テーマ:『風林火山』(30)
カテゴリ:戦国
戦国時代をモチーフにしたドラマという感じで楽しめた。 ただ、俺の視点は、勘助メインではなく、北条家♪♪大河では初ではないかというくらいの氏康の登場には感動。ただ、出来れば、ガクトクラスのもっとかっこいい人選にして欲しかったが、まぁ、それは許しておくか(笑) 何故か、俺は戦国時代の中でも一番に北条家が大好き。その理由は、北条早雲の成り上がりを素晴らしいと思った事から始まり、それを引き継ぎ、維持した優秀な2代目の氏綱の存在もあったから。そして極めつけは戦国最強の戦上手と言われる武田、上杉と渡り合って勢力を拡張した氏康と3代にも渡り、優秀な人材が誕生し、また数カ国を支配する大名ながら家中も結束し、トラブルも無かった、歴史的にも稀に見る素晴らしい一族だからである。 まぁ、4代氏政のせいで、北条本家は没落する訳だが、ここで優れた人材さえ誕生していれば北条家は、天下に号令すらできたと思うのだ。 北条氏康の子供は、生涯妻を持たずゲイとして暮らした子の無い上杉謙信に養子に入っている。ここがチャンスだった。上杉景虎と名乗るのだが、謙信の初名を賜るくらいに気に入られていた氏康の子が上杉家を継ぐチャンスがあったにも関わらず、愚純な氏政が他人のお家争いなどとシカトしたせいで、結果景勝に上杉家を取られてしまうのである。ここでシカトしたせいで武田勝頼は景勝に協力し、上杉家は景勝のものとなる訳だ。このせいで北条家は武田家と敵対し、結果織田家の攻撃に武田家は後ろ盾がないまま滅びたのである。武田家がいなくなり北条家は織田家ととうとう領土の上で隣接する事になる訳で、全て氏政の失政であると俺は思う。 まぁ、例え景虎が上杉家を継いだとしても、上杉家全領をすぐさま北条家の傘下に収めたとは思わないが、それでも、伊達・徳川と連携していた北条家が上杉と合併し、且つ武田を押し立てていれば、戦国の世は実質的な意味での東西の対決という様相にもなっただろうというのが俺の考え。その時に、家康や政宗という先の見えた男たちが相手でも早雲、氏綱、氏康クラスの人材なら、十分に覇権を手にできる力があったと考える。 まぁ、結局のところ、ifでしかないのだろうけどさ~(苦笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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