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カテゴリ:今日も子供から教えられ
3歳以下の子育て中の母にとって、
一番恐いのはママ友に嫌われること。 友達がいなくなるのがコワイ人もいるし、 一人でも平気だけど、ダメ母と思われるのがコワイ人もいる。 ホントに一番恐いのは、母の評判のせいで こどもがツライめにあうことだ。 一緒に遊んでくれる友達がいなくなったり、 就園就学してから「あの母の子だから…」と いじめられたら…という心配である。 子育て支援センターの講座で 『させる?おもちゃのとりあい』というテーマの時、 ほとんどの人が「させた方がよいと思うけどできない」理由に お母さんへの気兼ねをあげていた。 私自身は、自分を偽るくらいなら孤独を選ぶのは恐くないタチだ。 ただ、そういう自分の選択が、こどもにとって迷惑ではないのか? そこがわからず態度をきめかねていたのだ。 講師はカウンセリングスペース・リヴの佐藤まどかさん あっさりと言ってくれた。 「ダイジョブ!!」 あ、やっぱそう? なんとこの気持ちの良い一言で、 私はすっかり安心してしまった。 「ストレスを感じたら、迷わず離れましょう」 だよね? 佐藤さん自身、遠くの公園に車で行ったり、 ママ友は作らなかったそうだ。 だいいち『ママ友』ってなんだ? あえて『ママ』をつけることによって 「同じママどうしじゃなかったら友達になってないんだけど たまたま同じ年の子がいるから…」的なニュアンスがない? そんなんだったら、いらないぞ。 『友達』だったら大観迎だけど。 親友はすでにいるし、多くはいらないけれど、 自然に増えたとしたら、こんなうれしいことはない。 でもそれは『友達』であって『ママ友』じゃない。 「この人私のママ友なの~」って紹介されたらヤなかんじ。 公園でよく会う、子どもの名前しかしらない人程度ならいいけど…。 お家を行き来したりする友達に言われたら…ちょっとイヤだ。 佐藤さんの娘さんが小学校の頃、 ベランダから下を見ると、 娘さんが一人で、女の子のグループにむかって 「あんたたちなんか大嫌い!!」と叫んだそうだ。 ハタからみると、娘さんの方が悪者っぽく見えがちだが、 佐藤さんは「そう言わせるようなことあったんやろな…」と 娘さんが問題だとは思わなかったそうだ。 すごく素敵!! と思った。 そうだよね。むしろたのもしいくらいだもの。 ひとりになることを恐れないのも大事。 小学校高学年の女の子は、友達とのアレコレが全て。 ケンカしたり、嫌ったり嫌われたり、 いろいろあってあたりまえ…、 どっちかが一方的に悪いとかありえない。 こどもが傷付いたり、嫌われたり、仲間はずれにされたり、 みている親はツライけど、佐藤さんみたいに 「そんなこともあると思う」と否定も肯定もせず、 けして動じずに見ていてもらえたら、 子どもはとてもうれしいだろうな…と思う。 まさに『ありのままを受け入れる』子育てなのだと思った。 私なんか、友達とケンカしたのがバレたら 「家でもお母さんのいいつけをきかない子だから 性格が悪くなって、友達に嫌われているんだ」 と言われてたもんね。(T_T) 大人になって、失恋しても、仕事で失敗しても、 挫折する度に「そうなると思ってた」って言われた。 これホントつらいので、母のみなさんは絶対やめようね。 話はそれたけど、佐藤さんの経験談から、 これは、赤ちゃんのおもちゃのとりあいを 静観するのと同じ感覚なのかな? じゃ、なにをそんなに恐れていたんだろう? …と思い、なんだかすごくスッキリしてしまった。 子育ての方針がすこし違ったくらいで、 子どもがいじめられるかって!! 考えたら、すんごいアホだなぁ…と思ってしまった。 実際、私が子どもの頃のことを考えるとわかった。 かなりマイペースな子だったし、 誰ともツルまない時期もあったけど、 けっして嫌っても、嫌われてもいなかった。 いじめもなかったし、楽しい子ども時代だった。 私は、人から「あの人って変…」と思われても平気なタチだ。 ひとりで行動するのも嫌いじゃないし、 陰口を言われてもあまり気にならない。 ようは自分に恥じない行動をしているか?なので、人の評価は無意味だ。 そういうふうに自分が充実している時は 誰ともツルまなくても、周りが優しく好意的だし、 自分も周りの人がだいすきだったりする。 それにホントにちょっとヘンかもしれないし。 ヘンな人と、ヘンじゃない人の大きな違いは 「人と違ったことをしよう」とは、けっして思っておらず、 むしろ、非常識さで他人に迷惑をかけないよう必死なのにもかかわらず、 なぜかいつも少し浮いてしまうことだ。良くも悪くも…。 少しズレてる…とか、ボケてる…言ってもいいかも。 しかし、そういう自分でイジメられて来たかと言えば、NOなのである。 むしろ、温かく見守られていたような気がする。 そしてそういう時は、友達は少ないけど、ほんとうの親友ができた。 今でも大切につきあいが続いている。 むしろ「なるべく浮かないように…」と心がけた頃の方が、トラブルが多かった。 20代前半の頃、自己否定感が強く「このままの私ではダメだ」と思い、 万人ウケしそうな雰囲気をつくって自分をいつわってた。 友だちも多かったし、男の子にもモテたけど、幸福感は薄く、毎日憂鬱だった。 その頃の友人とは、誰一人も続いてはいない。 自分もまた『ありのままに』しか生きられないということだ。 『ありのままに』生き、『ありのままを受け入れる』ことでしか、 人は立ちゆかないのだと思う。 あああ……長くなって疲れちゃった…。 なんかうまくしめられないし…。 今日はここまで~。 ……下記から後日追記です。 『ママ友』は全部いらない……的なことを書いてしまったが、 公園であう、子どもの名前と月齢しかしらないお母さんで とても好きな人が何人かいる。 おそらく話題も趣味もあわないことは、きっと間違いないんだけど、 子どもを公園で遊ばすことにかけては、すごく気があう、 一緒にいてすごく心地いい人が何人かいる。 その中のふたりは、ママではなく、 おじいちゃんとおばあちゃんなのだが…。 約束もしないし、メルアド交換もしないし、 どこに住んでるかもだいたいしかしらないけど、 すごく信頼している。 こんな『ママ友』は素敵だと思う。 ※佐藤まどかさん所属のカウンセリングスペース・リヴ http://www.space-liv.net/ http://hitokoto.space-liv.net/ この本は、ここのblogで紹介されていたので読んだのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 7, 2006 11:41:24 PM
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