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(会員制)Shahryarの酒と美女の日々

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カテゴリ:独り言


WBC連覇のシャンパンファイトで胴上げされる小山良男ブルペン捕手(ヨシオ)



「ヨシオ」「ヨシオ」「ヨシオ」
09年春、野球のWBC連覇のシャンパンファイト、イチロー、松坂大輔、稲葉篤紀、城島健司、岩隈久志ら日本野球界の超一流選手に続いて、周りの「ヨシオ」コール
裏方であるブルペン捕手、小山良男さん(通称「ヨシオ」)は選手から胴上げされました。

元中日選手、08年オフに戦力外通告、現役引退、ブルペン捕手として再出発した直後の出来事でした。
横浜高校時代は上地雄輔(現俳優)に代わり正捕手となり、主将として松坂大輔とバッテリーを組み、1998年の甲子園春夏優勝を果たした。
社会人野球からドラフト8位でプロへ、プロ生活は4年間、9試合、13打席数、2安打1打点、 まさに無名の選手でした。

WBCでの出来事について松坂は「大会中自分の他、ピッチャーの球を受け続けた彼が胴上げに値すると、投手陣が当然の感覚として湧き上がった気持ちだと思う。」という旨をテレビの取材でそう告白しました。


なぜこの話を切り出したかは後に話すとして、野球つながりで、もう少しお話をしましょう。
(今日は少し、何が言いたいか解らないブログになるかもしれませんが・・・)
このWBCの初代監督、王貞治さん、その世界のホームラン王を育てた荒川博さんにこんな逸話がある、当時の巨人監督、川上哲治さんとの会食の席でのこと
「川上さん、人はすき焼きの肉(つまり好物)を食べる時にこう一直線に肉を口に運ぶ、これが無理のない自然の動作なんです、僕はこの原理で王君を育てたいんです」
ピンクレディーの歌にも歌われた、王さんの一本足打法(フラミンゴ打法)の基礎となる理論である。
つまり、バットを構えてボールを打つ瞬間までの間、バットの移動距離を出来るだけ短くして無駄の少ない動きをする。
いわゆる一般的にダウンスイングと言われる打法で、その応用番が一本足打法である。
バットの動きに無駄が少ない為に、ボールを打ち易くなるがゴロにもなりやすい、極端なダウンスイングを「大根切り」と呼ぶ。
この打法の開花の為、真剣まで持ち出して練習したというが、無駄のない動きが真剣の切れ味を決めるという点では、理にかなった練習法である。
結果は御存知のとおり、王さんはこの打法で世界の王となる。

しかし、この王さんの一本足打法にはこんな話もある。
王さんが巨人監督になった時に、駒田徳広という後に二千本安打という大打者の証の偉業を成し遂げる大器がいた。
王さんは、当時、掛け出しの駒田の素質に惚れ、荒川さんに指導を依頼した。
しかし、打法の開花までの道のり半ば、試合での成績不振が続いた為、途中でやめてしまう。
但し、駒田には例外の体質があった、視力が弱いからなのか?悪球打ち、つまり「あんなボール」を打ててしまうのである。
このことで相手投手をかく乱したことも手伝って、一本足打法を習得することなく本人の努力も実って二千本安打を達成する。

確かに、一本足打法に挑戦した選手は沢山いたが、きちんと習得して結果を残した選手は数少ない。
イチローの振り子打法、野茂英雄投手のトルネード投法もそうだ、たまたま両人とも仰木彬さんという名監督の理解を得て許されたプレースタイルだったが、先ほど亡くなった元巨人の土井氏はイチローの振り子打法を否定していた。
実は、王さんの一本足打法を川上監督も快く思っていなかったという実話もある。
では、土井氏や川上監督が見る目が無いと言えば、それは大違いだし、逆に仰木さんが全ての選手を開花させたわけでもない、これは出会いの運としか言えないだろう。
ただ、誰しも願わくば自分を開花させてくれる上司や指導者に出会いたいのは同じなはずです。

これまでの話で自分が思うに、荒川さんの提唱する「無理の無い自然の動き」が自分自身の成功を産むのは確かであろう。
ただ「無理の無い自然の動き」は人によって違うのだ、偉大なプレーヤーのやり方を真似しても必ず成功するとは限らないのだ。
フィギュアスケートの安藤美姫、世界女子唯一の四回転ジャンプの認定を受けたスケーターだか、彼女にしても「何故跳べたか?」は論理的には説明は出来ない。
解っていることは、彼女は秒速にして5回転という男子のトップスケーター並の回転速度が出せ、また出せるだけの筋力とを持っているし、跳んでいる時の姿勢(ジャンプの軸)も綺麗(基本)だ。
しかし、滞空時間を稼ぐジャンプの高さとなれば、世界女子初の三回転半ジャンプの伊藤みどりさんには到底及ばない。
安藤美姫にしても伊藤みどりさんにしても、「無理の無い自然の動き」をしているのだろうが、それは本人にしか通用しにくいプレーヤースタイルに違いない。

今、自分はバーテンダーだ、しかし自分と同じ人生を歩んだとしても、10人が10人、バーテンダーになっているとは限らないし、自分と同じバーテンダー人生を歩んだとしても、10人が10人、自分と同じ「心・技・体」を持ったバーテンダーなるとは全く思わない。
自分は「無理の無い自然の動き」をしてるか?は解らない、ただ自分なりに生きているとしか言えない。
しかし、心が求めるままと言えばそうだろう、ましてや一本足打法と駒田が合わなかったように、自分も半信半疑のものを修行し習得する精神力など全く無い。
むしろ上司や指導者に反発して、自分のスタイルを貫いたことは多い。
ただ、その反発でチャンスも多く失っているに違いない。
でも、心が求めるまま自分なりに生きる、それが「無理の無い自然の動き」を産むと信じている。
このブログのテーマ、一番始めの題材にもした「あるがままに」で生きてきたし、生きているし、生きていきたい

そんな自分があるがままで頑張れる理由、それはやはり、自分の事を見ていてくれて、認めてくれる人がいること、心強いことだ、だからこそあるがままでいれるのだろう。
一番初め、小山良男さんの話をしたが「頑張れる理由」とはこういうことをいうのだろうなと、松坂を話を聞きながら胸が熱くなった。
仕事にしても何にしても、見ていてくれる人がいる限り、誰もが主役なのだ。
そして人は何に対しても努力している限り、認めてくれる人が必ずいるのだ
そこにスターとか裏方だとか線引きをする必要はないし、線引きをするような表面上しか見ない人に成功は無い。

安藤美姫はトリノで惨敗をした、四回転を失敗した時点で不振ニッポンのA級戦犯とされてしまった。
しかし一方で、引退を決意した失意の彼女を待ち構えていたものは、会場の外で出会った「四回転の挑戦ありがとう、また見せてね」の言葉だった。
今の素敵な彼女がいるのも、あの言葉に感謝したことから始まった。
感謝する大切さを知る事で、彼女は孤独感から救われたばかりか「やる気」の原動力ともなった。

バーテンダーなんて、夜の仕事なのでくだらないレッテルは多い、人様が遊ぶ時に働く仕事なのでプライベートの交友関係は限定される、しかもその多くの人が福利厚生が全く無い環境で働いている。
自分でも時々、よく続くなと思うことも多いが、やはり気持ちは小山良男さんに近いのだろう。
もちろん、給料が多いほうが良いし、勤務時間帯も人と同じのほうが良い(時々、温泉独り占めなんかの特権はあるが(笑))、世間の評価のある、日の当たる仕事であるにこした事はない。
しかし、それ以上のやりがいがあるのは自分にとって幸せなことだし、それこそが「無理の無い自然の動き」と信じている、そして見守ってくれている人達には感謝している。


WBCの二代目監督、原辰徳さんの巨人第一期監督時代に放送されたテレビの特集でこういうエピソードがある
後半戦を控えた7月のある休日。巨人選手らはある店に集まった。原さんは選手たちに「ワイン1本持参のこと」と申し渡していた。原さん挨拶のあと、ひとしきり選手らと会話ののち、自分はサッサと帰っていき、この後、選手たちはいっせいに選手達が日ごろからお世話になっている裏方さんたち(コーチやマッサージの人や諸々)にワインを注いで回り、接待を始めたのだ、つまり、この一見選手たちの決起集会とも思われた食事会は、実は、日頃選手たちの縁の下の力持ちである裏方さんたちへの慰労会だったのだ。

STAY GOID
人は、それぞれ光を放っている
若い頃から自分は行き詰った時によく夜景を見に行く
特別に綺麗な夜景を探すわけではない
夜景の一つ一つのいろんな光から、みんなが自分なりに頑張っていることを感じれればそれで良い
そんな光の波を見ていると、自分の悩みなんてちっぽけにすら思えてくる
I BELIEVE MYSEIF
自分を信じて、あるがままに前に進めばそれで良いではないか
寂しくなったら、自分を見守ってくれている人達の事を思い出せば良い
感謝することで、また新たな力をもらうことが出来る
感謝できない、そこからは何もうまれない


PS.今日は少し、何が言いたいか解らないブログになってすいません、やっぱり悩んでいるのかな???





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Last updated  Oct 7, 2009 05:41:49 PM
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