|
カテゴリ:今日も子供から教えられ
その2なので、その1から読んでいただくとうれしいです。
----------------------------------------------------- 最近、リトミックには自主保育の仲間が何人か参加してくれている。 いつも緑地で遊んでいる仲良しのお友達が、 地下鉄に乗って西区まで来てくれる。 Rはうれしくておおはしゃぎ!! 「ここが公園、神社もあるねん!!」と自分の庭のように案内している。 母もだけどね!! (^∀^;) なのだけど、なぜかリトミックは調子がでない。 ぐずぐずと母のひざから降りようとしない。 あいさつの歌もうたわない。 ????? 逆にお友達はとても楽しんでくれており、 おもしろい表現も飛び出したりして、 見ているこちらも楽しくなるほどだ。 終わってからも一緒にランチしたり、公園で遊んだのだが、 Rはびっくりするほど聞き分けがなく、 普段いわないようなわがままを言い、 激しく泣いて、なかなかおさまらない。 ????? 病み上がりだからかなー? 木曜日にシュタイナーの水彩の会があり、 これも前回から自主保育の仲間が参加するようになった。 この日も、Rは最初うれしくておおはしゃぎしていたが、 だんだん感情が不安定になり、 ちょっとしたことでまた大泣きした。 母の絵をぐちゃぐちゃにして号泣!! 泣き方が普段の甘え泣きとはぜんぜん違うのだ。 あきらかに感情のバランスを大きく崩している。 しかもいつもアトリエで言われている 絶対にそれだけはやってはいけないこと。 『ほかの人の作品を汚すこと』をやった。 わかっていてやったのだと思う。 だから母の顔をしばらく見れなかった。 ??? まだ調子悪いのかなー? 金曜日になって、Sちゃん母が「気になってるんだけど」と。 「Rちゃん、もしかしてSたちが行くこと嫌なんじゃないかな?」 「え?喜んでたよ!!」 「いや、前回の水彩でも、リトミックでも、ご機嫌悪くなったよね」 あ!! そっか!! 前回の水彩で1時間泣いたっけ。 ごね勝ちして飴ちゃんゲットしたっけ。 自分のテリトリーに、お友達が入ることへの抵抗感ではないか?と S母が心配してくれた。 そうかもー!! 来客パニックと一緒だぁ。 来てくれて嬉しい気持ちと、 自分のテリトリーを荒らされる不安で、 どうしていいかわからなくなってしまうのだろう。 そして、その不安は言ってはいけないことだと、 我慢しなくてはいけないことだと、 Rはわかっているのだ。 だから、直接それは言わない。 それをいうと母が困るのがわかっているから。 我慢しようとするけれど、我慢しきれず、 ほかのことで極端に聞き分けがなくなる。 叱られて、激しく泣く。 そうだったんだぁ。 そういえ弌??狠膣屬Hちゃんが、 去年リトミックをはじめた時も、そんなだったなぁ。 さすが、S母!! ありがとう!! つか、気付けよ、わたし。(*ー*;) でも、仲間といる楽しさもわかっているRだから、 じょじょに楽しさのほうが勝ってくると思う。 だいじょうぶ。 きっとそのうち慣れてくれる。 母が気持ちをわかってくれてると思えたら、 さらに、勇気がわくだろう。 寝る前にじゃれながら聞いてみた。 「Rは、Sちゃんたちがリトミックやお絵描きに来るの嫌?」 すると急に真顔になってコクリとうなずいた。 「みんなが来ると楽しいかな?っては思うねん。 でも、なんか嫌やねん」 おおおお。こういう言い方ができるようになったのか。 「なんで嫌なのか、ママにお話できるかな?」 「うん。ケンカになっちゃうから嫌やねん」 「そう?Rはみんなに優しかったよ。 ケンカしなかったね。がんばったんだね」 「うん。がんばった」 「Rの先生なのに、みんなにとられちゃったって感じはする?」 「うん。する」 「去年Hちゃんの時もそんな気がした?」 「うん。嫌やった」 「そっか、ママ気がつかなくてごめんね」 「気がついて欲しかったわ」 おおお!! こんなふうにきちんと、自分の気持ちが言えるようになってたんだ。 すごいなぁ。 「Rは嫌と思うことが悪いことだと思ったんだね。 だから、誰にもいわないで我慢したんだね」 うなづく。 「えらかったね」 くるりと姿勢をかえて抱きついてきた。 それから、話をした。 悪いことではない。誰でも思うことだ。 Rが悪い子だからではない。 我慢できなくなったら言ってもいい。 ただ、Rだけの先生ではないので、すこしずつ慣れる必要がある。 がんばらなくてはいけないけど、 できなかったら、泣いてもいいし、ママが抱っこするから。 という内容で。 わかってるのか?わかってないのか? 一応真剣な顔で聞いてはいたけど、 途中でこてんと寝てしまった。 まあ、じょじょに伝えていきましょう。 往きつ戻りつ。 しかし、こんな繊細な子供をもちながら、 この母はぼーっとしていて、人に言われるまで気づかない。 もー。だめじゃん!! でも、気がついて、助言してくれる人に恵まれていてうれしい。 母ひとりで子育てするんじゃないんだなと思う。 母も成長しつつある。 6月のマクロ教室の時は、母こそ大パニックになった。 9月の親子10組は、中パニック。 11月の水彩1時間泣きは、ここにも書いた。 http://plaza.rakuten.co.jp/zazie/diary/200711120000/ 今読み返すと、お門違いのとんちんかん母で、赤面ものだけどねー。 はははは。 母のパニックの原因は、明らかで、 他人を味方につけず、自分ひとりでなんとかしようとしてた。 できないと恥ずかしいのだと思っていた。 Rをかんしゃくもちの子供と思って欲しくなかったし、 Rをおさめられない母と思われたくなくて、必死だった。 自分以外を信じてなかったのだ。娘さえも。 でも、今回は違っていた。 母のいたらない部分は、なにかにお任せする…というか、 それがSちゃんママの気づきだったり、 先生たちの見守りだったり、 「そのうちわかるさ」というR自身の育ちだったり、 大きな時間の流れだったり、 そういうものを信じた結果かもしれない。 そういう自分に成長できてよかったなと思う。 成長させてもらえる環境でよかったなと思う。 この母も、いや、この母こそ、往きつ戻りつ…なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 2, 2008 05:38:51 PM
[今日も子供から教えられ] カテゴリの最新記事
|
|