクになって、うれしくて泣いてしまった。 夫と私はずいぶん歳をとってから子どもを持ったが、 自分ら自身も高齢出産の子どもなのである。 明治生まれの祖父母、戦前生まれの両親に育てられた。 厳しくしつけることが親の務めと、誰もが信じて疑わない世代だ。 『ありのままを受け入れる』はずもないから、しょうがない。 親にされたこと、親がしてくれなかったことの 恨みつらみがないわけじゃないけど、 親の世代の『ありのままを受け入れ』たら、 なんだかとってもラクになってしまった。 あ、それしかないくらい、大事なことなんだな……と素直に思えた。 それに、こどもをしつける…というのは土台無理なことらしい。 3歳までの幼児の場合は特に、まだ罪も罰も理解できず、 約束の意味も、「絶対に許さない」もわからないそうだ。 理由を説明しても、まだまだ納得することはできず、 親のためにわかったフリをしてしまうそうだ。 道徳やマナーは、親の模倣からのみ学ぶことができると言う。 いい人間に育てたければ、親がそうなる以外にないのだ。 叱責や説得、ご褒美や体罰では、 本当の意味での体得をすることはできないように思う。 しかしずいぶんと気の長い話である。 できれば、1度キツく叱っただけでわかってほしい。 でも現実は「だから言ったでしょ!! 何回言ったらわかるの!?」である。 なので、幼児の頃は、ダダこねてあたりまえ、 わがままであたりまえ、甘ったれであたりまえ、 マナー最悪であたりまえなのである。 それがありのままの幼児の姿なのである。 聞き分けのいい2歳児だとしたら、その方が危険なのだそうだ。 2歳児を2歳の時に経験させてやらなくては、 いずれ思春期や大人になってから、イヤイヤ期がやってくる。 みずぼうそうと同じで、子どもの時にやるべきことは 子どもの時にやっておかないと、あとになるほど重症化するのだねぇ。 でも、だからと言って、さあ今すぐに 『ほめない、しつけない子育て』できますか? 公園で、ママ友のお宅で、夫の実家で、 ほめもしないし、叱りもしない……。 できますか? そうなんだよね。 とくにしつけの方は、非常識な母親と思われそうで恐い。 「模倣するのを待つなんて、なにを悠長なこと言ってるの? その間にも、ほら、いろんな人に迷惑かけるよ。 ちゃんと厳しくすべき時はしなくちゃ」 「うちは厳しく育てているよ。それが悪いことだって言うの? やりたい放題にやらせて迷惑かけてるあなたに言われたくない」 そんなふうに思われやしないか? 自分が嫌われるのはそれほど恐くない。 無理して自分を偽るよりはずっといいと思う方だ。 恐いのは、この母だから…と、娘が悪く評価されることだ。 学校に行ってから、仲間はずれにされるのでは?イジメにあうのでは? 自分のせいで、娘に寂しい思いをさせるのは断じて嫌だ。 ああ、こわいこわい。 ……実は、その恐怖にアッサリと 「ダイジョブ!!」と言ってくれた人がいた。 そのことはまた後日UPします。 今日はここまで~。おやすみなさい。 この2冊もとても癒されました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 4, 2006 03:28:14 AM
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